FC2ブログ

sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

自殺相談所 24 自意識

Posted by 碧井 漪 on  

にほんブログ村テーマ オリジナル小説を紹介しよう!へ
オリジナル小説を紹介しよう!



今夜、母さんと話していて感じたのは、子どもの頃の母さんと今の母さんでは別人のようだという事だ。


勿論、それは俺の錯覚であって、母さんはずっと母さんのままだったのだと思う。


俺が大人になっただけと言えばそうなのかもしれない。


しかし対する母さんは、俺を大人と思って居るのか子どもと思って居るのか、さっき話した程度では深くは知れない。俺の事は、まだまだ子どもだと思って居るかもしれない。


母さんもコズエさんのように、俺の事で「死」が過(よぎ)る程、悩んだ事はあるのだろうか。


縺曖 160

Posted by 碧井 漪 on  


にほんブログ村 小説ブログ


閉室時刻が近付いた。


図書室の窓の鍵を確認し、開いているブラインドを閉めた伸長に、

「おつかれさま。お当番じゃない日は残らずに、帰ってもいいのよ?」と司書室から出て来た副岡がやさしく声を掛けた。


「いえ・・・帰っても暇ですし、ここが一番落ち着くんです。」


家に帰っても勉強以外する事はない。本も読み尽くして、だからと言って書店で新刊は買えないし、中央図書館へも一人で行けない。

乙女ですって 198 (R-18) 愛しいです、でも寂しいです、会いたいです

Posted by 碧井 漪 on  

にほんブログ村テーマ 長編小説、ノベルシリーズへ
長編小説、ノベルシリーズ


隆人が異動先へ発った月曜日の昼頃、菜津子は総務で借りた鍵を持ち、R階へ向かっていた。


今までに屋上へ出た事は何度かある。


私用ではなく、点検業務で。


カチャ、ガチャン。


社内のどこよりも旧式の鍵を開け、ドアノブを捻って、重い鉄扉を動かす。


薄暗かったR階のエレベーター前の狭いフロアに、暖かくなり始めた外の空気と陽の光が入り込んだ。


冬の寒い日、二人でこっそり逢ったあの時の事───とても遠い昔の事のように感じてしまいます。


菜津子は開いた扉の隙間から屋上へ踏み出した。


そこは明るく、風は少し強かったが、予(あらかじ)めコートを羽織っていた菜津子には、堪える程の寒さではなかった。


風で揺れる髪先が頬を掠め続ける中、菜津子は屋上をぐるりと囲む鉄柵へ向かって歩いた。


そして鞄を下ろすと、両手を柵の上に載せた。

縺曖 159

Posted by 碧井 漪 on  

にほんブログ村テーマ 小説同盟へ
小説同盟


「え・・・っと・・・」


それは、つまり、皇くんが僕と一緒に図書館へ行きたくないから、その役目を勇田さんに代わって貰おうという事なのかな。


人の気持ちの分からない僕なりに、一生懸命考えてみたけれど、考えれば考える程、頭の中は真っ白になって、僕の口から言葉が出て来ない。


「今日・・・俺、先に帰ってもいい?」


「うん・・・」


縺曖 157

Posted by 碧井 漪 on  


にほんブログ村 BL小説


“男同士で好き合うとか、反吐が出る”


僕が皇くんを好きだという気持ち、それを表に出したら皇くんは、恋愛感情ではないと言っても気持ち悪いと感じて僕と距離を置こうとするだろうか。


僕が皇くんの事を嫌いなふりをする───それは難しいし、極端だ。


とにかく、BLでなければいいのなら、僕の好きな人は女性という事を伝えればいいんだ。

銀と千の心 35

Posted by 碧井 漪 on  




「母さん、何で黙ってんの・・・って言うか、千里も、玄関で止まってないで中に入って。俺、喉乾いた。母さん、何か冷たい物頂戴。」


「あ、ああ、はいはい。麦茶でいい?」


「うん。」


リビングのソファーに腰を落ち着けた銀矢は、テーブルの上にケーキの箱を置いた。


気付いた聖矢はそわそわして、銀矢の傍をチョロチョロ動き回っている。


母から寿矢を託された千里は、キッチンでグラスに麦茶を入れる母の隣に立っていた。


「千里、こっち来て座ってろよ。」銀矢は座ったまま千里に手招きした。

縺曖 156

Posted by 碧井 漪 on  

「えっと・・・ごめん、皇くんが今言った事、どういう意味かよく解らない。」


「伸長くん、恋人作るなら、女じゃなくて男がいい?」


「えっ・・・?」


「伸長くん、男が好きとか、そういう事ないよね?」


BL嫌いな皇から向けられた鋭い視線が、伸長の胸に突き刺さった。

縺曖 155

Posted by 碧井 漪 on  

にほんブログ村テーマ BL小説(創作)へ
BL小説(創作)


