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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

近男 -Kindan- (R-18) 改稿版 7 情欲の始まり(37~45話)

Posted by 碧井 漪 on  

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小説15禁・18禁(性描写あり)


悪戯に微笑む流星に捉えられたままの輝美の唇の隙間からは、喘ぐ声と吐息が零れ続けた。

「はっ、んくっ…んっ、ん…!」輝美の膝はガクガクと揺れ、脚はすでに力が入らない状態になっていた。

ソファーの背凭れに押し付けられている背中に体重を預けた輝美は、流星に上から塞がれる唇から、全身を巡る甘やかな痺れに囚われたまま動けなくなってしまった。

キスをしながら流星は、輝美の上気させた頬と、目尻から零れる涙を見て、とても嫌がっているようには見えず、輝美を更に喘がせたい衝動に駆られた。

「はっ、はっ、はぁ…!」

ようやく流星のキスから解放された時、輝美は上半身を裸にされていて、頬も上半身も赤く上気しているのが、流星だけではなく輝美にもはっきり判る程だった。

「あっ、ちょっと流星!シャツ!ブラも返して!」
「俺のパンツ脱がしてくれたら返す」

輝美は絶対しないだろうと、勝ち誇って見える流星の顔が癪に障った輝美は、流星の挑発に乗り「…いいわよ。こっち向いたまま動かないで」自分のカラダと入れ替えた流星の背をソファーの背凭れに押し付けた。

「何それ」流星は余裕があるのか、片方の口角を上げ、にやりと笑った。

ソファーにふんぞり返る姿勢で座らされた流星の開いた両脚の間に立て膝で向き合う輝美は、流星のスウェットトレーナーとTシャツを脱がせると、流星の胸の突起に舌を這わせながら、両手の親指をスウェットズボンの腰に掛けた。

「立って」

流星は立ち上がりソファーの前に足を開いて立った。

輝美は流星の腰からスウェットズボンを引き下ろし、ボクサーブリーフもゆっくり下ろした。輝美は「昔はトランクスだったのにね」と呟いてフッと笑った。

「もうコドモじゃないよ」照れたのか、ふてくされた声を出した流星の、リビングの灯かりの下に晒された何も着けていないカラダは、あの頃よりずっと大きく逞しくなっていた。

こくん。喉を鳴らして口を開けた輝美は、先走りで濡れた流星の赤黒くて雄の匂いを強く放つ先端から呑み込んで行った。

咥えるのは好きじゃなかったけど、流星のは…好き、ううん…もっとしたい。あなたが喜ぶからというより、こうする事で私が安心したいだけなのかもしれない。あなたのカラダに触る事を許された女、今は誰よりも、きっと彼女よりも、そうでありたい。

口から吐き出す事の出来ない気持ちが、私の心の中を埋め尽くしている。私を好きになって。もう一度、愛して。結婚は出来ないけれど、愛されたいなんて、都合が良過ぎるけれど…本当は、あなたから離れたくない。

今日、何をしていたの?サチさんに会ってないって言うけれど、誰と会っていたの?このカラダで、私以外の女を抱いた?

伝えられない想いと嫉妬が相まって、輝美の体の欲を一層強くしていた。そして流星のモノにしゃぶり付きながら、輝美は涙を零した。

含んだ先端から、裏筋を舌先で辿りつつ、茎を窄めた唇で扱き上げる。口から溢れた唾液で濡れた茎の根元を、輝美は五指で軽く締めながら擦り、硬くなって来る陰嚢を下から包むように、反対の五指でやわやわと刺激した。

冗談のつもり、というより、ねだってもしないと思ってた口淫を輝美に施された流星は、夢心地だったが…

「ちょっと、輝美…なんで、泣いてるの?」

ぐす、ぐすっ、ずっ、ず…っ、流星は、輝美が涙を零している事に気が付いた。

「輝美、ちょっと!嫌ならやめて…!」流星は手を伸ばし、輝美の肩に触れて止めた。

しかし輝美は息苦しそうに顔を顰めても、洟を啜りながら、それでも口に咥えているモノを離そうとしなかった。

悔しい…私のものにしてはいけないけれど、でも、他の人のものにしたくない…流星の事を独占したいだなんて、私は最低な女。流星の未来を考えたら駄目なのに、こんな事…でも…ぐす、ぐすっ、ぐすすっ!

「もういいって、離して輝美」
「んーん…!」輝美は流星のモノを咥えたまま、離さなかった。
「痛い…」流星がそう言った途端、輝美は手と口をパッと離した。

輝美の発した「ごめ…」んなさい、を遮ったのは、流星のキスだった。輝美の口の中に押し込まれて蠢く流星の舌先は、輝美の本当に言いたい言葉を探り出してしまいそうで、輝美は少し怖くなって顎を震わせた。

輝美の唇から離れた流星の唇は、耳朶を食み、舌先は耳孔を舐った。

あ…それ、弱い…!

背中にゾクリとした感覚が這い上がった時、すでに流星の唇は輝美の首筋を唾液で濡らしながら下へと辿り、剥き出しになった胸の頂は、流星の両手の指で抓まれ、いいように捏ねられて「ああっ…!」輝美は思わず甘い声を漏らした。

すでに流星の指先は、輝美のコットンパンツのウエストを掻い潜り、ショーツの中へ後ろから忍び込んでいた。流星は輝美の胸に吸い付きながら、欲の溢れ出した雌のやわらかな孔に指先を挿し込んだ。

グチャ、クチャッ、グチョッ…!

「ナカ、ベトベトだ。ああ、そっか、生理中だっけ。多分、血だね…」

輝美は生理中だから、のぼせてなくてもカラダが疼いて、俺のこんな誘いにも易々と応じたのか…と、輝美の気持ちに気付かない流星は、とてもがっかりした。

「あっ、はぁっ!や、あ、ぁ、んんっ!」

ソファーに腰掛けたままの流星の指で、疼く膣内を激しく掻き混ぜられている輝美は膝で立っているのが辛くなり、向かい合う流星の胸に顔を埋め、縋り付く姿勢になった。

「あ、あ、あ…もう…いき、そう…!」

クチャ、ピチャッ、クチョッ…輝美の濡れてぬるつく襞の間に右手の指先をゆっくり滑らせ続ける流星は、輝美の感じる部分を執拗に責めた。

一方、流星の左手の指は輝美のナカ深く埋め込み、一本、二本、とナカを掻き回す指を徐々に増やした。輝美が三本目の指を期待をしつつも達しそうになった寸前…流星の指は輝美の膣内から抜かれた。

「ふ、あ、あ…っ、は…っ…はっ、はっ…」あと少しでイク所だった…

荒くなっていた呼吸が落ち着いて来た輝美に「イキたかった?イカせて欲しい?」と訊いた流星は、輝美の血で汚れた指先を、唇の間から覗かせた舌先で舐め、不敵な笑みを浮かべた。

「流…」今まで見た事のない流星の表情を見てしまった輝美の背に、ゾクリと冷たい何かが走った。


一瞬の間に輝美は、流星にソファー下のラグの上に仰向けに倒され、コットンパンツとショーツを一緒に脱がされてしまった。全裸にされた輝美の両脚の間を開き、体を割り込ませた流星は、血と蜜が混ざって溢れて来る秘処に二本の指を突き挿した。

「ひ…っ!あ、あ…!」

ぐちゃ、くちゃっ、ぴちゃっ…!

