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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

SとS 28 (BL) 好き、それから、大切

Posted by 碧井 漪 on   4 

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    初めて抱かれたあの日以降、

    俺が泊まれる日はいつも、監督とゲストルームの広いベッドで手を繋いで眠っていた。


    以前、別々の部屋で眠っている時、朝になる前に監督がこっそり起き出して、仕事してたのは知っていた。


    情報チェックして、海外拠点に居るスタッフと連絡取ったり、映画配給会社とやり取りしたり、その合間にテレビや雑誌の取材受けたり、とにかく忙しい人。


    貴重な睡眠時間、そして仕事の時間まで俺の為に割いてくれるのが申し訳ないけど、

    「瞬太朗と居ると、体力消耗させられて、短時間でも眠りが深くなる。」と嬉しくなる言葉を今夜も言ってくれる。



    エロひいき 4 馬鹿ですから、悲しくなってしまう度合いが、頭のよい方より増してしまうらしいんです。

    Posted by 碧井 漪 on   6 

    ひいき4

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    28日23時の更新は「SとS(BL)」の予定でしたが、断念しました。






    ある一部の方々へ


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    寸暇を惜しんで書いています。時には睡眠・食事をする時間を削って書いたりもしています。

    馬鹿者を馬鹿にする行為はやめて下さい。悲しいことです。

    馬鹿が書いたブログを単にコピー利用するのではなく、ご自身の力で、もっと素晴らしいブログを書いて下さい。







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    (ただし、過去記事に未削除のランキングバナーが現在もありますm(_ _)m)



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    営利目的で書いていません。はっきり申し上げてマイナスブログ(=身を削っている割には無収益)です。

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    限定化・有料化も考えましたが、皆さまにまだ応援されていると作者が勘違いしている内は、このまま無料で公開を続けたいと思っていますので、どうぞよろしくお願い致します。



    碧井 漪
    西洋蔦(ib)






      百世不磨の心 46 (ムーンライトノベルズ61話)

      Posted by 碧井 漪 on   2 

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      TL好き、ティーンズラブ好きv

      携帯電話という便利なものが、話したいという人に会う必要を消し去ってくれる。


      でも声を聞かされて、会いたいという気持ちは治まるどころか強められてしまった。


      声も聞きたいよ、だけどそれより会いたいと気が付いた。


      寂しいからだとは思う。


      ただそれ以上に、誰かの身代わりとしてでない俺を求めてくれると信じられる相手だから会いたい。


      俺自身を必要としていると、思っていい?


      琥珀に会いたい。



      風邪みたいに移して 15

      Posted by 碧井 漪 on   0 

      翌朝、ベッドの上で目を醒ますと、下着姿の自分の隣に・・・は、天井から下りて来た蜘蛛がいた。


      「ぎ、きゃ・・・っ・・・!」


      鼻先を掠めた小さな黒い生物出現に驚いて、キャーッと上げた筈の私の声は嗄れて濁っていた。


      けほ、くほっ・・・


      朝だから、だけじゃない。喉の奥が腫れて詰まった感じがする。


      それに下着姿なのに寒いどころか熱いし―――熱を出したんだ。



      積み重なって解けるとき 22

      Posted by 碧井 漪 on   0 

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      リアル・恋愛小説






        きみちゃんが店を休んだ今日は月曜日。


        あと一時間で閉店時刻を迎える17時30分。僕は厨房の壁に付いた時計を見た。


        きみちゃんは閉店までに帰って来て、店に顔を出してくれるのではないかと期待して待っていた。


        裏の厨房で作った夕飯を姉ちゃんに家に届けてと頼んだ時、店の電話が鳴った。


        「もしもし哲?今夜のメシ、俺の分も作っちゃった?」


        吉夜からだった。





        SとS 26 (BL) しあわせにする※R-18

        Posted by 碧井 漪 on   6 

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        オリジナルBL小説・・・ストーリー系






          俺に付いてくること、後悔させない。


          責任持って絶対にお前をしあわせにする。


          愛してる。





          監督の言葉がバスルームに響いた時に思った。


          それは、監督が今の瞬間、俺に伝える為に作られた言葉なんじゃないかと。


          あるわけないと思いたくない想い。両想いって運命に思えるんだ。


          だって、キセキだよね。想って想われるって。









          風邪みたいに移して 14

          Posted by 碧井 漪 on   0 

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          恋愛小説(オリジナル)






