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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

縺曖 701

Posted by 碧井 漪 on  

慣れ親しんだそれを壊したのは僕の責任だから仕方がないし、もしも、父に買って貰えず、携帯電話が無いままだったら、連絡が取れずにまた青維ちゃんがうちに来てしまう事になるかもしれないし、何より皇くんが気にするだろう。

皇くんの目の前で壊れてしまった携帯電話。責任を感じて貰わない為にも、僕がスマートフォンにして良かった作戦を展開しなくてはならない。


その為に、予備校に行くのは気が進まないけれど。


物はいずれ壊れる。


きっと今日買って貰うスマートフォンもそうだ。


日に日に使い込んで疵も付き、いずれ動かなくなる日を迎えてしまうのだろう。


大事にしても限界はある。終わりも来る。


皇くんとの未来、来年の三月と重ねてしまう。


僕が高校を卒業したら、皇くんに会う事もぐんと減るのだろう。


せめて同学年だったら、なんて、無理な事を考えて居たら、
「伸、呼ばれたよ。行くよ!」隣に座って居た姉に肩を叩かれた。


ここは携帯電話ショップ。スマホショップの方がしっくり来るのかな。


お客さんで賑わう店頭の陳列棚には、薄いボードみたいな携帯電話、ではなくて、スマートフォンが幾つも並んで居る。


多少の大きさの違い、色、値段、機能説明等もあるけれど、僕にはどれがどれだかさっぱり分からない。


軽いとか、最新機種だとか、バッテリーがどうとか、画面が綺麗とか・・・・・・


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