「いいよ、イカせてあげるね。輝美の大好きなコレで」

ブィ、ブィイーン…! 何かの機械の振動音が聞こえた。聞き憶えのある音に、ハッとした輝美は視線を向けた。

ソファーの上にあったタオルの中から流星が取り出したのは、輝美が独りの時に愛用していた男根型バイブレーターだった。

指を抜いた部分に流星は、ウィンウィンと機械音を放って規則的に動き続けるそれを、輝美のナカへ、ゆっくり埋(うず)めて行った。

「くっ、ふぅ、う…ぁっ!」

冷たくて、動くリズムが一定間隔の、男の一部を模した機械は、流星の手で輝美のカラダのオクへ押し込まれている。

「気持ちいい?輝美。電池交換しておいたから、動きが良くなったでしょ?ねぇ、どう?輝美はコレがあれば独りでも生きて行けるんだよね?だから俺なんて必要なかったんだよね?」

笑みを浮かべた流星は、嬉しそうではない声で輝美に訊いた。その流星の瞳は、輝美にはどこか悲しそうに見えた。

「は、はぁ…っ!う、う…ぁううっ!」

強過ぎる刺激を生み出し続けるバイブは、輝美の膣内壁を激しく擦り、快楽どころか痛みを与えていた。ぎゅっと目を瞑り、体の横で両手の拳を握り締めた輝美は、横にイヤイヤと首を振った。

「もっとオクがいい?これでどう?…まだイケない?いつもならとっくに達してるのに、キモチ良くないの?」
「い…いや、これ、じゃ…イケな…抜い、て…」

捩った輝美のカラダはバイブの振動で小刻みに震えていた。

「イッたら抜いてあげる」
「や、めて…こんなの、やめ…んっ!ああ、あ…!」

流星はしばらくバイブで輝美のナカを犯し続けた。膣内を蹂躙する機械の動きに慣れ始めた輝美の胸の頂きを、流星は口に含み、ちゅうちゅっ、と吸った。

「は…!あ、あぁ…っ!や、ぁっ…!」

片方の乳房を揉みしだかれ、片方の乳首を流星の唇と舌で嬲られ続けた輝美は、とうとう機械を挿されている部分でも感じ始めた。

また…イキ…そう…!

はぁはぁ…再び輝美が達しそうになった時、突然流星はスイッチを切ると、輝美の膣内からバイブを引き抜いた。喘ぎ続け、涙に潤ませた輝美の目が、じっと流星を追っている事に気付いた流星は「そんなに欲しい?なら、言ってよ。俺が欲しいって言って…」と、無理だと諦めつつも持ちかけた。

「欲しい…」
「嫌だ」
「……」
「ちょっと触っただけでこんな風になって…そんなに快楽の方が大事?知ってる?輝美、こういう事は誰とでもしていい事じゃないんだよ?赤ちゃん産んでもいい人しか受け入れちゃいけないんだよ?男は馬鹿だから、ここに挿れさせてくれたら、自分の子を産んでくれる相手だって思い込んじゃうんだよ?抱かせてくれたら、自分だけのものになったって気持ちが強くなっちゃうんだよ?」
「りゅう…」
「俺を受け入れる?カラダだけじゃなくて、輝美の心に、俺を受け入れてくれる?」
「……」

黙り込んだ輝美に、強気だった流星の声が変化した。

「お願い、輝美。少しでいいから、俺を男として愛してくれない?」流星は縋るような視線を輝美に向けた。

私はもうすでにあなたを男として愛してしまっている──でも、それを流星に伝えるのは間違っている。

輝美は、自分の心を満たしている想いに目を瞑った。

私はあなたの為に、あなたを受け入れない。

輝美は流星との完全な別れを覚悟して口を開いた。

「…いい、もうやめましょ……うっ?!」

しかし、輝美がそう言ったのにも関わらず、流星の手で両脚を大きく開かれた輝美のカラダのナカにググッと、指よりも太くしなやかな男根が押し込まれた。

「あ…ぁっ!」

ずぷん!流星の熱く張り詰めたモノは、輝美の空洞だった部分をびっしりと埋めた。

冷たい機械とは違う──あったかくて、すごく気持ちいい…

熱を帯び、どくんどくんと脈打つ力強い流星のモノは、輝美の熟れた内襞にぴたりとくっついて、二人に一体感を与えた。

「やっぱりやだ…輝美が求めてくれなくても、俺が欲しいからやめない。俺は輝美が欲しい。ここも、そこも、全部。ゼンブ──俺のものにしたくて堪らない!」

切なさを滲ませた流星の訴えは、輝美の胸に迫った。

グチュッ、グチュ、クチュッ…流星の力強い抽送が始まった。輝美の奥に届き、カラダ全体に響く、その流星の刻むリズムは、無機質な機械よりも、輝美の波長と合っていると改めて感じ、とても心地良いものだった。

『俺は輝美が欲しい』
『俺のものにしたくて堪らない』

ああ…!

快楽だけあればいいなんて思っていた私も、流星から求められるこれ以上の快感は知らない。自分でただ欲を鎮めるのとは違う──私の全部を欲しいと求めるあなたの衝動に心が満たされ、私のカラダのオクにはあなたの熱が与えられ、残される。

キモチイイ、ココロも、スキよ…こんなに、あなただけ、ナニヨリホシイ。私のイノチより、あなたがタイセツ。こんな気持ちが存在する事を知らなかった──人に愛されて、人を愛する喜び。

「あっ、あ…あ…!」今度こそ、イッてしまう…!

あなたが私のナカに深く入り込んで、私があなたをトラエテイル?それともアナタニトラエラレテ──あぁっ!

ぐっ、流星のモノが輝美の奥を突いた時、輝美は達した。ビクッ、ヒク、ヒクヒク!

