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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

近男 -Kindan- (R-18) 改稿版 2 同棲の始まり(12~14話)

Posted by 碧井 漪 on  

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小説15禁・18禁(性描写あり)


結婚…一緒に暮らす──10年前、昔の彼と付き合っていた頃に言われたかった言葉を、一回りも年下の甥に言われるなんて想像した事もなかった。


「流星…無理よ。私は」
「俺も無理だから。輝美以外と暮らす事なんて、もう考えられない」

「本気なの?」
「冗談なら受け入れてくれる?なら、冗談で言ってる事にしてもいいよ?」

「理由は?私と結婚したいという一番の理由」

もしも、このマンションが欲しいというのなら、流星に譲って、私はどこか別の所に移り住んでもいいと考えた。

「輝美の堅い殻の内側に秘めてるやさしさ99%に包まれる1%の俺。しあわせだと思わない?」
「よく、解らないけど…セックスの事を言ってるの?」

「それだけじゃないよ。家族の事もあるし…」
「そうよ。家族が私との結婚を賛成する訳ないでしょう?」

「何で?輝美の両親って、おじいちゃんとおばあちゃんでしょ?孫が息子になるってだけの話じゃん」
「はっ?!」

あらやだ。若い子みたいな素っ頓狂な声を出してしまって、はしたないわ。

「まあねー、俺が正輝(継父)の義兄になるのはともかく、おふくろ(実母)が義妹になるっていうのは変な話になっちゃうけど。でも、しょうがないよね」
「しょうがないって事はないでしょう。とにかく、私はそんな理由では結婚しませんから」

「結婚してもしなくても変わんないって。名前だって塩谷で一緒だし、戸籍が一緒になるってだけ。家族にだって黙ってたらバレないって」
「何言ってるの!ダメに決まってんでしょう」

「一緒に暮らすのはいいの?事実婚はお得じゃないよ?」
「それは…」

「どうしてもっていうんなら、籍は入れられなくてもいい。俺はとにかく輝美と暮らしたい」
「何で私なのよ。秋子さんと暮らしたらいいでしょう?」

「おふくろと暮らしたいとは、正直思わない」
「それが解らない」

「じゃあ、輝美は、自分の父親・おじいちゃんと暮らしたい?」
「いえ、それは思わない、けど…」

「それとおんなじ。輝美は、俺が輝美に母親を求めてるとか考えたんだろうけど、全然違うから」
「じゃあ、何で…」

「輝美以外、欲しいと思わないから」
「!」

「ほら、一人で暮らすのって寂しいじゃん。でもさ、二人って鬱陶しく感じる時があるでしょう。輝美の場合は、絶妙なんだよね。俺が独りになりたい時はほっといてくれるし、相手して欲しい時は構ってくれるし、二人で居ても負担に感じない。輝美は俺の食やその他の好みも熟知してるし、俺も輝美の好みは大体わかる。喧嘩したって絶対仲直り出来るし、なんてったって、家族関係が煩わしくない。でしょ?俺、結婚相手との家のゴタゴタって嫌なんだ。輝美だって姑が俺のおふくろなら、別に嫌じゃないよね?」

姑が、弟の嫁…つまり義妹、しかし年上。じゃあ、お義母さんと呼ぶのは不自然ではないけれど…でもそうすると、弟が義父になる?

ああ、混乱する。複雑なホームドラマの設定にもないような関係が出来上がっちゃうじゃないの。

整理すると、二つ下実弟の年上妻の連れ子との結婚。連れ子との表面上の関係は伯母と甥。だけど血の繋がりはない。

「伯母と甥は三親等だから結婚は出来ないって学校で習ったでしょう?」
「うん。輝美と俺の場合、血が繋がって無いから、結婚出来るって」

はあーっ…溜め息しか出ない。

「あのね、結婚っていうけれど、結婚する意味がないわ」
「結婚すると、輝美が俺を扶養出来るっていうお得な権利が発生する」

「フヨウ?」
「所得税の配偶者控除。俺、専業主夫希望だから、輝美、養って」

「専業主婦?」
「”おもなおっと”って書いて、主夫。育児もするから、輝美は安心して働いてね」

「だから、どういう事なのか全然理解出来ないんだけど──」
「簡単だって。輝美と俺が結婚して、俺は輝美に尽くす旦那になるの。ほら、夫婦逆転ってやつ。奥さんが外で仕事して、旦那が家で家事をする、うちもそのパターンで──」