            今まで知らなかった世界が、私の目の前に広がっていた。


            国内屈指の製菓会社の新製品発表会場に出入りする大勢の人々。


            どこかの偉い社長のように見える年配の人から、サラリーマン風の男性、モデルみたいに若くて綺麗な女性、主婦、おじいちゃんおばあちゃん・・・


            吉夜情報によると、皆さん関係者だそうで、取引先、株主、マスコミに親戚も、とにかく私が体験した事のない、何かのパーティーみたいな雰囲気だった。


            そして、緊張続きときつく締められた帯によって、圧迫された胃はだんだん痛くなっていた。


            逃げ出したいけど、こんな恰好、借り物の振袖でどこへ逃げる気?と頭の中の自問を自答しながら、とりあえず与えられた来賓受付の仕事を引き攣ってるかもしれない笑顔で頑張ってみた。


            ほんと・・・苦しい、帯が。


            喉がカラカラだけど、何か飲んだらトイレに行きたくなっちゃいそうだから我慢。


            バトンというお題の作文 6 +プチさざなみのものがたり(SとSとS)

            Posted by 碧井 漪 on   8 






              小説の続きは書いているのですが、まとめが下手で繋げられていませんm(_ _)m


              仕事が忙しいを理由に、書かない自分は駄目なヤツなんだー・・・φ(T0T;)アマエルナー!


              と、三つのS(SとSとS)で頑張ろうと、

              スパルタ(古代ギリシアのスパルタで行われていた厳格な)、ストイック(禁欲的で感情にも動かされないさま)、そしてスト×ップ(//x//;)いえ、そうじゃなく・・・「リ」じゃなくて「ラ」です。


              「最後のS、それはね、スランプ・slump(実力が十分出せず不調が比較的長く続く状態)よ。ま、出せる実力もないからこんなのでお茶濁し旺治郎なのね?(ib)」


              「その続け方は、暗に"暁と星"の改稿してないだろという事を仰りたいのですね?うぐぐ・・・φ(TxT;)(s)」


              「バトンやってみてわかったでしょう?当たり前過ぎる事を書いても面白くないの。隕石が落ちて来たら?嘘でも"食べる"位の事を書かなくちゃね、駄目なの(ib)」


              「それは昔書いていたSF系の小説の話では・・・?(s)」


              「そのまま食べるっていう考えが駄目なのよ。魔法で変換して食べるとか、別の者を召還して食べさせるとか。(ib)」


              「いや、だから、恋愛小説書きなので、リアリティーを(s)」


              「はい、そこがダメー。しばらく休みなさい(ib)」


              「えー?(TxT)シバラクってドノクライ?(s)」


              「何よ、えー?って。まさか書きたいの?いいわよ、どうぞ書きなさい。面白味もなく、読者も離れ、お金にもならない中途半端
              な物語を、それでも書きたいっていうなら止めないわ。好きにして(ib)」