「輝美?」
「あ、はぁ…っ、流星…イッ、ちゃった…はぁ、はぁ、はぁ…!」

流星は一度腰の動きを止め、けれどカラダを繋げたまま、下にある輝美のカラダを抱きしめた。

「俺は、一生輝美の傍に居たい輝美の良い所も悪い所も、全部知ってる。だから、全部受け入れられる。頑固な所も、素直じゃない所も、気が強い様に見せている所も…輝美を作るものは一つも否定したくない。丸ごと、愛おしいと思えるから」
「うん…居て、私の傍に居て…」
「輝美は、輝美を抱く男なら誰でもいいの?それとも俺じゃなくちゃ駄目?」

まだ熱い頭の中で、輝美は懸命に言葉を選んだ。

「あなたと同じよ。私もあなた以外と暮らしたいと思わない」

「何それ…」両手を輝美の肩の横に突っ張っている流星は、ふいと顔を右に背けた。

耳が赤い。流星、怒っちゃった?

『あなたじゃなくちゃ駄目』とストレートに言えないからって、遠回し過ぎて伝わらなかったかしら?

「あのね、流星?」輝美は流星の顔を下から覗き込んだ。
「イキそ…!」流星は輝美のナカへ抽送を再開した。
「あっ、えっ、何、突然…あ…っ、や、だめ、ナカで出しちゃ、抜いて、ダメ、ナカで出すの、だめっ…!」
「ムリ…キモチヨスギ…ココロもイキそ…!」掠れた声が、輝美の耳殻に触れている流星の唇から漏れた。

う…ああ、また?もう、キモチ、良過ぎて、おかしくなる──

ぐぅっ…再び高みに突き上げられた輝美のカラダは、眩暈を伴う感覚に酔わされて、真っ白な世界へ委ねる以外の事が出来なくなってしまう。

「ふ…あ、っ!」ビクッ!輝美は背を弓なりにして、大きく跳ねた。

ビクビク、ビク、ビクッ!

「あ…あぁ…!」

グッ、ググッ、キュウ、キュウッ!

輝美の子宮の入口へ続く内壁は、そこをいっぱいに埋めている流星の陰茎を更に奥へ呑み込もうと強く締め上げた。

「く…っ…!」流星が唇の端から漏らした声を聞いた輝美は、ホッとした気持ちになった。

ドクッ!輝美のカラダの奥を突いた流星のモノから、体液が溢れ出て、すでに血でドロドロになっていた膣内を更に濡らした。

輝美の中に罪の意識はあった。でもそれ以上に愛おしい人に抱かれる喜びを、強く感じていた。

流星の、いっぱい…あったかい…キモチいい…

輝美のカラダの中で流星の熱と体液が混ざり合った。同じ熱を感じ、一瞬同化した感覚を味わった二人は、深いくちづけを交わした。

甘い倦怠の中で、互いに思い浮かべていたのは、運命の相手という言葉だった。どうしても抗えない運命と、流星の気持ちを素直に受け入れた方が楽になれると、輝美も気付いていた。だけど…輝美は最後の一歩が踏み出せずにいた。心と体が一つになっても、二人を取り巻く世界に認められない。

二人は、しばらくぐったりと、汗が乾くまでリビングのラグの上に、繋がったままで転がっていた。

「輝美から離れなくていい?」

どきっ!その言葉、私が流星に言われたかった言葉、そのもの。でも、今の状況下で欲しい言葉ではなかった。

「…駄目!そろそろお風呂行くわよ」
「ムードないなぁ…」
「それはそっちでしょ!リビングの床の上でいきなりガツガツ、獣みたいに繋げたのは」
「輝美…澄ました顔で、生々しい状況説明しないで。エロ過ぎる」
「エロいのは流星の方でしょう?…ナカに挿れたままのCHINCOが、ドンドンまた硬くなってるわよ?」
「嬉しいくせに」
「今ここで動いたら、ラグが汚れちゃうわ。そっちにあるティッシュ取ってから、そうっと抜いて」
「すでに汚れてる。ラグは俺が洗うから、いいでしょ?もう一回」
「ふぅ…それなら、お風呂でしましょう?その方が楽だわ」
「しましょうって、え?いいの?」
「いいも何も、もうしちゃったじゃない…」
「しちゃったって…今の輝美、すげーカワイイ」
「なっ、か、可愛いって、年上に向かって何言ってるのよ!…っ、きゃっ!ダメっ、腰動かしたらダメッ、流星!」
「むーり。あー、早く”塩谷輝美”にしたい」
「はぁっ?私はあなたが生まれる前から”塩谷輝美”ですけど?…っ、あん!もう、動かさないで…さっきのセイシ、漏れちゃう!」
「俺が生まれる前から、輝美は俺を待っててくれた、みたいに聞こえるけど」
「そ、んな、ワケ、ないで、しょっ…はぁんっ!」
「輝美のMANCO、熱くてグチョグチョで、俺のCHINCOを呑み込む時をずーっと待ってたっていってるよ?正直で可愛いなぁ、輝美のMANCOは」
「ば、か…っ!何言って…あ…やっ、もう、や、ダメぇっ!ひっ…んんっ!や、めて、クリはもう触っちゃ、あぁん!胸も今、イヤぁッ…!」
「イッちゃえ、輝美。この先、何度でもイカせてあげるからね。ずっと、俺だけがイカせるから…」
「あ、イク…またイッちゃうっ…!」

パチュ、パチュ、パチュッ!男と女の交わる水音が明るい部屋の中に響いた。

難しくない行為は、時間と場所、そして相手を限定される。明るい部屋の中で、伯母と甥という立場を忘れてこのような事…許されない。それでも、男女である限りその行為自体は可能で、命を脅かされる事もない。

背徳を感じながら暮らす人は案外沢山いる──輝美はまだ、そちらの考えに心を動かせなかった。しかし、カラダだけは、動いていた。

この快楽に抗えないのは、相手が流星だから…身も心も貫くあなたに、私は溺れ切ってもう抜け出せない──

「またイク、あっ、アー…イカされちゃうぅっ!!」

ビクッ、ビクビクビクッ!ヒクヒク、ヒクン!

「俺も、デる!くぅっ…!」

ドクッ、ドク…ドプドプッ!

はっ、はっ、はぁーっ…!

