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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

縺曖 526

Posted by 碧井 漪 on  

「ぷはーっ。」


濡れて赤味が増した唇を、

彼は右手の甲でぐいと拭った。


その瞬間、僕の体は固まった。


熱くなった耳に、周囲の音がまるで入って来なくなった。


空になったペットボトルの口の部分と、彼の唇を交互に見て、

彼に間接的に触れられたと考えてしまう僕の唇が震え出した。

ペットボトルになりたくなる・・・いや、違う。


彼に愛される女性になりたくなる。


愛を囁かれた後のその唇で、やさしく愛でられる。


嫉妬ではない羨望。


彼に愛される女性はしあわせだろうと思ってしまう。


どこの誰かは分からない、彼が未来で愛する女性に、僕が望むのは、

彼を愛して、しあわせにして欲しいと、それだけ。


僕は出来ないその役目を、どうかお願いします。


未来で皇くんを愛し、愛それる人。


もしも皇くんがその人としあわせになれるなら、十分だから。


僕もしあわせ。皇くんが日々心から笑って、人生を全う出来る事が僕の願い。


どうしてこんなに皇くんを好きになってしまったのかは分からないけれど、皇くんを嫌いになる理由が一つも無いからだとは言える。


少しは嫌いになれたらなんて思う時もあるけれど、

それを見つける前に、どんどん好きな所を見つけてしまって、今から少しずつ嫌いな所を見つけても追い付かないと思ってしまう。


例えば酷い喧嘩をして、絶交したりするのならば、時と共に僕は彼を忘れるのかもしれない。


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碧井 漪

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