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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

縺曖 475

Posted by 碧井 漪 on  

午後の授業開始の本鈴が鳴り終わってから教室に入ると、すでに先生は教壇に立って居た。


本来なら午後の授業に遅刻だったのに、何故か遅刻とされず、そのまま席に着き、授業を受ける事が出来た。

僕が席に着く前に、島崎くん達の視線を感じたような気がしたけれど、今気にしても仕方がないと、授業に集中する事にした。


もうすぐ定期試験。最近ずっと勉強が手につかなかったから、気を引き締めないといけない。


悪い点を取れば、父の機嫌が悪くなり、母を悩ませる事になる。


そして父は言うだろう。”くだらない本ばかり読んで居ないで勉強しろ”と。


本ばかり読んで居るから勉強が出来る、なんて言われる人も世の中には居るらしいが、僕の場合は違った。


本を読むのは好きだし、知識を増やす事は楽しい。けれど、それが学校の勉強と繋がるかと言うとそうでもない。


数学の方程式は出て来ないし、英文では無いから英語力もつかない。


物理も地理も化学も世界史も、一つ一つは掘り下げられていない。


古典は、まあ好きだけれど、そればかりを読むのはしない。


何が好きなのか、何がしたいのか、自分でもまだよく分かって居ない。だから僕は、その答えを本の中に求めて居るのかもしれない。

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碧井 漪

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