剥き出しの肌と肌は、汗でぴたりとくっつき、早い呼吸を続ける二人の口も、いつの間にか重なり、熱くなり過ぎた吐息を奪い合うようにキスを繰り返した。

愛してるって言わなくても、流星には十分伝わっていて、私に愛してるって、そのまなざしで返してくれている。口に出来ない想いだけれど、心の中で愛し合っている事実はどう足掻いても変えられないのね。

あなたへの想いは家族としての愛だと思っていたけれど、同じ事だった。愛に種類がある訳ない。親、子、夫婦、恋人、パートナー、友人、愛は愛だった。

自分の命より、大切に想う相手。自分が死んだ後の事も、案じてしまう相手。あなたとは、親にも子にも夫婦にも恋人にもなれない関係だけれど、それでも、愛していると認めるわ。

「大好き、流星」
「どうしたの、急に…怖いよ、輝美」
「そう?気持ち悪かったかしら?ごめんなさい」

そういえば以前、テレビで思春期の男の子が肩を組んだ母親に向かって「くっつくなよ」と照れながら悪態吐いていたわ…

「何で、今日はのぼせてないのにそんな事言ったの?ハッ、まさかこの後、また追い出すとか考えてる?」
「考えてないわよ。そんな、大好きって言っちゃったからって気味悪がらないでよ。もう言わないから」
「やだ、言って。もっと言え」
「なにそれ」ふふっ、輝美は可笑しくなって笑った。
「俺、すっごく、しあわせ」
「えっ?」
「輝美に”大好き”って言われる日が来るなんて…俺、ほんと生きてて良かったぁ!」
「ふっ、ふふふっ、あははっ、なに、それ…ぐすっ…」輝美の目に涙が込み上げた。
「輝美、どうしたの?泣いてる・・・何で?」
「何でもない!泣いてない!」
「まさか、感動して泣いちゃったとか?俺が生きてて良かったとか言ったから?」

ぎくっ!流星ってば、本当に勘が鋭いんだから。

そうよ、嬉しかったのよ。あなたが『しあわせ』と口にしたから。私はあなたにしあわせを与えたい。だから、そう思ってくれたのなら、本当に嬉しいわ。

あれとおんなじよ。ほら、息子がお母さんに”産んでくれてありがとう”と言われた時のような感じよ。私は産んでないし、育てたって程でもないけれど、一緒に居て、不幸だったと言われるより、しあわせだったと言われたら誰だって嬉しいでしょう?

「輝美」

どきっ!

「俺は、輝美を愛してる。他のどんな人よりも、俺が一番、輝美を愛してる自信がある。ずっと傍に居るから。年下だけど、男として、輝美を守るから」
「……!」

どきっ、なんてものでは済まされない。ばくっばくって胸が鳴ってる。恥ずかしいくらい乙女チックにときめいて。悪くないけど、でも、23歳の男の前で、私、とても35歳では居られない。本当に恥ずかしい。

半分の18歳に戻れたらいいのに。あなたより年下だったら、素直に「守ってね」と言えるのに。

「わかった。絶対守るから」
「え?私・・・声に出してた?」
「うん、って首動かしたでしょ?」
「う、動かしてた?」嘘、そんな…
「輝美の考えてる事、大体解る。だって、散々本音聞かされて来たから」
「いつ…?」
「のぼせて、前後不覚になった時。輝美が俺の事をどれくらい愛してるかって、ぜーんぶ知ってる」
「えっ…!」
「のぼせてなくても熱い女だよね。クールを装うナカはアソコも含めて全部熱くて情熱的な女。輝美って本当に可愛い。女はさ、初めてセックスした男を忘れないって聞くけど、それって男もだよ。俺の童貞捧げさせられた女、忘れられる訳がなかったんだよな。俺の16の誕生日…あの日からもう、俺は輝美のものだった」
「えええ?!流星の16歳の誕生日…童貞捧げさせられたって、その話、まだきちんと聞いた事がなかったけれど…」
「聞きたい?」
「聞きたくはないけど、でも気になっていたわ。あの夜、何かがあって、それから流星は変わったのよね」
「そう。あの夜、俺が輝美の串付きウインナーを食べなければ、こうなってなかったかも」

チュッ。流星は輝美の瞼にキスを落とした。

「俺だけ、愛してよ」

私は唇を強く引き結んだ。そして心の中で言った。

『あなたしか愛せない』

じっと視線を交わした後、すぐに瞼を閉じた。

あなたの唇が降って来たから。

軽いキスの後、目を開いた私にあなたは「ここに来る前、ここを出る前、ここを離れてから、怖かった。俺は独りが怖かった。世間の誰からも必要とされてないんじゃないかって…」と言った。

「流星、どうしてそんなこと…?」

「中学の時、おふくろがそう思っているんじゃないかと考え出したのが最初だった。正輝と結婚すると聞かされた時、おふくろにとって何より大事なのは俺じゃなく、正輝だってはっきり判った。高校は中学の時の友達もいなくて、進学校だったからみんながみんなライバルで、腹割って話すとか出来なかった。悪い仲間って言われてた連中とツルんでる時は楽だったけど、寂しいとか弱音吐けなかったから、結局ストレスになって…こんな状態で生きてっても、苦しいだけなんだなって気付いた時、どうでもいい、いつ死んでもいい、そう思ってた。輝美に出逢って、ここで暮らし始めてからも、俺はお荷物なんだって思ってた。俺が出来る事は、バイトして金稼いで、早く自立する事だけだって考えてたそんな時、輝美は知らないと思ってた俺の誕生日の夜、帰って来て冷蔵庫開けたら、手が震えた。沢山のご馳走と俺のバースデーケーキが入ってて、おふくろ以外にまだ俺の存在を認めてくれる人が居るんだなって…でもそれは凄く擽ったくて、腹は減ってたけど、輝美がいないのに勝手に料理に手を付けたくなかったから、調理台の上の皿にあった串付きウインナー、輝美の夜食かなと思って食べたら、エライ目に遭って…」

「エライ目…って?」
「聞きたいの?俺の童貞喪失体験。あれは、ちょっとな…」
「ど、ドウテイ?」

ごくっ…輝美は息を呑んだ後、言い澱む流星に、あの晩の事実を教えてと初めて訊いた。

「そんなに訊きたいなら話してもいけど、もう過去の話だからな?お風呂入ってベッドで話すよ。あ、その前に、グラタン…冷めちゃったね」
「そうね…それどころじゃなくなっちゃってたわね」
「ははは。じゃ、一緒にお風呂行こう」

流星の逞しい腕に支えられて歩いた。もう、すっかり大人…流星は、私よりもしっかりしている、そう思える時がある。

お風呂と食事を済ませた後、輝美と一緒にベッドに潜った流星は、あの晩の事を話し始めた。

「俺の16の誕生日の夜、バイトから帰ると汗だくで、シャワー浴びようと思ったら、輝美が湯船に入ってるみたいで、全然出て来なくて…輝美はこんな暑い時期によく湯船に入れるなって思ったのを憶えてる。腹が減ったから、先に何か食べようと思って、冷蔵庫を開けたら、普段の夕飯じゃない料理の皿の数々と、ケーキの箱が入ってて、一瞬俺、帰って来る家を間違えたかと思って冷蔵庫を閉めて、食器棚の中の茶碗とか確かめたら、間違いなくて。カレンダー見たら、俺の誕生日だったのを思い出して、それからなんだか恥ずかしくて。冷蔵庫の料理は勝手に手を付けるの悪いなと思ったから、とにかく何か食べるもの、ガサガサ探してたら、調理台の上に、茹でた串付きウインナーがあってさ、多分輝美の夜食かな?と思って、一本くらい貰っちゃえと、とにかく腹ペコだったからウインナーをムシャムシャと食べ終わって…」



(7年前)

もぐもぐ…これだけじゃ足りないな。

カラン…流星は皿の上に、ウインナーに刺さっていた串を置いた。

ペタ、ペタ…

ん?裸足の足音?湯気?