「嫌よ。そんなの必要ないから。結婚なんてしない、子どもだって…」要らない、その言葉は流星に向かって言えなかった。

「俺、簡単に諦めないから。輝美の事」
「関係ないわ。私は絶対に結婚しない!」

はっ!"絶対に結婚しない"と言うと、割と近い内に結婚してしまうというジンクスを高校生の時に聞かされたわ…

「俺…本当は、もう嫌なんだよ、こんな関係は。輝美は伯母で俺は甥って、生まれた時は違ったのにさ。まあ、輝美が俺の伯母になったから、一緒に暮らせて、輝美の事を好きになったって考えたらそうなんだけど、今はその関係が煩わしい」
「煩わしい…?」

「俺は輝美と夫婦になりたい。夫婦だったら好きなだけセックスして子ども作っても、誰にも非難されない。少子化の今、子どもを生む事は、寧ろ推奨される」
「何を言っているのか解ってないでしょう?」

「しよう、結婚。俺はここで子ども作って、輝美と堂々と暮らしたい。それを誰にも壊されない権利を得たい」
「結婚しなくても、ここで暮らす権利ならあるでしょう?」

「子どもが欲しい。輝美が俺にしてくれたみたいに、俺以外にもやさしくする姿を見たいから。勿論、俺にもやさしくしてくれないと嫌だけど、輝美がママになる姿を見たいっていうか…」
「ママなら、秋子さんを見ればいいでしょう?私を巻き込まないで」

「シングルマザーでも子ども優先にする人がいるのは知ってる。でも、おふくろは、俺を蔑ろにしてとまでは言わないけれど、輝美ほど構ってくれる人じゃなかった。それは仕方がなかったって俺もよく解ってるし、恨んでもない。それに今のおふくろは、妹によくしてやってるみたいだから、今更言ったりはしないけど、正直、俺にとっておふくろは100%いいおふくろだったって言い切れない」
「流星!なんて事を言うの!」

「輝美には、この家に来た日から殴られて、この女最悪だって思った。

でも、輝美が俺の事を考えてくれる時、自分のこと以上に真剣になるって解って、なんか…愛情ってこういうものなんじゃないかって、初めて教えられた。

その時、俺も輝美の為だったら真剣に悩めるって気付いたんだ。意見がぶつかった時、相手に合わせるのも解決策だって言うでしょ?輝美の場合は合わせるとかそういう気持ちにならない。輝美の言う通りにしたいって思うし、例えばその結果、上手く行かなかったとしても輝美のせいにしたくないって思う。これって輝美を信じてるからだよね?」

「じゃあ、私を信じて。流星は私とは結婚しない方がいい!」

「本気じゃない意見は聞けない」
「本気よ!」

「俺を納得させる理由をいっぱい考えておいて。俺も輝美に”うん”と結婚を承諾して貰える理由をもっといっぱい考えておくから」

むぅ…輝美は眉間に皺を寄せ、口を尖らせた。

「お風呂、掃除してあるから、あとはお湯張るだけだよ」
「いい…今日は入らない」

「え?入らないで寝るの?」
「入らなくたっていいでしょ、私の勝手。今夜はね、録画してあった映画観るんだから。朝、出社前に入る」

本当は寝る前にシャワー浴びたいけど…いいわ、流星が眠ってからこっそり浴びよう。

「ふーん、遅くまで起きてるなら夜食作ろうか?」
「太るから要らない。片付けは私がしておくから、流星は早く寝なさい」

「ん、わかった。じゃあ…やっぱり俺片付けしてから、でも今日は早く寝る」
「うん、そうして!」

流星がキッチンで片付けをしている間、輝美は仕事着から部屋着に着替えると、リビングのソファーに腰掛け、新聞を広げた。

何だかやけにアッサリ引き下がった流星の態度は少し引っ掛かったけれど、そうよね、いくら若くたって、毎晩襲うような真似は出来ないわよね。良かった。

キッチンで夕食の後片付けを終えた流星が「それじゃあ俺、先に休ませて貰うね。おやすみ!」とベッドルームへ行ってから30分以上経った。

録画してあった映画を観る気は元々なかった輝美は、テレビのニュースを聴きながら、一度読み終えた新聞を唯々(ただただ)捲っていた。

ふと、壁掛け時計を見ると、23時近かった。

そろそろいいかしら?とローテーブルの上に新聞を畳んだ輝美は、ソファーから立ち上がった。

リビングドアを開け、玄関までの廊下の途中にあるベッドルームのドアを目で確認した。

ベッドルームのドアはきちんと閉められ、廊下はシンと静まり返っている。

物音一つしないわ。流星は眠ったみたい、と思った輝美は、しめしめ今の内に…と輝美は足音を忍ばせ、部屋着を洗濯機の前で脱ぐと、冷え切ったバスルームへそっと入った。

ザアアア…ポタン。

あー、さっぱりした。

湯気の立ち籠めるバスルーム内、輝美はタオルで体を拭いていた。

シャワーだけだとお風呂上がりは寒い時期だけれど、でも我慢。湯船に入ったら、のぼせたくなる。のぼせたら、また…

駄目よ、だめだってば!…あーあ、独りなら絶対湯船に入ってのぼせて、アレを突っ込んでいたのに…そうだわ、アレは?