「え?」


「そんな風に言って貰えて。俺も伸長くんのいとこのいとこみたいに不安だった。伸長くんに彼女出来たら、こうやって話が出来なくなるんじゃないかなって思ってたから。絶対ないって言われて、ちょっと安心した。」


膝の間で合わせた両手を握り締めた皇くんは、その手に落としていた視線を、立って居る僕の目に向けた。


どきん。


皇くんと視線が合った瞬間、胸が鳴り出す。

乙女ですって 197 (R-18) トパーズのリングネックレス

Posted by 碧井 漪 on  

にほんブログ村テーマ 長編小説、ノベルシリーズへ
長編小説、ノベルシリーズ


3月21日土曜日の朝。


ゆうべ、隆人と別れの言葉を交わしたにも拘わらず、菜津子はしあわせを感じていた。


忘れたくないと言った菜津子に対して、隆人はありがとうと言い、菜津子が隆人を想う気持ちを咎めなかった。


菜津子の方は勿論、長年片想いをしていた相手から想われて悪い事はない。


舞の事を考えると胸は痛むが、この先、二人で会う事は二度とない相手。


ただ、離れても思っていたい、それすら許されないと思っていた──しかし、隆人も菜津子を忘れたくないと言った。


菜津子は、お互い無理に忘れる事をしなくていいと分かった途端、胸を痛ませるものを消し去る事が出来た。

縺曖 154

Posted by 碧井 漪 on  

にほんブログ村テーマ オリジナルBL小説・・・ストーリー系へ
オリジナルBL小説・・・ストーリー系


「僕のいとこのいとこの話なんだけど、親友に好きな人が出来たんだって。それで、その親友が好きな人に告白するかもしれないって言うんだ。」


「それで?」


「うん。それで告白した後、もしも親友に恋人が出来たら僕のいとこのいとこは、親友に相手にされなくなるんじゃないかって悩んでるんだ。」


「いとこのいとこって、男?」


「うん。」

積み重なって解けるとき 62 ※哲編

Posted by 碧井 漪 on  


にほんブログ村 恋愛小説(純愛)