「まさか…私の、アレ、食べちゃったの?!」

キッチンシンクの前に立っていた流星が廊下を振り返ると、風呂上がりでバスタオルを巻いただけの輝美が、握り締めた拳をワナワナと震わせて立っていた。

「え?あ、ごめん。腹減ってて…」
「ごめんじゃすまないわよ!どうしてくれるの?!」
「え?」

オバさんがこんなに怒るなんて…よっぽど高級なウインナーだったとか?

流星は皿の上の串へ再び視線を落とした。

普通のウインナーだ。確かに、おふくろと二人の時は、串付きウインナーは高かったから買わなかったけど。冷蔵庫のごちそう食べたんじゃないんだから、そんなウインナー1本位で怒らなくたって、とムッとした流星は「買って返せばいいんだろ?腹減ってんなら、何か別の物、食えばいいじゃん」と輝美に言い返した。

「何て口の利き方してんの?!」

ガッ!流星は、顔も体も赤い輝美に胸倉を掴まれ、額に額を付けられ凄まれた。

流星は輝美の目が据わって居る事に気付き、酔ってる?と思った流星は「水飲んで、早く寝ろよ!オバさん!」と大きな声を出した。

すると輝美は「あ、うう…!」急に呻いて、流星の肩にしがみ付いた。

「オバさん?どうしたの?」

はぁはぁ、荒い息を繰り返してフラつく輝美の具合を心配した流星は「何?吐きそう?」と訊いた。

激しく首を横に振る輝美の様子が怖ろしくなった流星は 「オバさん!どうした?救急車呼ぶ?」と輝美の耳の傍で聞こえるように言った。

「べ…ッド、連れて、って…!」
「わ、わかった」

流星は、輝美に首にしがみ付かれたままの姿勢で、後ろ向きに歩き、脚に力の入らない輝美を引き摺るようにして、何とかベッドルームへ移動した。

開けた事のないベッドルームのドアを開け、灯かりを点けた流星は、初めて内部を見た部屋の入口で一瞬固まった。

何だこのデカいベッド…外国の城にあるナントカ姫の部屋って感じの、屋根付きのベッド…すげー。

「う、うーっ…!」

天蓋付きのクイーンベッドに驚いて止まっていた流星は、輝美の唸り声でハッとし、再び動き出した。

ベッドへ体を捻って輝美を倒した流星は、ようやく輝美の両腕を首から外そうとした時「うう…!」輝美が唸り声を上げた。

「どうしたの?大丈夫?」
「アツい…おみず…!」
「水?わかった、水持って来る!」

流星がキッチンから水の入ったグラスを手にしてベッドルームへ戻ると、ベッドの上の輝美は、バスタオルを開(はだ)けて全裸になっていた。

「わわっ…!」お、女の、ハダカ…!

しかもベッドに仰向けに脚を開いて、普段、人に見せない部分をだらしなく曝け出している輝美の姿は、女を知らない16になったばかりの青年には刺激的過ぎた。

は、鼻の奥が痛い…ゴホン、と咳払いした流星は、膝をカクカクさせながら、輝美が横たわるベッドに近付いた。

「はぁ、はぁ、はぁあん!」

荒い息と共に吐き出された艶めかしい喘ぎ声が勝手に耳に飛び込み、まだ女を知らない若い雄芯でも、敏感に反応して、酷く疼き出してしまった。

俺、何考えてんだ。今はハンノウしてる場合じゃないっつーの。

邪欲を振り払おうと流星は首を振り、声を張り上げた。

「オバさん、オバさん!水、持って来た!」
「あっ、あ、ああぁ…!」

ベッドの上の輝美の全身の肌は赤く上気し、見ているだけでのぼせそうだと流星が思った時、流星は、グラスを持っていない方の手首を輝美に掴まれ、ぐい、と引っ張られた。グラスの水が零れそうになり、そっちに気を取られた流星は、バランスを崩し、輝美のカラダの上に倒れ込んだ。

ぐにゃっ…!俺の胸の辺りがやわらかい。何だ?と胸の前に手を挿し込むと、枕よりやわらかい、ドーム状のぷにぷにとしたものを掴んだ。

何、コレ? 手でむにゃっ、むにょっ、と握る度「あん、はっ…!」と声が上がる。

「え?」

横を見ると輝美の顔があった。流星のカラダの下には、輝美のカラダがあり、二人はクロスの形に折り重なっていた。

「わ、わ、わーっ!」このぐにゃって、オバさんの胸だったのか。うわ、こんなやわらかいの?超気持ち悪い!

流星は、初めて女の胸に直に触れたその感触を嫌悪した。

途端、流星の右手のグラスがひっくり返って、中の水がバシャッ!と零れ、輝美の下半身とベッドを濡らした。

「つ…めた…!」
「あ、わわわ!」

流星は慌てて身を起こし、グラスをドレッサーの上に置くと、ベッドの上にあったバスタオルで零した水をゴシゴシ拭き始めた。

輝美の内腿、腹部、そして陰部…流星がタオルで擦る度、ビクビクとカラダを震わせた輝美は、タオルを持つ流星の右手首を両手で掴んだ。輝美は流星の手を開かせ、指を自分の陰部に押し当てた。

「挿れて…その指…早く…!」

え?と思った流星だったが、輝美に人差し指の根元を掴まれ、脚の間に押し込まれた。

ぐに、ぐにっ…!な、なんだこの感触。

じゅぷぷぷっ…!ぬるぬるしてて、熱い窄まり。

まさか肛門?!いや、それにしては位置が違う…もしかするとこれって、アレのアナかもしれない。

セックスする時の、女のアナ。

濡れてて熱くて、デコボコしてて、すげー気持ち悪い。ナニコレ、こんなトコにCHINCO挿れて、ほんとに気持ちいいの?