どこ行ったのかしら?はっ、まさか、流星が隠した?

泥棒が入ったって持って行かないようなものだから、やっぱり流星が隠したとしか思い当たらない…

ああ、アレがあったのなら、独りでお風呂に入って、ここでズクズクしたのに。

輝美が未練たっぷりの視線を空っぽのバスタブに向けた時──

ガチャッ、バスルームのドアが突然開いた。

「一緒に入ろー、オバさん。二人で入るとガス代節約になるからさ」

入って来たのは、素っ裸の流星だった。

「ちょ、ちょっと流星!」

輝美が思わず確認してしまった流星のアソコは平常運転だった。

大丈夫…かしら。

流星はバスタブに栓をして、熱いお湯を張り始めた。

「お背中、お流しします」

流星は輝美を風呂椅子に座らせた。

「いいわよ。もうカラダは洗って、後は出るだけだから」
「だーめ。ほら、もっとよく温まって。俺のコト、欲しくて堪らなくなるまで、逃がさない」

輝美の背中をゴシゴシ擦っていた筈の流星の手は、白い泡を纏ったまま、輝美の前に回され、たわむ両乳房をやわやわと揉みしだいた。

「嫌よ、こんな事、駄目」




…と言っておきながら──

熱い…カラダのオクが堪らなく疼く。

のぼせた…流星に捕まって、後ろから胸を弄られながら、再び湯船に浸からされたから。

お尻の割れ目に当たるのは、流星の硬い部分。

ああ、ソレ、知ってる──どういう使い方がイイのか──う、ふ…んっ!

「我慢しなくていいんだよ輝美。俺のが欲しいって素直に言えばいい」

「ほし…い?」
「何で疑問形なの。どっちみち挿れるけどね」

イれる?イれるって、どこ?ここ?それなら──「はや、く…!」

じわ、じわ、じく、じく、じゅくっ…熱くなったカラダのオクが、堪らなくムズムズするの!

はぁ、はぁ、はぁん…っ!

全身熱い、上手く息が出来ずにくらくらする──でも、ふわふわぐるぐるして、気持ちイイ…

ああ…!この快楽を撥ね付けられない…!

「こっち向いて、そう、抱き合うカタチ」

流星のいいなり…だってもう、カラダ動かせない…

朦朧としているけれど、唇の感覚はしっかりとあった。

流星の大きな掌に後頭部を支えられ、そして上から押し当てられた流星の唇。肉厚でやわらかくて、リップクリームも塗ってないのに羨ましい程すべすべしてる、その唇に何度も食まれて…んっ!

ぴちゃぴちゃ、ねとねと、舌を貪り合う時にカラダの奥から湧き出す感覚は好き。

口の中で、熱くやわらかくうねる舌。私にこんなキスをしてくれるのは、もうあなたしかいない。

肌をゾッと粟立たせる程に強く、まるで獣になったみたいな本能に近いと思える欲求と、実際に感じる濡れてやわらかな口の中の感触と熱を同時に味わえる。

キス、好き…アレも好きだけど、それとはまた違うキモチがウマレル。

「はっ、はぁん、あんっ…!」

熱、もっと、欲しい…!

輝美の両手は流星の上腕をギュッと掴んで、自ら引き寄せるような力を込めていた。

「もう一回だけね」

そう放った流星の口は、輝美の口を深く塞いで、その中をこれでもかと舌でまさぐった。

はっ、はぁっ、はぁっ…苦しい、でも、キモチイイ…モット、キス、チョウダイ──

「キスはまた後でたっぷりね。そろそろイクヨ」

耳に触れた唇から漏らされた流星の低い掠れ声…どこにイクのか、リカイデキない…
ザバ…ポタポタ。キイッ、バタン。

トタトタ、トタトタ、バタン。

「着いたよ。俺と輝美がゆっくり愛し合える場所に」

…バフッ!

それはどこ?

この世に存在しない場所よ…ああ、頭の中がふわーっとして、考えが纏められない…ココハドコ?