              「・・・ibさんの"好きにして"はトコトン甘さがないですね・・・(-_-;)(s)」潔いです。


              「何か言った?(ib)」


              「いえっ!独り言ですっ!(s)」ブルブル・・・


              「絶対、書ーくーなーよー?(ib)」


              「は、はいっ!(s)」


              という訳で、天邪鬼(あまのじゃく)ゆえ、こうして反対の事を言われて乗せられ、書く事が出来るという悦び(初心)を思い出させて貰いました。


              「書けない」から「書いてはいけない」とすると「書きたい」になる、本当に変人だなと自分でもハッキリ判ってしまいました。


              「眠れない」から「眠ってはいけない」とすると「眠りたい」になれば、不眠時代に苦しまなかったのかな?と考えたり。


              再び不眠時代が到来してしまったら、寝ないでいっぱい書けるなー、でも日中に立ったまま眠るんだろうなー(^^;)なんて。


              限られた時間内で、愉しんで書き続けたいと思います。





              もしこんな状況になったどうする?バトン

              Q1 朝起きると隣に見知らぬ異性が全裸で眠っていた!どうする?
              A1 逃げ道を確保し、手近なもので武装する
              Q2 街を歩いていたら貴方の頭上に巨大な隕石が降ってきた!どうする?
              A2 鈍足の為、逃げ切れずに下敷きになって絶命すると思います
              Q3 突然異世界に飛ばされた!どうする?
              A3 夢かどうか確かめて、動けたら戻る方法を探します
              Q4 目の前に巨大なロボットが倒れている。しかも操縦席っぽい所が開いているではないか。どうする?
              A4 危なそうだったら逃げます
              Q5 実の親だと思っていた人に突然「実はお前は私たちの息子じゃないんだ・・・」と言われた!どうする?
              A5 ああ・・・そんな気もしてました
              Q6 家に帰ったら泥棒と鉢合わせに!!どうする?
              A6 相手の出方を窺います
              Q7 ドラゴンボールを7つ集めたのにシェンロン(神龍)が出てこない!どうする?
              A7 ニセモノだったか呼び出し方法か間違っていたと、もう一度呼び出しを試みてみます
              Q8 おはぎに針が入っていた!どうする?
              A8 飲み込まなくて良かったけれど、針先に毒が塗られていたら死んでました
              Q9 竹やぶの中から凄い数のお札を発見した!どうする?
              A9 一人だったら、他に信頼出来る方に連絡してから警察を呼びます
              Q10 朝、突然親に「勇者よ、起きなさい。貴方は今から魔王を倒しに行くんですよ」と言われた!どうする?
              A10 仕事があるので行けません、と他の行けそうな方を当たって貰います
              Q11 パソコンのCドライヴの中身を他人に見られた!どうする?
              A11 ・・・・・・
              Q12 医者に「残念ながら・・・貴方はガン(癌)です。」と言われた。どうする?
              A12 そうですか、治せますか?
              Q13 風呂に入っていたら突然風呂が爆発した!どうする?
              A13 風呂から出て服を着て対処します
              Q14 下駄箱に手紙が入っていた!しかもラブレターだ!どうする?
              A14 宛名を確認して、自分宛てでしたらお返事を書きます
              Q15 このバトンを3人に回せと言われた!どうする?
              A15 ごめんなさい・・・相手がいません

              このバトンに回答する / 回答した人を見る

              百世不磨の心 45 (ムーンライトノベルズ60話)

              Posted by 碧井 漪 on   0 






                「緒方さー、最近、彼女と一緒に居ないけど、もしかして別れたの?」


                家庭教師のバイト帰りに、夕飯時で混雑する駅前のラーメン屋のカウンター席で、美優生にそう訊いて来たのは、このバイトを紹介してくれた同じ高校出身で別学部の男、妹尾だった。


                「お待たせしましたー」と妹尾と同時に、美優生の前にもラーメンと餃子、半ライスが並べられた。


                美優生は、ラーメンから立ち上る湯気を見ながら、割り箸に手を伸ばした。


                「彼女じゃないし。」今日は割り箸が綺麗に割れなかった、くそっ。


                最近の美優生は自分でも何故かイライラしてるなと感じる程だった。


                「へぇー、そう。まぁ、緒方ならもっとレベルの高い女と付き合えるもんな。」


                「何そのレベルって。」美優生はムカッとして、割るのに失敗した割り箸を餃子に突き立てていた。


                「体型も髪型もイマイチの女より、年上の、ほら、入学後に声掛けて来たおっぱいデカイ先輩とかさ。」


                「はぁ?興味ないよ。」


                醤油にラー油と酢を加えた物にアツアツの焼き餃子をドプッと浸けて、口に運んだ。


                乙女ですって 147 (R-18) 竟の日に向かう時間の中

                Posted by 碧井 漪 on   2 






                  「隆ちゃん、おやすみなさい。」


                  「おやすみ。」


                  舞とは別々の寝室で眠る隆人は、パタンとドアを閉め、一人では広いベッドの上に横たわった。


                  ふう・・・一人になると、途端に菜津子の顔を思い浮かべ、溜め息を吐くのは悪い癖になった。


                  モヤモヤする感覚が気持ち悪いと溜め息を吐くと、軽くて空っぽになったように思い、しばらくするとそれを打ち消すかのように、ズドンと錘が落ちて来る、そんな心模様を繰り返し、疲れて目を閉じる。


                  広いベッド。隣に菜津子の居ないベッドは冷たくて、胸の奥も冷たかった。


                  会いたい、話したい、抱き締めたい。


                  今、どんな気持ちでいるのか訊きたい。


                  みっともなくて、俺の気持ちは告げられそうにないけれど。


                  声を聞きたいと思っても、電話は繋がらない。いつも話し中になる。


                  どうやら俺の携帯からは着信拒否されているようで、三度目にかけた後から、菜津子の携帯電話に着信履歴が残ると思ってやめた。



                  乙女ですって 146 (R-18) 熱願冷諦(ねつがんれいてい)

