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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

自殺相談所 14 自助努力

Posted by 碧井 漪 on  

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「訊き出すのではなく、ただ聴くのですよ。知らない相手だからこそ、何のしがらみもなく打ち明けられる事があります。」


「でも、もしも・・・生きて居たくないとしか言わなかったら?」


「生きて居たくない―――それなのにまだ生きて居るという事は、迷って居るという事です。」


「迷う?」


「自殺をして、生命を終わらせたいのではなく、今生きて居るこの心に安らぎを求めているだけです。その術が分からない、思いつかないから、自殺して生きる事を終わらせたいと考えます。」


確かにそれは解る気がする。


楽になりたい、でもなれない。


苦しさから一刻も早く逃げ出したい。だけど自分一人の力ではどうにもならなくて、どうにかしようとして、手っ取り早く命を絶ってしまう事を考える―――


縺曖 36

Posted by 碧井 漪 on  

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オリジナル小説発表

僕はケンイチさんの方を見た。


「先輩、ご自宅のご住所を、このナビに向かって言って下さい。」と、ケンイチさんが液晶モニターを人差し指でタッチしながら言った。


え?僕の自宅の住所・・・?


「えっと、家の住所、ですか?」


「そうです。音声認識なので、はっきり話して頂けると助かります。」


「あ、はい。」


僕は自宅の住所をモニターに向かって、はっきり喋った。


百世不磨の心 94 (ムーンライトノベルズ109話) (R-18) ホンノウ

Posted by 碧井 漪 on  

百世109
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小説15禁・18禁(性描写あり)


金ちゃん、黙ったまま、こっちを向いてくれない。


もう私のカラダに興味持てなくなっちゃったから、きっと今頃、付き合った事、後悔してるのかもしれない。何て言って別れようかな、とか考えてるのかも。


再会して、やっと両想いになれて嬉しかったのに―――こんな終わりを迎えるなんて思ってなかった。


金ちゃんと別れたら、私・・・きっともう誰とも付き合えない。ココロもカラダも、ひとりぼっちになっちゃうんだ。


えーん!


ぐすぐす、ぐすっ。


涙で前が見えなくなった琥珀が、両目を両手でゴシゴシ擦った時、振り返った金矢が琥珀の体を抱き締めた。


ぎゅっ・・・?


両腕を上から縛られる感覚の後、金ちゃんの両手が私の背中に届いたのが判った。


「琥珀。泣かないで。琥珀が嫌な事はもうしないから。」


私の肩に、金ちゃんの顎が触れている。


「嫌な事って、何?」


「セックス。ゆうべみたいに琥珀に痛いの我慢させてまでしたくないから。」


縺曖 35

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小説同盟

バタン。


ケンイチさんが運転席に乗り込むと、右手で何か操作をして、車にエンジンが掛けられた。


パッとライトが点き、それまでくすんだ色に見えていた駐車場の壁と柱が、青白く光り輝いた。


そして、

「失礼します。」

鋭い目をしたケンイチさんの右手が、僕の喉元目がけてスッと伸びて来た。


ゾクッ!


これって・・・首を、締められる・・・?


皇くんの“気を付けて”って、こういう事?


考えたら、僕はケンイチさんの事を何も知らない。皇くんの事も大して知らない・・・


縺曖 34

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ケンイチさんについて行った僕の目の前に現れたのは、大きな白い車だった。背が高くて、車種は何て言うのかな、僕は車の種類に詳しくないからわからない。


確か、ワゴン車?


タクシーみたいな乗用車ではなくて、後ろが引き戸みたいに開く、マイクロバスみたいに長い車。


「先輩、どうぞ。」


ケンイチさんはその白い大きな車の助手席のドアを開けてくれた。


馮離 B面 2

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賢一 1
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BL小説(創作)


カタ、カタカタ、カタカタ、カタッ。


音が止んだ。


「賢さん。」


キーの上に両手の指を載せたまま、振り向かずに彼は俺を呼んだ。


「はい。」


「いつものお願いします!」


いつもの──あれか。


立ち上がる時に、キシッ、マッサージチェアが小さく音を立てた。


スウッと息を吸い込んで、抑揚を抑え、うんと低音を意識して、そっと吐き出すように放つ。


「・・・殺したい程、愛してるよ。」


縺曖 32

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僕は明日のお昼頃、コウくんのおうちにお邪魔するという話が纏まり、ケンイチさんに車で送って頂く事になってしまった。


