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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

百世不磨の心 77 (ムーンライトノベルズ92話)

Posted by 碧井 漪 on  

百世不磨92

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長編小説、ノベルシリーズ


「今日は、先生の結婚式だったんでしょう?それをやめた日に、私と結婚するなんて、駄目です。それに、土曜日だから役所は閉まってます。」


「・・・ごめん。俺がもっと早くセンリの事を知ろうとしてたらこうはならなかったのに。」


「私も、先生に知らせる事は考えられなくて、ごめんなさい。この子を産めなくなるかと思うと怖くて言えませんでした。先生に隠したまま産んで、一人で育てたいとしか考えていませんでした。」


「それは、俺があんな別れ方したから・・・全部俺のせいだ。センリにもこの子にも本当にすまない事をした。」


「私より、婚約者の人の方が辛いと思います。私が、先生を奪ってしまう形になって・・・」


「婚約者はさ、ホッとしてると思う。彼女は俺の事を愛してなかったんだ。俺の兄貴を今でも愛してて、俺は身代わりだったんだ。だから、俺が心から愛しているのは、センリただ一人だ。」銀矢は、聖矢を抱く千里の背中をやさしく撫でた。


「俺の家族は、センリとこの子だ。愛してる。」


「先生・・・」


「もう何も心配しなくていい。これからはずっと、俺が二人を守るから安心して。」


「はい!」


ごほん、こほんっ!


誰かの咳払いの後、

「お邪魔みたいだから、そろそろ帰るわね。私は明日また面会時間に来るから。」ソウが病室のロッカーから荷物とコートを取り出した。


「先生はどうします?俺達と帰りますか?」一応という風に、美優生が訊いた。


「俺はとりあえず、近くに宿を探して、そこに泊まる事にするよ。」


そう答えるだろうと想定していた美優生と琥珀は、センリに「おめでとう」と告げ、バイバイと手を振った。




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Posted by 碧井 漪 on   39 

mojibakesyougaioshirase

FC2フォーラム ゆきママさま事例


当ブログもケータイページの文字化け報告を頂きました。


ケータイ用テンプレートは、PC用スマートフォン用のエンコードと違う為、文字化けしているのではないかということらしいです。


個々のブログ主では対処出来ない(かもしれない)状態だと考えました(ケータイ用テンプレートは弄っていません)


本文も文字化けすると思いましたので、文字化けしない事を期待してタイトルを半角英数にしました。


ケータイ用ブログページの文字化けは、PC・スマートフォン以外の携帯電話画面でのみ確認出来ると推測中です。


ケータイからのコメントにつきましては、PC・スマートフォン画面からも文字化けの確認が出来ました。


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moushiwakegozaimasen.



百世不磨の心 76 (ムーンライトノベルズ91話)

Posted by 碧井 漪 on  

百世76

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「琥珀、彼、遅くない?おじさん呼びに行っただけなのに。」


奏はカーテンで区切られた四人部屋病室のベッドの脇で、見えない入口の方を振り返った。


「あ、はい。おじさん、遠慮・・・しちゃって、るんだと。」


「まぁ、確かにねぇ、同級生の親戚ってだけだから当然か。でも、センリはお礼が言いたいのよね?青のベビー服欲しがってたの貰ったから・・・」


「うん。」センリはベッド上に上体を起こし、おくるみに包(くる)まれた聖矢を抱いていた。


「私も、ちょっと見て来るね。」琥珀が丸椅子から腰を浮かせると、奏が制して、

「ああ、じゃあ、私が下でお茶でも買って来るついでに様子を見て来るから、琥珀はここで待ってて。」病室から出て行った。


ベッドの上で聖矢を抱く千里(センリ)に近付いた琥珀は、

「聖矢くん、可愛いね。」と微笑んだ。


「うん・・・ありがとう。」


聖矢を見つめながら、センリは涙を浮かべた。


センリは琥珀から聖矢が"可愛い"と言われた事が、とても嬉しかった。



寒暖計 (R-40)※推奨

Posted by 碧井 漪 on  

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愛のかたち



今回のお話は

再登板

大局観

に続く、女性視点のお話になります。


決して楽しさを感じられるお話ではありません。


エロは一切ありませんが、大人すぎる小説の為、R-40とさせて頂きたいくらいなのです・・・ご覧になりたい方は止めませんけれども、ご注意下さい。


これを読むと、恋愛も結婚もしたくなくなっちゃう・・・!カモシレナイ・・・φ(T□T)ウウウ、サクシャモナキマシタ。


苦くて切ないのは恋愛中の恋人同士だけではないのだなぁ・・・と思います。


昔の想いを蘇らせるおばあちゃんのお話です。







百世不磨の心 75 (ムーンライトノベルズ90話)

Posted by 碧井 漪 on  

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結婚式目前に、金矢とちさとから逃げるように式場を飛び出した銀矢は、美優生が車で待っているというコンビニへ向けて走っていた。