哲はキッチンでサラダとスープを平らげた後、トレーニングウエアに着替えて、定刻になるまでストレッチをして、それから外に出た。


店の裏から吉夜も出て来て、軽く準備運動した後、いつものコースへ走り出す。


その前に、僕はきみちゃんの部屋を見上げた。


灯かりの消された部屋の窓辺で、きみちゃんは僕に向かって手を振ってくれた。


僕も手を振り返す。


じんわり。


胸と目の奥が熱くなる。


僕の大切な人。


傍に居て欲しい人。


愛おしい人。


縺曖 153

Posted by 碧井 漪 on  

これでは、皇くんの友達だなんて言えない───


僕は友達のしあわせを願えない人間・・・友達失格だ。


「何か悩み事?さっきからずっとここに皺寄せてさ。」


言われて皇の顔を見ると、皇は、わざとらしく皺を寄せた自分の眉間を指でさして、口をへの字に結んでいた。


それを見た伸長は、思わず吹き出した。


縺曖 152

Posted by 碧井 漪 on  


にほんブログ村 BL小説


はあっ・・・


放課後。今日も誰も居ない図書室のカウンター内の椅子に座り、溜め息を吐いた伸長の瞼を、ひやりと冷たいものが覆った。


「えっ?」伸長が驚いて思わず声を上げると、

「ぷっ、ぷぷぷ・・・」と吹き出す声が聞こえた。


縺曖 151

Posted by 碧井 漪 on  

僕を好きになって・・・って、それでは、僕が皇くんに『恋』している事になってしまう。


違う違う。


そうではなくて僕は───この『好き』は『恋』ではない。友達としての『好き』・・・の筈だけど、勇田さんを見ると、胸の奥に嫌な波がざざざと立つ。


胸がぎゅーっと締め付けられたみたいになって、皇くんが勇田さんに告白するのを見ていたくない。


目を瞑り耳を塞いでこの場から逃げ出したいのに───

乙女ですって 196 (R-18) 不適切な「さよなら」

Posted by 碧井 漪 on  

にほんブログ村テーマ 長編小説、ノベルシリーズへ
長編小説、ノベルシリーズ


黙り込んだ隆人に、

「隆人さん、今、どちらにいらっしゃいますか?」と菜津子は訊ねた。


菜津子に心配されていると気付いた隆人は、冷静になり、まだ駅前であるにも拘らず、

「自宅の傍だ。」と答えた。


「そうですか。」


自宅───その言葉に菜津子は、それまで忘れそうになっていた舞の存在を思い出し、シャツの胸元を片手でぎゅっと握り締めた。


「悪かったね、電話をして。」


「いいえ。」


「ありがとう。それじゃあ・・・」


「はい。こちらこそ、ありがとうございました。」


そう言ったのに、菜津子は電話を切らずに待っていてくれた。おそらく俺が先に切ってから・・・と考えての事だろう。

縺曖 150

Posted by 碧井 漪 on  

にほんブログ村テーマ 自作小説!!へ
自作小説!!