土木作業バイト先のガタイのいい男連中が話してた。

『アソコがスゲー締まるオンナとやりてぇー』って。

はぁっ?こんなグニグニで締まる?とか、意味が解らない。やわらかくて締まるって、どんなだ?

挿した指は締まるというよりベチョベチョした襞にねっとり包まれてる感じだ。全然キツクない。そうか、オバさんは締まらない女なのかな?締まる女と締まらない女、やりたいのは締まる女?

さっぱりわかんない。

「あ、あ、も、っと、ナカ、オク、挿れてぇ…!」
「こ、これ以上はムリだよ。入らない」

指は目いっぱい伸ばしてる。中指に変えてみたけど、1センチ変わるか変わらないか。

「ナガいモノ、挿れてぇ…はやくぅー!ウインナー食べた責任、とってぇー!」
「ウインナー食べた責任って、今関係ないじゃない…か?」流星はハッ、と気付いた。

あのウインナーの形状って、もしかすると…オトコのCHINCOの代わり?確かにアレなら、指より長い上に、棒が付いてて、ココを突くのに指よりは楽…

まさか──と思ったけど、そのまさかだという事がこの後スグ、判明した。

じーっ…輝美は流星の股間を注視していた。

それに気付いた流星は「ちょっ、何見てるの。やめて、俺、そういうの…」俺のココ、ウインナーじゃないし。

「はっ、はっ、は…っ、お、ね、がいっ!わたし、もう…」

涙目の輝美は起き上がると流星の腰ベルトを掴んで、そして、ベシャッ!輝美はベッドの上に力尽きてうつ伏せに倒れた。

「え?あ、おい!オバさん、オバさんっ!」

大変だ!あんなに息が荒かったのに、今はピタリとやんで、まるで息をしてないみたいだ…

ど、どうしよう!とにかく救急車!…って、オバさんが全裸でぐったり状態で?マズイ、このまま救急車を呼んだら、警察とか来て、オバさんをこんな風にした犯人が俺だと思われる。

それは避けないと。それに救急車が来るまでに死んだらもっとマズい。呼吸、人工呼吸だ。とにかく、嫌だなんて言ってられない。死んだら殺人事件になっちまう!

『同居の男子高校生が伯母を全裸にして殺(あや)める』

いやいやいや!俺、殺してない!早く、息、取り戻さないと!

流星は輝美のカラダをゴロンと仰向けにして、見様見真似の人工呼吸を輝美に施した。

マウス・トゥ・マウスって、これでいいのか?

ふーっ、ふーっ…

輝美の口の中に呼気を吹き込む流星は必死で、気付かぬ内に、むぎゅっ、輝美の胸を掴んでいた。

「あ、ふっ…!うう!」

くちづけ、そして乳房への刺激に反応した輝美は、脚を開いてバタつかせた。

「ちょっ、オバさん、大丈夫?」何とか息を吹き返したみたいだけど、すごく暴れ出した。
「イレ、てぇっ、はや、くぅ…っ!」

輝美は強い力で流星の襟首を掴んで引っ張った。


「く、くるし…離して…ゲホッ!」
「こ、コレ、イレてくれたら、離すから…!」
「これって…」

くっ…輝美の手は、流星の股間の膨らみをズボンの上からしっかり捉えていた。

「セキニン、取って…」流星の耳に、輝美の熱い息が掛かった。

責任って、それ、なんか違うと思うけど…

ドックン!オバさんの手に触られて、なんか、変な気分になって来た。

ヤッていいっていう女のカラダがここにあって、俺も一度はヤッてみたいと思ってたけど、でも…相手はオバさんだしな…

「ハヤク…!」

ちきしょー、わかったよ。

観念した流星は、ズボンを脱いだ。

ヤッていいっていうんなら、ヤッてやる。責任はオバさんが持てよ?

流星は下着も脱いだ。

で…どうすんの?と考える間もなく、オバさんの手が、俺の上を向いたCHINCOの根元をギュッと掴んでグイッと引き寄せた。

「いっ、てぇー!」
「コレ、ハヤク、ココ…イレ、てぇっ!」

引っ張んなよ、いてぇ…くそー、何でこんなコトに。

そうだ!俺のCHINCO、オバさんのMANCOにイレたら、俺、童貞じゃなくなるんじゃ…マズ、マズいだろ、それ。俺だって、ハジめては好きになったオンナとシたい。やっぱりこんなコトやめて、オバさんのココに突っ込むのは何か別のモノで代用しようと考え出した矢先…うっ!

ず、ず…ぷんっ!流星の茎の先は、輝美の手により、強引に蜜壺の中に埋め込まれて行った。

俺の腰、グッて掴まれてる! 逃げられない…っていうか、吸われてるカンジ。穴のナカに、吸い込まれてく!まるで掃除機のホース?グイグイグイーッて、絞られてる、俺のCHINCOが、輝美のMANCOに。

あ…なんか、変な気分。オバさんのカラダが揺れる度、ビクビクする。何だ?この感覚。

あっ…これは知ってる。自分の手でスル時、ココ、擦ると気持ちイイ、んっ!あっ、すげっ、グネグネ、うねうね、キューッキューッって、360度締められながら、深みに呑み込まれてくぅっ…!

「動かして、腰…オク、突いて!」
「お、奥?突くって、締められて、動けないよ」
「腰、少し引いて、強く押し込んで!」
「引く?え、えっ?こ、こう?」

ず…ずぷん、ず、ずずん!

流星は繋げた部分を気にしながら、輝美に言われた通り、腰を引いて、そして打ち込んだ。

あっ、この動き、疲れるけど気持ちイイかも。

ぬちゅっ、ぬぷっ、ぷちゅっ。

熱くてヌルヌルして、そして締まるって、こういう事か。

「ああっ、いい、もっ、もっ…とっ…!」

はっ、はっ、はっ、やべ…腹のオクにズンとキた。全身が熱い。熱が、汗が噴き出す。

もう、イキ、そ…!

「ああああ、あー…!」

キタ‼う、うっ!デ、るっ!

ビクッ!…ドプ、ドク、ドクッ!

