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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

縺曖 192

Posted by 碧井 漪 on  

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笑ったせい?それとも・・・二人の間に言い様のない空気が漂った。


「はい、ティッシュ。伸長くん、笑い過ぎて涙目になってる。」


「あ、うん・・・ありがとう。」


伸長は皇から渡されたティッシュで、目尻を拭った。


皇くん、やさしいな。


僕、皇くんとまだ友達でいてもいいという事なのかな。


何だか、胸がいっぱいで、また目が熱くなって、視界がぼやける。

伸長は涙を拭いながら、また沢山の涙を零し始めていた。


「伸長くん、何で、どうしちゃったの?」


伸長が泣く姿にぎょっとした皇は、慌ててティッシュの箱を抱え、伸長の前に差し出した。


「ごめん、ごめんね。何だかほっとしたんだ。またこうして、皇くんと会えるんだなぁって思ったら・・・」ぐす、ぐすっ、目と鼻の頭を赤くして、懸命に笑顔を作ろうとする伸長を見ていた皇の目からも、涙が零れた。


「あれ、俺まで、何で───」


今度は、伸長から差し出された箱から、ティッシュを引き抜きながら、皇は気付いていた。


俺も、伸長くんに会いたかったんだな。


「また、図書室行くから。それと、続きが書けたら、読んでくれる?」


「勿論。楽しみにしてる。」


皇は右手を差し出した。伸長はその手をしっかり握った。


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碧井 漪

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