何もかも望まず、気持ちを殺して生きるのには慣れている、と思っていた。


俺の意思は必要とされない。だから、いつ亡(ほろ)びても構わなかった。


しかし、事態を知ってしまった今は、何が何でも生き抜いて、二人を守りたくなった。


死んだとされた、センリの生んだ子どもの父親。


事実、俺じゃなくても、俺が父親になりたい。


近くなくてもいい。遠くからでもいい。二人の為に全力を注ぎたい。


この命以外、何もかも捨ててしまったけれど、俺は今、初めてしあわせに向かって走り、この心臓を動かして、生きられる喜びを噛み締めている。


自分の為に生きていいというのは、なんて贅沢なんだと考えて、いや、贅沢なんじゃない、これが俺の本当の人生だと思ったら、涙が込み上げた。


元から俺は、本当にしあわせな人間だったんだ。


こんなにも、生きていることに感謝出来た日はない。


今まで築き上げたものを全部捨てて、二度と取り戻せなくなるとわかってても、今は前に進みたい。


俺が俺として生きるなら、センリがいないと駄目なんだ。これからは、自分に正直に生きたい。



恋の色

Posted by 碧井 漪 on  

恋の色

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恋愛小説(オリジナル)



君を好きになってから

同じ色にしか見えなかった毎日の色が、変わって見えた。


何気ない君の仕草が一々気になって仕方がない僕は、

君を見ないようにするだけで精一杯。


僕の胸の奥の高まって行く音に、どうか気付かれませんように。


本当は君を見ていたいよ。


君に気付かれずに見ていられるならずっと。


たとえば君の机の上に無造作に置かれた消しゴムになって、

たとえば君の足を守る上履きになって、

たとえば君の・・・


「ねぇ!」


教室内、朝のホームルーム前のざわめきの中、君の声だけがはっきり聞こえて来る。


信念の正体

Posted by 碧井 漪 on  

樹

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詩、ポエム



人を動かす人は

自分の信念を貫いて動く人


いくつもの迷いの中から

選んだ一つを信じ

ひたすら進む



そんな人には

何も言わなくても

付いて行きたくなる



信念を持っているといわれる人



そんな力

自分にはないから と

諦めた時点で

人を動かす人に成れない


休載作品投票&不請求現況開示

Posted by 碧井 漪 on  


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さわやかな風を感じる季節になりました。いかがお過ごしでしょうか。


被災された皆様の一日も早い生活の再建をお祈りしています。


そして当ブログをご閲覧、応援して下さいます皆様にいつも感謝しています。







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SとS (BL) 続きはあったの編 ※R-18

Posted by 碧井 漪 on  

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オリジナルBL小説・・・ストーリー系


ソファーの上に腰を下ろしている自分の開いた脚の間で、

唯一の気持ちを抱く相手が、穏やかだった心に火を点け、体を火照らせる。


「ん・・・ふ・・・っ!」吐息に、我慢している筈の甘い声が混ざってしまうのが恥ずかしかった。


監督にこうして嬲られることは嫌ではない。


でも突然こんな風にされるなんて滅多にない・・・最近ご無沙汰だった淫らな欲望に溺れるひとときを期待した瞬太朗が、ドキドキと胸を弾ませたとき・・・


パソコンが動かなくなった

Posted by 碧井 漪 on  

パソコンが動かなくなった

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創作家の自分記録  


たったそれだけのことなのに

動かないパソコンの前で肩を落とし

自分も動けなくなったと思い込んでしまう




今まで書き溜めた文章が消えて

新たに書き直せばいいじゃないかと考える自分と

これでやめてしまう方が楽だと

流れに乗っかりそうな自分がいる



「たかがそれだけ」

そういわれたら

・・・そうなんだけど


百世不磨の心 74 (ムーンライトノベルズ89話)

Posted by 碧井 漪 on  

百世74

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イラスト(イラストレーション、挿絵)


センリがいたから、俺は自分の人生を受け止められたんだ。


センリがいるから、俺は俺の人生を生きていて、良かったと思えるんだ。


誰かの為に生きる人生じゃなく、俺は俺の為だけに、センリを愛していたい。


センリに必要とされなくても、陰ながら支えて行きたい。


愛してる。愛してる。俺はセンリを愛してる。


この命のある限り、ずっと、センリと子どものしあわせを祈っている。


――――そういう生き方をしたくなった。


自分の気持ちに素直に生きたい。


もう偽れない。俺は、この先の俺の人生を俺の為に歩みたい。





銀矢は金矢と千里(ちさと)の前で、千里(センリ)が男の子を産んだこと、そして、その子が自分の子ではなくても、一生守る決意を固めたと話した。


「銀矢、それはつまり・・・」


「ちさととは結婚出来ない。今更なのはわかってる、でも、決めた。」


「馬鹿なこと言うんじゃない!宮澤のご両親も親戚も集まって、これから式を挙げるって時に」「兄貴が、代わってよ!」


「・・・何だって?」


「兄貴が、俺の代わりにちさとと結婚式を挙げればいい。」


「銀矢・・・!」


百世不磨の心 73 (ムーンライトノベルズ88話) 結婚式当日

Posted by 碧井 漪 on  

百世73

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恋愛小説(オリジナル)

銀矢は新婦控室を訪れていた。


「いよいよ、だな。」白のタキシードを纏った銀矢はウエディングドレスに身を包み、椅子に腰掛けた千里(ちさと)を見下ろし、呟いた。


少し浮かないように見える銀矢の顔を見上げながら、

「そうね。」ちさとは、不安と緊張を隠して精一杯微笑んだ。


俺とちさとの結婚する意味は・・・金矢を想うちさとの為。


俺が本当に結婚したいのは・・・なんて、それはもうどうしたって無理だけど。


千里。


同じ漢字を持つ名の女を抱くんじゃなかった。

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