流星は、輝美よりも先に達した。輝美のナカで果て、萎えた茎が抜けた後…




「そのあと、どうなったの?」
「えーっ?まだ聞きたいの?やめといたら?」
「気になるじゃない。ここまで話したんだから、教えて」
「再現してみるならいいよ」
「再現?」
「話すより、その時と同じ状況をもう一回した方が、どんなだったか解るよ」
「ええっ?そんな…もう一回って、つまりもう一回セックスするっていう事?さっき散々したじゃない。お風呂でだって、ココ、指で掻き回されてもう、ヒリヒリしてるわ」
「じゃあ、やめとこ。俺も疲れたし、この話はまた今度。おやすみ」

くるり、輝美に背を向けた流星は、肩まで掛布団を引き上げて、眠る体勢に入った。それを寂しいと感じた輝美は、つい「流星、あのね、どうしても知りたいから、再現して?」と控えめに持ちかけた。

輝美に背を向けている流星の口の端が、僅かに上を向いた。


「ねぇ、流星…」と流星の肩に掛けた輝美の手。流星はその手首をぎゅっと握り締め、くるりと体を回転させ、ベッドの中で輝美と向き合う恰好になった。

「知りたかったらキスして」

そう言った流星の唇に、軽く唇で触れた輝美に流星は「ソコじゃないよ。昔、輝美がキスしたのは」と微笑んだ。

「え?どういう…」
「あの時、輝美はまだイッてなかったんだ。どういう状態か解る?」
「わからないわ」
「俺のCHINCOが欲しくて堪らないって状態。なのに、俺だけ先にイッて使い物にならなくなってたそれを輝美は…」

ごくり、輝美は喉を鳴らした。



(7年前)

「はぁあん!やぁんっ!もっと、オク…っ!」
「ちょっ、待って、俺、あの、今無理!」
「待てない…コレ、ハヤク欲しいの…!」

流星が輝美から抜いた茎は萎(しぼ)み、くたりとなっていた。それを輝美は手で扱き、先端を口に含んだ。

「あっ、ちょっと…ううっ!」

熱い、オバさんの口の中。それに舌、ヌルヌルって動かされて、ヘンな感じ…

チュウ、チュウ、ちゅぱっ、ちゅぱっ。

俺のCHINCO、オバさんの口で吸われてる。あ、ソコ、やば…っ!また勃って来た。

はっ、は…っ、カラダが火照る、俺、またシたくなってる。オバさんのナカに穿って、イキたくなってる。ダシタイ、あのウネリのナカで、搾られたい。

「オバさんっ!イレ、させてっ…!」

これ以上、口でしゃぶられたらイクと感じた流星は、輝美の口の中から強引に引き抜くと、離れようとしない輝美をひっくり返すように倒し、輝美のカラダを上から押さえつけるようにして覆い被さった。

流星は、一度挿入して知った穴の中に、ずぷぷ、と再び滾って硬くなった部分を上手に埋め込んで行った。

「あ、う…!いい、カタくて…もっと、オク、突いてぇ…!」

グッ、じゅぷっ、ナカを硬くなった自分の一部で突くと、下にある温かい女のカラダは動く度、ゆっさゆっさと乳房を撓ませ、膝と腿もカクカク震えて止まらない、そして、包んだ雄塊を雌襞はキュウキュウッと切なそうに締め付けて来る。

じゅぱっ、じゅぷん、ぐりぐり、ぐちゅん、ちゅぷん…色々な体位を試す間、水音は変わりながらも絶え間なく続いた。

キモチ、イイ…オンナのナカって、柔らかくて、あったかい…スゴイ、ズッポリ包まれてて最高!

びゅくっびゅく、びゅるっ…一晩に平均三回、好きにしていい女のカラダを前に、10代の男の性欲は止(とど)まる事を知らなかった。

それでも、のぼせた輝美は朝になって流星とした行為の事をまるっきり憶えていなかった。

昼間は真面目で堅い伯母が、深夜は淫らに雄を求めて腰を振る雌に変わる…その秘めたギャップも背徳感を煽り、思春期のひねくれた感情を充分に充たした。

俺の好きにしてもいい女。そして、俺に好きにされている事を知らないオバさん。

オバさんは毎夜カラダを満たされて、俺も同じく、いやそれ以上にオイシイコトをさせて貰ってる。夜な夜なオトコを求めているオバさんが、まさか俺に抱かれているとは知らないで…昼と夜で違う貌を見せる…本当に面白いな。






ベッドの中で、輝美と全裸で向かい合った流星は、引き寄せた輝美の右手首の内側に唇を押し当てた。

「輝美ってば、風呂でのぼせてエロくなった後の事はまるで憶えてないからさ、俺の童貞奪った事も、何もかも輝美のナカでは、なかった事になってたからさ、輝美と同じベッドで寝る為に、色々考えて、とうとう頭丸める事にしたんだから」
「えっ?!丸坊主にしたのって、バスケ部入るからって理由じゃなかったの?」

輝美はわしゃわしゃと、今は伸びた流星の髪の毛を、伸ばした左手で掻き混ぜた。

「違うよ。中学のバスケ部なら丸坊主の条件もあるだろうけど、大抵の高校バスケ部は髪型にうるさくないから、丸坊主絶対条件はないって。現に丸坊主だったのは俺と先輩の内の一人で、俺は夏休み明けの中途入部の最初だけ、丸坊主のせいもあって、結構目立ったけど、いじめられはしなかったな」
「そうね。流星が丸坊主にしたのは髪を染めてた後の一回だけだったわね」
「そーそー、夏で暑かったし、染め直すのも面倒だったから一石三鳥になった。まぁ、一番の理由は、輝美の丸坊主フェチに付け込む為だったけど」
「何そのフェチって…」
「昔、輝美さ、イケメン僧侶が出てるテレビとか雑誌とか、高校野球の選手とか、あと、戦争映画の役作りで丸坊主にした俳優の写真集とか、とにかくハマッてたじゃん」
「えっ、そ、そうだった、かしら?」

確かに、輝美には思い当たる点があった。もさっとした長髪よりさっぱりした短髪、頭の形が綺麗な丸坊主の男にエロチシズムを感じた。何も包み隠さず、ありのまま、裸に近い感覚…

「そーだよ。俺が丸坊主にした日から、やたらと俺の頭とかうなじとか触りたがってさ、触らせる代わりにふかふかベッドで寝たいって条件付けたらなんと快諾。ちょろ過ぎて輝美怖いなって思った。当時俺のクラスメイトに高校球児が居てさ、モテないヤツだったんだけど、丸坊主ってだけで輝美がグラつくかな?って思った時は焦った。さすがに会社には丸坊主のヤツは居ないだろうから、いやでも、うかうかしてられないって思って次の手を考えた」
「次の手って?」
「それ話す前に…俺の童貞喪失日の再現するんじゃなかったの?」
「でも、聞きたい。次の手を先に教えてよ」
「俺の、しゃぶってくれたら話すよ」
「わかったわよ」

輝美は流星の半勃ちになっている陰茎の根元に手を添え、口を開いた。舌を出し、濡れていない先端から咥え込むと、口の中の舌で裏筋を撫で擦りながら、窄ませた唇を上下に動かした。

「ん、ん、ん…っ!」
「あー、すげー気持ちいい。でもさ、俺CHINCOしゃぶれって言ってないよ?指でも唇でも良かったのに、CHINCO選ぶところは、さすがだね!あ、俺が再現するって言ったから?実は輝美、憶えてたんだ?」

輝美は”やられた”と思った。昔の事を憶えていた訳ではない。けれども、流星のモノをしゃぶるのをやめるという考えもなかった。

だって…あなたは、指や唇では満足してくれないでしょう?ここ、あなたの血が集まって、熱く滾っている雄の象徴を私が咥えて…んっ、ちゅぷ、ちゅぱ、ふ…んっ!どんどん、硬くておっきくなって来た。んふっ…コレ、が…また私のナカをゴリゴリ突くの…?