ケンイチさんと地下駐車場へ向かう為、エレベーター前で待っている時、


「先輩、これ、後で読んで下さい。」と、開いた生徒手帳の一頁をビリリと破いて二つに折ると、僕の手を取り、しっかり握らせた。


コウくんは、さっきから、ちらちらと、僕の左隣、エレベーターの扉前に立っているケンイチさんを気にしている。


一方ケンイチさんは、一点を凝視したまま、身動(みじろ)ぎもしない。


僕は、ケンイチさんの内なる気を、微かに感じたような気がした。


縺曖 31

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「先輩、上がって。」


「あ、僕はここで・・・失礼します。」


夜遅くに人のお家にお邪魔するなんて、よくない。先生にはお会いしたかったけれど、簡単にお会い出来る方ではないのだから、諦めよう。


帰ると告げた僕の声が小さ過ぎたのか、コウくんはケンイチさんの方を向き、

「賢一さん、朝臣は仕事中?」と訊いた。


「そう。夕方から執筆に入って、珍しく今日はまだ途切れずに頑張ってますよ。」


「そっか。会わせたかったのに。朝臣、友達連れて来いって言ってたから。」


ああ、そうだった。僕はコウくんの"友達役の人"としてここへ呼ばれたのだった。


・・・と言う事は、僕は塔之先生にお会いするまで帰らない方がいいのかな?


「友達・・・確かにそうだけど、今は―――それに先輩は帰りたそうですよ?先生に会わせたいなら、また、昼間に来て貰えばいいでしょう?」


「昼間って・・・学校だし。」


「先輩、明日は如何ですか?」


何の前触れもなく、ケンイチさんが僕に向かって微笑みながら訊いた。


縺曖 30

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自作小説!!


あれ?


この人はコウくんの従兄弟の”アサミ”さんではない?


“ケンイチ”さん?名前で呼ぶという事は、お兄さんではなさそう。


「皇くん。どうしてお友達が、先生の本を持っているのかな?」


「・・・学校からここまで、運ぶの手伝って貰ったんです。」


「まさか、話したの?先生の事。」


「・・・人に話されてマズい小説書いてるって言いたいの?」


「そうじゃないよ。だけど誰彼構わず打ち明けていい話ではないでしょう?」

縺曖 29

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伸長は、再び歩き出した皇の後ろをついて歩き、

「この部屋です・・・じゃなくて、この部屋。」

と、言い直した皇は、折り畳み傘をドア横の壁に立て掛け、ポケットから取り出したキーケースを片手で巧く操り、鍵を出した。


そしてドアに挿した鍵を引き抜くと、玄関ドアを開け、「伸長先輩、どうぞ。」と伸長に先に入るよう促した。


玄関の灯かりが自動で点いた。凄いな、そういう設計なんだ。


伸長は思わず、天井を見上げた。天窓が見え、最上階という事を思い出した。


電球色の暖かな色に包まれた玄関内は、想像より広かった。たたきに靴は一足も出ておらず、生活感を感じさせない。


見回すと、通常下駄箱を置く右手の壁は一部切り取られたように少し窪んでいて、それを補うかのように襖程の大きさの鏡があった。


鏡に向かって左側の縁に、取っ手と思しき金具が見える。


なるほど、あの大きな鏡が扉になっていて、横に開くのかもしれない。そうでなければ、靴をしまう場所がない。


縺曖 28

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どきどきどき・・・通路から見える景色にもドキドキするけれど、このドキドキは違う種類のドキドキも混ざっている。


だって、僕は生まれてこの方、小説家に会った事が一度もないから。


どんな人なんだろう。この本を書いた人って。


会ってみたいけど、でも執筆中とかで、実際に会えるとは限らないよね。


「藤野くん、あの、僕がお宅にお伺いしたら・・・先生のお仕事の邪魔になるのではないかな?」


縺曖 27

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皇に続いてエントランスの自動ドアを潜(くぐ)った伸長は、エレベーターに乗り込んだ。


皇は、一番上にある8のボタンを押すと、扉を閉めるボタンは押さずに伸長を振り返った。


「先輩。」


「はい。」


びくりとした伸長の視線は、真っ直ぐ見つめて来る皇と開いたままの扉の向こう、煌びやかなシャンデリアが飾られ、大理石の床が眩しいホールとを行き来した。


「友達になってくれませんか?」皇に唐突に言われ、


「Fe?」フとヘの間の声が伸長の口から漏れた。日本語の発音ではないと思えた。


縺曖 26

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いつの間にか僕の前方で振り向いた藤野くんがそう言ったのは、駅から近くも遠くもない、閑静な場所に立つ集合マンションの門の前だった。


