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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

縺曖 184

Posted by 碧井 漪 on  

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BL小説(創作)


城に戻った皇子は、少しだけ取り戻した記憶を駆使し、密かに旅支度を整えた。


水、食料、地図、テント、ランプ、銃と短剣も携え、団長から譲り受けたマントに身を包んだ。


そして、厩(うまや)に残された団長の愛馬に跨り、団長の後を追いかけた。

馬を走らせる皇子は、砂漠の丘陵地帯で倒れている団長を見つけ、国境の山裾にある木こり小屋まで運んだ。


共に国を捨てた二人は、再び愛を確かめ合い、死ぬまで離れず、木こりとして生涯暮らした。






・・・という、BL小説。


白馬の黒騎士は、白い車を運転した賢さん・・・のイメージ。


とすると、身ぐるみ剥がされる若い皇子は、先生?


「伸長くん、どうしたの?早く。」


「あ、はい・・・」


僕は最低だ。賢さんと先生の事をそんな風に見てしまうなんて。


ガチャッ。


背後で音がした為、伸長は思わず振り向いた。


「あ・・・」


「おや、先輩。まだ入ってなかったの?」車椅子に乗った朝臣は、賢一に押されて、バリアフリーの玄関内に入って来た。


通行の邪魔になると思った伸長は「すみません。」とミラーシューズクローゼットの方へ身を翻した。


「今、風呂場に案内するとこ。」


朝臣は伸長の上から下までをちらと見て、

「そうだね、その方がいい。ずぶ濡れだもん。風邪引いちゃう。」と微笑んだ。


「すみません。」


「いいから、皇、早く案内してあげて。」


「うん。伸長くん、こっち。」


「あ、はい。」


脱ぐ時にグチュ、グチュッと水音を立てたスニーカーを玄関に置いて、伸長は皇の後に付いて行った。

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碧井 漪

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