でも一つだけわかる。

疼く場所の濡れた入り口に先端を押し当てられて、目指して欲しいトコロまで広げながら突き進められる感覚。

硬と軟。質感の違うモノ同士が擦り合わされ、生み出される快感。

ズクズクと終わりの見えない疼きが続く場所 目がけて、やわらかな襞の間をゆっくりと挿入(はい)り込んで来る、硬くて熱を帯びた長い塊。

オクまで、そう、焦らさないで、もっと、最奥までオネガイ…ッ!

「アッ、はっ、ハァンッ!」

喉が渇いて、喘ぐ声が掠れちゃう…

ずうん…!

ぐちゅ、ぐちゅっ、ずちゅっ、ずちゅ…

深く強く抜き差しされる感覚に悶え、腰をくねらせてしまう。

「あっ、あっ、あ…っ、も、っと、ん、もっ…とっ!」
「はぁ、はぁ、わかってる…輝美、エロい輝美、すごくカワイイ」

「ああ、そう、いい、もっと、ずっと、ツいて、そうよ、あっ、ソコ、タマんなイィっ!」

ホンノウを貪る事に夢中になって、罪(ニクヨク)に溺れる雌獣・・・わかってる、だけど、「あああッ──!」

カラダの芯を抉る刺激に連れ去られて行く感覚…ああ、もういいわ…このまま、私をどこか遠くへ攫(さら)って。

このまま、戻れなくなってもいいから──

頭の中で何かがパアンと弾けて、チカラの抜けきったカラダが真っ白な世界へ放り出される、いつも私が一番求めている瞬間。

ふわり舞った空中をしばし漂い、どさっ、背中に、やわらかな地面に着地した感覚が戻って来る。

ああ、ベッドの上だ。イッたんだ──どうやってイッたんだっけ──ぐるぐる、眩暈に似た余韻の中で、私は、はっ、はっ…という荒い息遣いの男の胸に包まれた。

ぐっ…イッて感覚が鈍くなった膣の内を下から強く突き上げられた。

やがて激しい動きは止まり、ブルブルッと重なった肌から震えが伝わって来る。

どぷっ…とぷん。

さっきまで堪らなく疼いていた場所に、ぬるく、揺れる水の感覚を得て、ゆっくり息を吐き出した。

逞しい筋肉の付く腕にぎゅっと抱き締められる心地は悪くない。

「ありがとう…」

そんな言葉を、どうして私は荒い息と共に零したのか。どうせ憶えてないだろうと思ったからなのか──

「やっぱり、結婚するなら輝美しか考えられないよ」

眠りに落ちて、夢の中で聞かされた流星の言葉──




ぱちっ。目を開いた私は、朝になっても、ゆうべの事を憶えていた。

え?え?なんで?

いつもは憶えていない流星とのセックスを、夢らしいものとしてだけど憶えていた。

夢よね? そうに決まっている。憶えているのはおかしい…

だけど、トイレに行くと、やっぱり白いヒモ。

引っ張って、タンポンを抜くと、カラダのオクから大量に出て来る白いモノは、どう説明する?

これって流星の、に間違いございません…だわ。

一回でこの量?嘘よ…絶対一回じゃないわね?!

ベッドに戻った輝美は、枕に顔を埋(うず)め、うつ伏せで眠る流星の腕を抓って起こした。

「流星、ゆうべ何回した?」
「何回って…?」

流星は、半分開いた目を擦りながら、裸の上体を少しだけ起こした。

「セックス。しかもまた避妊しないで。いくら私が年だからって、万が一、妊娠したらどうするの!」
「妊娠したら産めばいいじゃん。今度こそ」

「今度こそ…って?」

ベッドの上に正座した輝美の前に、流星は胡坐をかいた。

「とぼけなくていいよ。輝美一度、堕ろしてるよね?昔、俺の子ども妊娠して」
「……!」

「輝美が堕胎したのは俺が高校二年になる頃だよね?俺がそれを知ったのは、大学四年になる時だった。偶然見つけた輝美の古い手帳の中に、産婦人科の予約時間とか書かれてて。丁度二年前か…その時は、輝美が何も言わずにお腹の中の俺達の子どもを堕ろしたのはショックで。俺は輝美を想ってるのに、輝美は俺を想ってないんだとその時は強く感じた。セックスもいつも、輝美がのぼせて記憶が残らない中、俺が勝手にしているような状態だったから…輝美は俺じゃなくても、イカせてくれる男なら誰でもいいんだって思えたら物凄く空しくなった。俺、何やってるんだろうって。それで女 作って家を出たんだ。正確には、家を出たいから女 作った」

