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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

縺曖 2

Posted by 碧井 漪 on  

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僕の小説を紹介して♪


時は四月下旬、明日から大型連休に入る・・・と言っても実際は飛び休だが。


二年四組、白岸伸長(シロキシノブナガ)16歳、図書委員会副委員長職に就いている。


どこにでも居る長過ぎず短過ぎず不快な印象を与えないと思う髪型は、低予算対応店において月に一度散髪している。


視力は1.0と0.3、左右差があるのと乱視が酷いので、矯正の為、眼鏡を着用している。


これは経験上、頑丈さが売りの四角く、黒い太縁、敢えてレンズを薄くなどしない低価格な眼鏡を使用している。


洒落っ気はないが学生の本分は勉強の為、十分だ。


そして、先述のBL小説に出て来るような男子のように女性に興味がない訳ではないが、起伏の薄い顔の為、存在感が薄く、男女共敬遠されがちなのだ。


詰まり、友人と呼べる人間が僕の周りにはいない。


その方が、貴重な昼休みを潰すことなく、全て読書に費やせて良いけれども。


現実世界の人間付き合いに興味はない。


異次元の世界、現実世界のどこにもない国を旅する。


普段、重力に逆らえない体は、容易く空を飛び、そして僕は人の心を読んで皆心を捉える。のちに宝剣を手に入れた僕は、悪の魔物を秘奥義で倒した後、王に認められ、民から英雄と崇(あが)められる。



またある日は、難解な密室殺人事件を、周りの人の行動からのひらめきでパパッと解き、犯人を痛快に暴く名探偵になって、息を吐かせぬハラハラドキドキの展開を予想する。



そしてまた別の日は――――


「あのー、すみません。」


「・・・・・・」


「す、み、ま、せ、ん!」


「は?はい!何か?」


はっとして、声のした入り口ドアの方向を見ると、この学校のブレザーを着た少年が立っていた。


僕と違い、色素の薄い髪と肌をして、瞳もぎょろりと大きい。日本人離れしているというのか。


先日読み終えた、長編ファンタジーに出で来る異国の王子の扮装をさせたら、嘸(さぞ)似合いそうだと見惚れていた時、ガサッと音がした。


見ると両手に大きな紙袋を提げた少年は、僕の居るカウンターに向かってつかつかと歩いて来た。




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碧井 漪

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