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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

縺曖 4

Posted by 碧井 漪 on  

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自作小説!!


「ジャンルはファンタジーですか?」


「・・・ではないですね。まぁ、恋愛小説と言えばいいのか。」


「恋愛小説ですか・・・」


「あの、図書室に置いて貰えますか?」


「僕にその権限はないので、一応、司書の副岡先生が戻ってから相談してみます。」


「俺が寄贈したって、誰にもバラさないで欲しいんですけど。」


「どうしてですか?」


「知られたらこの学校に居られなくなるんで。」


「お身内が有名な小説家だからですか?」


「いや、そういう事でもなくて。」


「寄贈者の名前は伏せますけど、一応、あなたの名前を聞いておかないといけないので。」


「一年一組、藤野皇です。」


「トウノコウくん、字はこちらの”塔之”ですか?」


「それは従兄弟のペンネームです。」


「イトコ?」


「本名は、藤野朝臣(トウノアサミ)。トウは植物の藤、ノは野原の野、アサは朝ごはんの朝、ミは大臣の臣。俺より11歳年上なんです。」


11歳年上・・・すると、26歳位かな?


「アサミさん。すごいですね、若い女性がこんなに沢山。しかもシリーズ化されて、重版。」


渡された本は初版本ではなかった。


奥付(おくづけ)を見ながら感心している伸長を、皇は何か言いたげな瞳でじっと見つめた。

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碧井 漪

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