「え…?」

「悲しかった。輝美がなに食わぬ顔で実は俺の子ども殺してたって考えたら許せなくて…だけどよく考えたらそうだよな、そうするしかなかったよなって考えられるようになった。輝美が中絶したのが俺が高校生の時だった事を考えれば、俺を想ってないって考えた事は間違ってたなって…俺を想ってたから、産めなかったんだって分かったら…俺が間違ってた。ごめんなさい」

『俺との子ども』と流星が言った事で、流星の事を堕胎した子の父親だと初めて捉えられた輝美は、流星に対しての心苦しさを覚えた。

私が流星に黙って中絶しまったのは事実──それを知って流星が怒るのは当然の事。

「流星…あの、私こそ黙っててごめんなさい」

あの時は、そうするしかなかったとはいえ、申し訳ない事を…

「ううん、謝るのは俺の方だよ。輝美を妊娠させた上に、中絶までさせてしまった事を二年前まで知らなくて、知った後も今日まで何も言えずに黙っててさ、ほんと情けないよね」

「それはもういいのよ。昔の事だから…」

私は、二度と妊娠する事も、中絶する事もない。堕胎した事、後悔もしていない。それでいいの。だから流星も忘れて──

「"だから"今から作ろう。俺と輝美の子。今度は大事にする。俺の手で育てるから!」
「ん?!え、何?育てるって?」

流星と私の子?って、ええーっ?!

「今だったら、何の問題もない。産めなかったその子の分まで、俺が責任持って大事に育てるから産んで?まだ出社まで時間あるよね。もう一回しよう」
「何言って、ちょっ…やっ、待って…ダメ!」

「ダメじゃないよ。子ども出来たら、俺、責任取って結婚出来るから──輝美、早く、俺の子ども妊娠して」

流星は輝美の体を仰向けに倒し、両手首を押さえ付けた。流星は体で輝美の脚を割り、局部を押し付けた。

「流星、何を馬鹿な事…っ!あ、ん…!」

ゆうべから流星が散々嬲って蕩けさせた輝美の女陰部は、赤く、まだ濡れて、中がヒクヒクと蠢いているように見えた。

「のぼせてない輝美とするのって、生理の時以外ないよね…すごくしたい、今、このまま」

流星は血管が浮いて硬くなった陰茎を、輝美の割れ目に添って擦り付けている。

「だめっ…!」
「俺と結婚するのが嫌なら、俺の事もコロしてくれる?輝美のいない人生なんて考えられないから」

輝美の体を押さえ付けたまま、流星は雄芯の先端で輝美の蜜穴の周りをなぞった。

「あ…くぅ…っ!」

焦らされて昂る輝美の唇を、流星が塞ぎながら、両乳房の尖った先をキュッと抓み上げた。

ぬるっ、にゅるっ、口の中で舌を絡ませ、輝美の欲を煽ろうとする流星の魂胆に気付いた輝美は、観念した。

もおぉっ!

下半身はとっくに熱く疼いて、膨れた陰唇を硬い雄芯で擦られるだけで、我慢出来なくなって来ている。

…あ、やっ…ん!

そうやって微笑みながら、焦らすのはやめてよ。

ぞくんとする。その大人になった男の貌を見せられる度、流星が年下の甥である事を忘れている。

「欲しくないの?」

一時の快楽の事?それとも、あなたとの子どもの事?

流星は私の膣穴に指を二本同時に突き挿して掻き混ぜ、私が答えるのを催促している。

あ、や、めて…う、ンっ…!

クチャ、クチャッ、グチャッ、卑猥なリズムが加速して、熱を高める。

ヒク、ヒクン…指よりも太くて長いものを欲して収斂する濡襞。

カラダの奥の熱い疼きは消せないところまで膨らませられていて、簡単に崩されそう。

ハァ、ハァ…「ダメ!もう…やめてぇ…!」これ以上我慢するのは苦しい…アアッ!

そして私はついに、願ってはいけない事を口にする。

「ほし、い…」
「なにを?」

「流星のゼンブ…早く…!」

もうどうなったっていい。欲望に完全に呑まれてしまった私。

「うん。ゼンプアゲルね」

うん──ゼンブ、ホシイ。アナタを丸ごと。

あっ、ああ……!オクまで、そう、もっとフカク、抉って…!

刻み込まれるリズムと熱、あなたの吐息と抱き締められる感覚。

快楽の代償に地獄へ堕とされても──いい。

でも、それは私一人だけ。

罪も罰も、あなたに負わせる気はないの。




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碧井 漪

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