一角が街のようになった場所に点在するマンション群。


僕の知る、近所の簡素な公営団地とは比べ物にならない位、お洒落な外観。


洋風だけどゴテゴテしている訳ではない所が高級感を醸し出している・・・なんて。


僕の表現の幅は狭い。読むのは好きだけど書くのは苦手、と言うよりも書けない。


言葉の並べ方が下手で、気分の悪くなる文章しか書けない。だから書かないようにしているというのもある。


百世不磨の心 92 (ムーンライトノベルズ107話)

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百世107
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「よーし、お夕飯出来たっと。金ちゃん遅いな。まだ帰って来ない。」


時刻は17時過ぎ。


琥珀は、壁の時計から教室の畳の上へと視線を移した。


さっき、あそこで金ちゃんに押し倒された時は、どうなるかと思った。心臓が飛び出すかと思える位、体の中で跳ねて、息が苦しかった。


仰向けになっていたら、私のお腹がゴロゴロ鳴り出して、恥ずかしかった。


咄嗟に『お腹が・・・お手洗い借りてもいい?』と言ってしまった。


しばらくトイレにいたけれど、気持ちが落ち着いて来たから金ちゃんの前に戻ると、


金ちゃんは「ちょっと出掛けて来る。」と、13時半過ぎに一人で家を出て行った。それきり、連絡がない。


心配になって来た。電話してみようかな?


でも気まずい。金ちゃんに電話して、なんて言えば・・・ううん、何も言えないよ。


琥珀は手の中のスマートフォンを見つめて、溜め息を吐いた。


恋人の家に泊まる──それは嬉しくない訳ではない。


甘くてドキドキして、一晩中、彼の体温を感じながら・・・


「何をどうすればいいの・・・?」


一応大人だから、そういう知識はある。えっちなビデオを見せられた経験もある。


一人えっちでイッた経験も、そう言えば過去に金ちゃんにイカされた経験もあった。


でも、ない。


男の人とセックスした事がない。


だから処女なのよ。うんうん、そうだった。


縺曖 25

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「こちらでよろしいですか?」


「あ、はい。ここでいいです。」


皇と伸長を乗せたタクシーは、目的地に到着した。


「えー、お会計は1640円になります。」


「これで。」


皇は、制服のズボンのポケットから出した財布から、千円札二枚をすっと引き抜き、タクシー代金を支払った。


縺曖 24

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皇を追い掛けてタクシー乗り場に着いた伸長の前で、停車していたタクシーの後部ドアは、パカッと自動で開いた。


先に乗り込む皇の姿を見ながら、伸長はちらと、タクシーなら僕が付いて行く必要はないんじゃないかな?と思った。


「先輩、乗って下さい。」


「う、ん・・・」


後ろを振り向く運転士さん、開いたままのドア、後部座席には既に藤野くんが座っていて、僕が乗り込むのを待っている。


縺曖 23

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「じゃあ、丁度いいのでお願いします。」


通学用のリュックサックを背押う伸長と皇の二人は、折り畳み傘の柄を右肩から斜めに掛けて首で挟むようにしながら、昇降口を出た。


二人は、副岡に貰ったゴミ箱用のポリ袋を被せた本の詰まった紙袋を、それぞれ胸の前に抱えている。


雨の強くなる中、ずしりと重いそれが濡れないように注意しながら高校の正門を出た二人は、駅に向かって歩く足が、だんだんゆっくりになって行った。


ふぅ、結構大変だ。この前も今朝も、運んだのはこの半分の量だったから。


伸長は、本の入った紙袋を抱えて、皇と二人で歩くのは、高校から徒歩五分少々の駅のバスロータリーか駅改札口までだと思っていた。


まだ午後4時前だと言うのに、空は雨雲に覆われて、辺りはすでに日が暮れたように暗かった。



縺曖 22

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司書室の扉を開けて図書室内に入った伸長の前に、皇がサッと近付いて来た。


「あ、どうしたの?」どぎまぎしながら答えた伸長に、


「同居人に家から本を持ち出したのがバレて、休み前に渡した本全部、今日中に家に戻せって言われて。だから、すいませんけど本全部返して貰ってもいいですか?」


え・・・?と思った。まだこれから続きを読むのを楽しみにしていたのに。


しかし伸長は、

「勿論。」と、

縺曖 21

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自宅に持ち帰った本を三日間で読み終えた伸長は、5月2日月曜日、本達を入れた紙袋を厚い布製の手提げに入れた上で、大事そうに抱えて登校した。