欲への期待で胸がまた高鳴り始めた輝美の尻を、流星は両手でがっぷり掴むと左右に開いた。

「んん、んんっ!…」
「いー眺め。輝美のアナルがクローゼットの鏡に映ってる」
「んっ?!」
「ウソだよ。暗くて見えないって。俺のハジメテの日も輝美はこうして、萎えたCHINCOしゃぶって勃たせて、それで…」

ずぽっ。流星は腰を引き、輝美の口の中から自分の陰茎を抜いた。透明な糸を引いた輝美の口の端から唾液が零れた。四つん這い姿勢だった輝美の脇の下を軽々持ち上げた流星は、輝美の濡れた唇にキスをしながら、ベッドの上に仰向けに倒した。

そして「あっ」と言う間もなく…ずぷん!

輝美の背中がシーツに沈むや否や、流星は輝美とカラダを繋げていた。

「あ、あ…んっ!」

乾いていた入口を突き破って、濡れている奥へ押し込められた刺激的な肉棒に、輝美は頭を仰け反らせた。窓からの薄明りで見える輝美の白い喉を、唇で食んだ流星は、ゆっくり腰を動かし始めた。

輝美のナカは、まだ愛液か精液か区別のつかないモノでドロドロしていた。

じゅぷ、ずぷ、じゅぷん、ずずっ、ぶちゅ、ずちゅ…

「あ、あ、それ…っ、いつもと、違う…っ…!」

ゆっくり、回すように、角度を少しずつ変えて繰り返される抽送は、輝美のカラダにじれったくも悪くない痺れを与えていた。

「こういうの輝美は好きじゃないかと思ってた、というより、のぼせた時の輝美は獰猛(どうもう)で、腰をガツガツ振れ!ってねだるから、こんな風にゆっくり出来なかったな」
「どこで、こんなの憶…」言いかけて、輝美はハッとした。

流星の元恋人、彩智の顔が浮かんだ。

「ハジメテの時を再現しようなんて言ったけど、無理。だって輝美は今、意識あるし、俺も昔の余裕のない俺じゃないから」
「そう…」

他の女で勉強したのね、輝美は、そんな嫌な言葉をぐっと呑み込んだ。

「何その顔。嫉妬?俺が輝美以外の女を抱いたから?」

流星は輝美の胸の上に自分の胸をくっつけた。輝美が見上げると、接近した流星の表情は、お見通し、と笑っているように思えた。

どうして流星は私の考えている事を次々当てるの?本当に心を読まれているのかしら?とにかく、否定しなくちゃ。

「いいえ、そんな事ないわ!」
「嘘つき。ナカ、すげー締まってる。動揺し過ぎ。かわい過ぎ」

熱く吐かれる流星の息が、輝美の頬を掠めた。

「違うわ、き、気持ちイイ、からよ…」

流星はふっと笑って目を細めた。そして、汗が浮いているこめかみを輝美の頬に近付け、輝美の耳の後ろを強く吸った。

あ──流星ったら、私の首筋にキスマークを付けて…

カラダのオクに打ち込まれている熱い杭の方を締め付ける事に忙しい輝美は、流星に与えられたチリッとした痛みを気にする暇はなかった。

「うん、俺も気持ちイイ──輝美だから、気持ちイイ」

輝美もうっすら汗を掻いていた。流星は輝美の首筋を舌で舐めた。

「何よ、その理由…男の人は女なら誰だっていいんでしょう?」

「いいわけないだろ。輝美こそ、誰だっていいって事だろ?俺じゃなくたっていいんだろ?玩具があれば俺は要らないんだろ?」

続けて流星は、輝美の耳の裏にも舌先を伸ばした。

「そん…」”そんなこと、ないわ”

多分、流星が期待していると思える言葉を、輝美は口に出来なかった。

流星の口唇で耳殻を食まれ、このまま、繋げられたまま、全身を愛撫される期待に打ち震えた時、ぐ、ぐっ、ずぽっ、流星は腰の動きを止め、輝美のナカから繋げていた部分を引き抜いた。

「ふ…?」

カラダのナカを貫いていた質量を失った寂しさに、輝美が声を漏らした。

あと少しで達しそうだった──お互いに。

荒くなった息の下、輝美が視線を彷徨わせると、鋭く射抜かれてしまいそうな流星の視線に捉えられた。それから流星の口が開いた。

「イキたい?俺もイキたいよ。だけどそれは、誰でもいいってコトじゃない。輝美だから、何回もシて、何回もイキたくなる。輝美もそうだと思ってた。でも、否定しなかった。俺の存在って何なの?玩具よりはマシなだけ?」
「違うって何度も」
「でも、俺とは結婚してくれないって言うんでしょう?何で?理由は?」
「それは…」
「解ってるよ。輝美が気にしてるのはおふくろの事だろ? 俺はおふくろの気持ちとか考えられないけど、輝美の気持ちは考えたいと思うよ。でも今のままじゃ、甥としての立場じゃ、おふくろの意見を優先しなくちゃならない。俺が輝美の夫になれれば、輝美の気持ちを堂々と優先出来る。輝美もそう。俺の事、家族の誰より好きに決められるだろ?俺が一生護りたい女は、おふくろよりも輝美だから。俺は輝美の本当の家族になって、その権利を主張したい。夫婦になれたら、俺の一番は輝美になって、輝美の一番は俺になる。それと男は、母親より、嫁さんを大事にした方が家庭円満だってさ…」
「そんなの誰が言ったの? 」
「輝美のお父さん。俺の義父になって欲しい人」
「はー…お父さんの言う事なんて聞かなくていいから。適当なのよ、お父さんは。お父さんの母親は他界してたし、それにお母さんを優先していたとは、とても思えない感じだったわ。」
「それでも、俺、お義父さん好きだよ。輝美に似てるし」
「えっ、どこが?私、母似よ」


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碧井 漪

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