FC2ブログ

sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

縺曖 13

Posted by 碧井 漪 on  

にほんブログ村テーマ オリジナル小説サーチ!コミュ☆へ
オリジナル小説サーチ!コミュ☆


「す、すみません、もうこんな時間に。僕・・・すぐに閉館準備をします!」


「あら、いいのよ、慌てなくて。今日、もう一人のお当番は一年の・・・勇田さんね。先に帰ってしまったの?」


「あ、それが・・・」


「来てない?連絡もなかった?」


「はい。何か急な用事があったのかもしれません。」


「この本はどうしたの?白岸くんの私物?」


「寄贈したいと、生徒が持って来て。」


「寄贈?誰が?」


「ええと、一年の・・・でも、名前を言わないで欲しいって言われたんです。」


「あら・・・何かワケアリの本なのかしら?見せて貰える?」


「はい。」


伸長は副岡先生に紙袋二つ分、計七十二冊の本を見せた。


しかし・・・コミックスも小説も寄贈本として図書室には置けないという結論が出された。


「ジャンルがBLだからですか?」


「そういう訳ではないけれど、何というか、性描写がはっきりした物は、うちの高校の図書室には相応しくないとされているの。」


「そうですか・・・」


当然そうだとは予想がついていたけれど、何だか藤野くんに申し訳ない気持ちになった。


BLを否定する訳ではないけれど、この結果を伝えたら、否定されたみたいな気持ちになるだろう。従兄弟の本だから尚更辛くなる。


「これ、全部新品みたいね。こんなに沢山・・・寄贈者は塔之寵姫さんのファンなのかしら?」


関連記事
碧井 漪

Lorem ipsum dolor sit amet, consectetur adipiscing elit, sed do eiusmod tempor incididunt ut labore et dolore magna aliqua. Ut enim ad minim veniam, quis nostrud exercitation.

該当の記事は見つかりませんでした。