昼休みに図書室へ行き、紙袋の中の読み終えた本達を、他の本達と一緒に一旦司書室の棚に収めさせて貰った。


明日からまた三連休、今日は残りの本達を持って帰って、読破しよう。


小説の方はコミックス以上に過激な表現の連続だったけれど、事が自然と澱みなく流れて行く描写力に脱帽した。


BL小説を知らない人にも読んで欲しいと思う程、丁寧に書かれていて、読まないと言っていた藤野くんにも是非お勧めしたいと思った・・・性的描写については言及せずに。

百世不磨の心 91 (ムーンライトノベルズ106話)

Posted by 碧井 漪 on  

百世106
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「え?」なんで・・・したの?


「あ!」金ちゃんが短い声を上げた。


突然の事で、私は美優生のキスを避けようがなかった。


キス、されちゃった・・・金ちゃんの前で。


「へへん!いーもんね。琥珀の秘密はあんたより詳しく知ってるし。身長体重スリーサイズに足と指輪のサイズも、背中のホクロの位置だって知ってるもんねっ!一緒に居る時間が長かったのは俺の方だ。」


「みゆきちゃんっ!」もうっ!金ちゃんを刺激するような事、言わないでよ!多分、怒ってる・・・


「そんな事 知らなくても、琥珀は俺がいいんだって。」


ん?怒ってない?私が他の人にキスされても許せるのかな?


「金ちゃん・・・」







縺曖 20

Posted by 碧井 漪 on  

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「全部読んで、気に入ったら僕にくれるとは言ってたけど・・・」


「新品だけどゴミって事?ああ、引っ越しとかで処分する必要に迫られて、家族にバレるのを恐れて、押し付けたかったって事かしらね?」


「違うよ、この本は彼のい・・・えっと・・・」


勝手に彼の秘密を話してはいけない気がして、口を噤んだ。


「カレノ・・・何?」


「えっと・・・」


SとS (BL) R-18 目次

Posted by 碧井 漪 on  

瞬太朗

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□ SとS 1 (相違相恋 BL編)  2014/11/23
  五月瞬太朗

□ SとS 2 (相違相恋 BL編)  2014/11/25
  五月梧朗

□ SとS 3 (相違相恋 BL編)  2014/11/26
  潮田晴之輔

□ SとS 4 (BL)  2014/12/03
  蘇る想い

□ SとS 5 (BL)  2014/12/04
  普通ではない辛さ

□ SとS 6 (BL)  2014/12/08
  受け継いだ血

□ SとS 7 (BL)  2014/12/09
  バスルーム

□ SとS 8 (BL)  2014/12/29
  自分と俺

□ SとS 9 (BL)  2015/01/03
  一人では癒やせない傷

□ SとS 10 (BL)  2015/01/04
  愛される要素のない自分

□ SとS 11 (BL)  2015/01/23
  巡り合わせ

□ SとS 12 (BL)  2015/02/25
  好きな人の好きな人

□ SとS 13 (BL)  2015/02/28
  心の痛み

□ SとS 14 (BL)  2015/03/06
  一生懸命 心を測る

□ SとS 15 (BL)   2015/06/13
  会いたくて動けなくなる

□ SとS 16 (BL)  2015/09/25
  空っぽにしてしまうまで吐き出したい

□ SとS 17 (BL) ※R-18  2015/09/30
  会いたかった人

□ SとS 18 (BL) ※R-18(読み飛ばしても問題ありませんの回です!←強調)  2015/10/03
  忘れなくてもいい人

□ SとS 19 (BL) ※R-18 (閲覧ご希望の方はご注意下さい)   2015/10/05
  ハジメテノヒト

□ SとS 20 (BL)  2015/10/07
  選ばなかった道に置いて来た恋心

□ SとS 21 (BL) ※R-18  2015/10/09
  夜が明けるまで

□ SとS 22 (BL)  2015/10/10
  もっと、すきに、させる

□ SとS 23 (BL)  2015/10/11
  愛の鍵

□ SとS 24 (BL)  2015/10/12
  渇愛

□ SとS 25 (BL) ※R-18ですm(_ _)m  2015/10/22
  抗えない

□ SとS 26 (BL) ※R-18  2015/10/24
  しあわせにする

□ SとS 27 (BL) ※R-18  2015/10/29
  二人で生きたい

□ SとS 28 (BL)  2015/10/31
  好き、それから、大切

□ SとS 29 (BL)  2015/11/02
  腕時計と不安

□ SとS 30 (BL)  2015/11/05
  承知

□ SとS 31 (BL)  2015/11/06
  愛着

□ SとS 32 (BL)  2015/11/09
  甘い罰

□ SとS 33 (BL)  2015/11/12
  愛しい笑顔

□ SとS 34 (BL) 最終話  2015/11/18
  SとS (最終話)