あちこち探してみたけれど・・・ない。あと一冊がどこにもなかった。


どちらかと言えば、冒頭より結末の方を重視する僕なので、最終話、彼女の恋の行方を見届けられない今の気持ちは凄く落ち着かない。


テレビアニメやドラマも、それまでずっと見続けていたのに、最終話だけ見逃した時の悔しさは、作品が素晴らしければ素晴らしいだけ尾を引く。


伸長は最終巻がない事に気付かず読み始めてしまった事を後悔したが、読まなければ良かったとは思わなかった。


恋をする女の子の気持ちが少し解った。

積み重なって解けるとき 61 ※哲編

Posted by 碧井 漪 on  




きみちゃんに背を向けた僕が、部屋を出ようとドアの前に立つと、コンコン、きみちゃんが何かを叩く音がした。


振り向くと、きみちゃんは手にしているホワイトボードに向かってペンを走らせている。


書き終えたきみちゃんは、ホワイトボードを僕に向けて掲げた。



【私はてっちゃんの彼女ですか?】

【Yes No】



僕の訊きたかった事と同じだ、と思った。

縺曖 149

Posted by 碧井 漪 on  




いつものように、寝る前に開く本の内容は、伸長の頭の中にまったく入って来なかった。


文字を目でなぞりながら、考えるのは別の事。


伸長の頭の中には、図書館で皇と勇田が向かい合って見つめ合う姿だった。


『恋』


僕も誰かに恋をする。皇くんのように。

銀と千の心 33

Posted by 碧井 漪 on  

にほんブログ村テーマ リアル・恋愛小説へ
リアル・恋愛小説


翌日、千里の体は怠く、立って居ると眩暈がした。そして食欲も湧かなかった。


下腹部に痛みを感じ、トイレへ行くと出血していた。


生理かな・・・それならクラクラしてお腹が怠い事も、ムカムカして食事が出来ない事も説明がつく。


しかしその翌日、出血は無くなり、今度は胃の辺りが痛くなった事で千里の不安は増した。


何か病気かもしれない・・・婦人科系の病気・・・癌とか。


食べられないせいで、夏なのに寒気と頭痛、眩暈もして、何より原因が解らない事で不安になり、千里は寿矢の相手をする事も難しくなった。

誰の胸も痛めない言葉が好ましい

Posted by 碧井 漪 on  

誰の胸も痛めない言葉が好ましい
にほんブログ村テーマ ブログで小説・イラストへ
ブログで小説・イラスト


生まれ付きあたしは女と決められていた。


だけどいつからか、男に生まれたかったと思っていた。


女とあらば、気持ちのない相手でも抱ける男に。


勿論、そうではない男もいると思うけれど、あたしがセックスに望める事は、気持ち良さだけだから。それだけしか望んではいけないと決められた人間だから。





この世で嘘を吐かないで生きている人に会ってみたい。


誰しも保身の為、嘘を吐く。


あたしの場合は、まず相手の心を壊さない為──なんて綺麗事と言われればそれまで。


あたしの体の中にある秘密を誰にも明かしたくないだけ。


本当の事、それを言えば、相手もあたしも決してしあわせとは言えないような、妙な気持ちになる。

縺曖 148

Posted by 碧井 漪 on  

放課後の図書室、皇とは会えたが、勇田という女子生徒の姿はなかった。


「勇田さん、今日、部活みたいで。来られないって。」


ぼそりと言った皇くんの横顔は少し不満そうだった。


今日も彼女に会いたかったのかな?僕には会えないとしても、皇くんは今みたいな顔をきっとしないんだろうな・・・なんて事を考えて、少し寂しくなってしまった。

乙女ですって 195 (R-18) 新月

Posted by 碧井 漪 on  

にほんブログ村テーマ 長編小説、ノベルシリーズへ
長編小説、ノベルシリーズ


二時間半近く経った頃、ようやく会がお開きになった。


皆が席を立ち、一人一人と握手を交わして丁寧に見送った隆人は、ふら付く足取りで一人、トイレへ向かった。


加集は気を利かせ、先に一人店を出て、溪の待つ自宅へ帰った。


隆人の様子が心配な菜津子は会計をしながらその様子を窺っていた。


トイレに入った隆人は用を足し、手を洗うと、鏡に映った赤い顔の自分に向かって、ハッと声を出し、嘲笑した。


くたびれて情けない男――菜津子は今頃、俺なんかと別れられて良かったと安堵しているだろう。


だから今夜は、俺の姿が惨めで情けなければ情けないだけ良かったのか?


ははっ、滑稽だ。


しかしよくやった、俺。


好きな女に幻滅された。よくやったよ、俺。


これで未練なんてもう、木っ端微塵だ。

縺曖 147

Posted by 碧井 漪 on  


にほんブログ村 恋愛小説(純愛)


生涯の友を作る事は僕には無理だと諦めていたけれど、今は皇くんが僕の生涯の友になってくれるのではないかという期待に胸が膨らむ。


僕の前に立った大学生位の年恰好の男性のリュックサックが、電車が揺れた弾みで僕の手の甲を擦った。


ハッと見ると、黒い生地に蛍光イエローの縦ラインが入っているデザインで、僕はその時、何か忘れている事があると思い出した。


何だろう、あ、蛍光イエロー・・・付箋だ。

風邪みたいに移して 50

Posted by 碧井 漪 on  




公子は、ホワイトボードを抱えたままの母を睨みつけ、無言で抗議するかのように、開いた右手のひらを寄越せという風に強く突き付けた。


「何、そんなに怒ってんの。」と母はホワイトボードをベッド上の公子に渡すと、ボードに貼り付けてあるペンを取り、ボード消しで文字を消し始めた。


「具合どう?熱はだいぶ下がったみたいだけど、アイス持って来──」


「んっ!」


咄嗟に公子は文字の上を手で覆い、母の手に握られたボード消しの動きを止めた。


「何してんの。消したくないの?でもこれ台所のだから返して貰わないと。」


分かってる、それは分かってるけれど──


ボードを胸に抱えた公子に、

「はいはい、別に急いで返して貰わなくてもいいけど、もう半分消しちゃったわよ?」

母は公子の心をチクチク刺すような事を言う。しかし、その母には悪気が無いので、人の気分を害している事にいつまでも気付かないのが更に公子の気持ちを逆撫でる。


公子の声がいつも通り出る状態だったなら、『もういいから、早く出てって!』とでも、ぶつけていただろう。


唇をへの字にした公子は、母と目を合わせずに、ただ首を横に振った。


縺曖 146

Posted by 碧井 漪 on  

駅前に着くと、

「それじゃあ、また明日。」と皇くんは何気なく言い、支えている自転車のハンドルから右手を離すと僕に向け、軽く振った。


「うん。また明日。」明日も会うという約束をさらりと交わして、喜びを感じつつ僕は手を振り返した。


自転車に跨った皇くんは、ちらと僕を振り返り、一度軽く頷いてからペダルを漕ぎ出した。

銀と千の心 32 (R-18)

