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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

縺曖 5

Posted by 碧井 漪 on  

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BL小説(創作)


「従兄弟は男ですよ?」


「え?」


「内容が女性向けなので、女性名で書いてますけど、実は男です。あ、そこの所は内緒でお願いします。」


「男性・・・拝見します。」


伸長は、手にしていた文庫本をパラパラと捲り、一節を読んでみた。


『後ろに立った恵介の唇が隼人の首筋を辿った。』


『「隼人の匂いがする―――」そう言って恵介は、露わになった隼人の肩口を強く吸った。』


『「やめろ・・・っ!俺は・・・」』


『「抵抗してもいいよ。それでもやめる気はないから―――」恵介の手は、隼人の・・・』





うわっ・・・!こ、これは、先生に借りてゆうべ読んだ本と同じ男同士の官能小説・・・ボーイズラブといわれる系統の作品?


パタン!


よく見ると表紙は、男二人が睦み合うのを連想させるようなカラーのイラスト装丁(そうてい)を施されている。


文庫本を閉じた伸長の頬と耳は真っ赤になっていた。


そして手にしている本を、カウンターの上に並べた列の中へ差し込んだ。


すると、バサッ、バササッ!


端から押し出された本が、カウンターの下へと落ちた。


「あっ!大事な本が!すみません。」カウンター内に立っていた伸長は慌ててカウンターの前へ回り込んだ。


伸長が本に手を伸ばす前に、先にしゃがみ込んでいた皇が、床の上に落ちた三冊を全て拾い上げ、揃えて伸長の前に差し出した。


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碧井 漪

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