□ 接着物質(告げ書き)  2015/4/2
  接着物質(告げ書き)

□ あとがき  2015/12/10
  あとがき+人物家系図


□ Valentine wedding -SとS(BL)番外編- 前編  2016/02/13



□ Valentine wedding -SとS(BL)番外編- 中編  2016/02/14



□ Valentine wedding -SとS(BL)番外編- 後編  2016/02/15



□ SとS (BL) 続きはないかも編 (R-18)  2016/04/14
  愛することと憎むこと (前編)


□ SとS (BL) 続きはあったの編 (R-18)  2016/05/14
  愛することと憎むこと (中編)


□ SとS (BL) まだまだ続いてごめんなさい編 (R-18)  2016/07/22
  愛することと憎むこと (後編-1)


□ SとS (BL) 本当はこれで最終話にするつもりだったのに終わらなかった編 (R-18)  2016/08/04
  愛することと憎むこと (後編-2)


□ SとS (BL) 本当に最終話ですって編 (最終話)  2016/09/03
  愛することと憎むこと (後編-3)



SとS相関図


SとS バナー2

※1~34話+番外編はムーンライトノベルズにも掲載中です


挿絵集↓イラストクリックで大きな画像になります

縺曖 19

Posted by 碧井 漪 on  

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オリジナル小説発表

日和は開いていたコミックスを閉じて、伸長のベッドの上にあぐらをかいた。


「BL読んだからって人の気持ちがわかる訳ないでしょう?」


「え・・・」


「誰だって人の気持ちなんてわからないものなの。同性愛を学びたいって言うなら別だけどさ。あんたは本より実地よ。」


「実地?」


SとS (BL) 本当に最終話ですって編 (最終話)

Posted by 碧井 漪 on   8 

SとS番外編最終
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顔を上げて振り向こうとした途端、右隣に立った人の腕が、俺の背中を横切り、大きな手のひらが俺の左肩を包んだ。


「何、泣くほど日本に帰りたいって?」


セイが瞬太朗の肩に掛けたのは、セイのコートだった。


「監督・・・違いますよ。風が目に沁みただけで。」


瞬太朗は慌てて、ゴシゴシ、シャツの袖で両目の下を擦った。


「スタッフがさ、俺がお前を苛めるから、"実家に帰る"と言い出したって言ってたぞ?」


「あ、いえ、それは・・・ちょっとリフレッシュしたくて。」


「リフレッシュ?理由は。」


「・・・このままだと、憎みそうだから・・・」


「肉味噌?」

縺曖 18

Posted by 碧井 漪 on  

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「腐るって言うのは、何て言ったらいいのかな?うーん・・・同性愛、BLとかGLとか、アブノーマルな趣味に走ったオタク女子の事を自虐的に腐ってると言ったのと婦女子を掛けたとか何とかで、腐女子。最近はあんたみたいなのを腐男子って言うらしいわ。」


「フダンシ?普段子・・・じゃなくて腐?」


「念の為訊くけど、真に腐ってないわよね?」


「シンにクサるって?」


「のぶが、ゲイ・・・えっとホモ?って事よ。同性が好きって事。」


「ドウセイが好き?」


「恋愛対象が男の子かって事。お母さんには黙ってるから、私にはちゃんと言って。」

縺曖 17

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日和も相当の読書家だった。


しかし、伸長が日和の持っていた本に興味を示す年齢になる前に、日和はそれらの殆どを売ったか捨てたかして処分してしまっていた為、伸長は日和がどのような本を読んでいたのかという事を全く知らなかった。


「原作 塔之寵姫か・・・名前を聞いた事あったけど、結婚してからこういうの買わなくなったからなぁ。でも画も綺麗で、攻め受けの人物設定とか変わってて面白かったから、続きは電子書籍版探して読んでみようかな。」


「こういうの・・・?」


「まさか、のぶがBL読んでるなんてねぇ。びっくり。」


「お姉ちゃん、BL・・・読んだ事あるの?」


伸長は、今一番知りたい事を日和に訊いた。


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