Posted by 碧井 漪 on  

にほんブログ村テーマ ちょいエッチへ
ちょいエッチ


「琥珀ちゃんがママかぁ・・・と、言う事は、私達の甥か姪、聖矢達のいとこになるって事よね?」


「そうだな。」


「男の子だったら、寿矢のおさがり着られるね。まだ新しくて綺麗なシャツがあるの。」


「はは・・・千里が産む訳じゃないのにそんなに張り切って。子ども欲しいならもう一人産んだら?」


「え・・・うん・・・でも、先月も生理来て、今月もそろそろ来るから。何だか妊娠しにくくなっちゃったみたい。」


「そんな事ってあるのか?」


「うん、あるらしいよ。二人産んでても、三人目が授からないって。でも贅沢だよね。二人産んでるんだからって言われちゃう。」


その反面、ご近所や知り合いに、”次は女の子ね”と言われてしまうと寂しくなる。


避妊せず、以前より頻繁にセックスしているのに子どもを授かれない。


それは私の体が変わってしまったという事なのかもしれない。


体質が変わり、妊娠しにくい体になってしまった事は、三人目の出産をそれ程考えていなかった千里でもショックな事だった。


乙女ですって 194 (R-18) 知らなければ感じなかったしあわせ

Posted by 碧井 漪 on  


にほんブログ村 恋愛小説(愛欲)


「乾杯!」


皆でジョッキを掲げた後、グビリと一口ビールを飲む間、目だけを菜津子へちらりと向けると、隣に座る加集が自分と菜津子のジョッキをこっそり入れ替えていた。


加集はまず自分のジョッキを半分空け、それを菜津子のジョッキと入れ替え、なみなみ注がれた生ビールジョッキをもう一度呷った。


周りは気付いていないようだ。


菜津子はホッとした表情を浮かべている。


酒が苦手だと聞かされた事はなかったが、まぁ、飲みたくないものを無理に飲む必要はないと思っている。


菜津子が頼れる加集がここに居て良かった。


俺と菜津子がこうなると判っていたら、もっと早い段階で俺が身を引き、加集を応援・・・する事は出来かっただろうが、菜津子にはしあわせになって欲しいと思う。


誰かと──なんて、本当には願えない俺を、俺はいつも殴りたくなる。自分ではしあわせに出来ないくせに、誰かにしあわせにして貰ってとも願えない、俺の心の狭さに辟易する。

縺曖 145

Posted by 碧井 漪 on  

他人からの評価で自分は変わると聞いた事があるが、それはこういう事なのだろうと、今、知れた。


皇くんの評価で僕の中身は変わって行く。


自分から見た自分の性格と、皇くんから見た僕の性格が混じり合って、多分それが一番本来の僕に近いものなのだろう。


僕は自分が素直な人間とは思って居なくても、皇くんがそう感じてくれたなら、50%、僕は”素直”な人間になれる。


自分だけでは決められなかった事が、誰かに決めて貰える事の快さを今感じた。


一人であれこれ考えているより僕は、皇くんと二人でやり取りしている時の方が、色々な考えが浮かび、成長出来ていると感じる。


自殺相談所 23 自力

Posted by 碧井 漪 on  

にほんブログ村テーマ 生きる上で大切なことへ
生きる上で大切なこと


この相談所を訪れて、”自殺”や”死”より大変な事は、”生きる”事だと、ちょっと変わった相談員や相談者達を見ていて感じた。


大変な事を、毎日続けて居る。それはしんどい事。だから時には逃げたくなってもいい。


死にたくなる気持ちを否定しない。誰しも経験があり、通る道だと客観的に、穏やかに見つめている。


少し休んで、急がず焦らずゆっくりのんびり、人生の道のりはまだ長い。たった一瞬で結論を出そうなんて考えたらいけなかったんだ。


死への道は一本しかないけれど、生きる道は何本にも分かれている。


まだ選べないだけ。ゆっくりじっくり、生きている内に選べばいい。


間違っても失敗しても、もう一度、歩いて行けばいい。


どの道も、ゴールはみんな、”死”なんだから。


急がない。時の流れるままに生きて、自分の納得出来る答えを探し続ければいい。


該当の記事は見つかりませんでした。