                  Posted by 碧井 漪 on   0 






                    火曜日の夜、隆人は一部以外の灯かりを全て落とした営業部の部屋の中、自分のデスクに向かって急ぎではない書類の整理をしていた。


                    毎日、退社が遅くなるのは、家に帰りたくないから―――


                    既婚の奴のそんな話をどこかで聞いて、独身の俺には関係ないと思っていたのに、今は当てはまるかもしれない。


                    前夫と離婚して半年未満の舞は再婚禁止期間の為に籍を入れられないので、正確にはまだ夫婦ではないが、昔夫婦だった事もおり、舞は現在の俺の妻としての生活にすっかり馴染んでいた。


                    はなちゃんはまだ、この生活がいつか終わると思っているような風に取れるが、それでも舞に言われているのか、俺との距離を縮めようとしてくれている様子を見ると、お互い、舞に振り回され、いや、舞の思うように動かなくてはならない暮らしを強いられている者同士、気持ちは俺とはなちゃんの方が近いという気もしている。


                    全ては、俺のせいだな。


                    はなちゃんも舞も菜津子も、お腹の中の子どもも、俺に関わったばかりに・・・


                    時々、もしもこの窓が開いたら、ここから飛び降りて、何もかも考えないですむ世界に行ってしまいたいと思う事もある。


                    乙女ですって 145 (R-18) 母親になると決めた日

                    Posted by 碧井 漪 on   4 






                      月曜日、菜津子は会社を早退した。


                      具合が悪そう―――顔面蒼白の菜津子を見た経理課室のメンバーは、全員菜津子に帰宅する事を勧めた。


                      今朝からつわりで体調が優れなかった菜津子は、明日の午前中に病院へ行く事を決めた。


                      室長に休暇届を提出した菜津子は、帰り支度をした。


                      退社する時、菜津子はエレベーターの中で隆人と一緒になった。


                      総務のある三階で降りるつもりだった隆人は、菜津子が乗り込んで来た事により、「何階ですか?」と訊ね、降りるのをやめた。



                      乙女ですって 144 (R-18) 愛≠カラダ

                      Posted by 碧井 漪 on   0 






                        俺は今まで、愛=カラダだと思い込んでいたのかもしれない。


                        それ以外知らないから。


                        デートして、ハグしてキスして、最終的にセックスして・・・


                        人を愛するって、口で言う以外には行動だよな・・・


                        誕生日やイベントに贈り物をしたり、夜遅くなったら家まで送ったり、男は結局、女性が満足するように動くしか、愛って表現出来ないって考えてる。


                        女性の求めている愛情表現がどんなものか、わからない。


                        「アイシテル!」と大声で叫んでみても、それがどれ位か、声の大きさだけなのかと結局相手に伝わらない気がする。


                        乙女ですって 143 (R-18) "愛"という抽象的なテーマ

                        Posted by 碧井 漪 on   0 

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                          溪から預かった退職願の事を由佳に打ち明けた加集は、ひとまず安心だ、と胸を撫で下ろした。


                          一人で抱えていた重圧から、少し解放されたと感じていた。


                          俺だけでは解決出来ない問題・・・だから塩谷さんにも相談するつもりで、終業後だけど時間を貰えた。


                          「応接室で話しましょうか。」


                          みんなが帰った後、部長代理に許可を貰い、表向きミーティングという名目で、塩谷さんは俺の話を聞く時間を取ってくれた。


                          乙女ですって 142 (R-18) 退職願

                          Posted by 碧井 漪 on   2 

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                            結論の出ないまま、どんよりした心と、はっきりしない頭を抱えた寝不足の俺は、2月16日の月曜日、会社の自分のデスクの前に立つと溜め息を吐いた。


                            「おはようございます。」若い女性の声がした。


                            「あ、おは、ようございます・・・」


                            どきりとしながら振り向くと、鈴木さんだった。


                            受付の制服を纏った姿に、一瞬溪ちゃんを重ねてドキッとし、冷汗が噴き出した。


                            「課長代理、溪さんって今日遅刻でしょうか?」


                            鈴木さんは何故俺に訊いたんだろう?何か意図があっての事?


                            どうしよう・・・遅刻でも休みでもない溪ちゃんの事を、何て言ったらいいんだろう。


                            迷った俺は、とりあえずの嘘で繕った。


                            百世不磨の心 44 (ムーンライトノベルズ59話)

                            Posted by 碧井 漪 on   0 






                              お風呂上がりに、ご飯に味噌汁と鰹節をかけたものを掻き込んでお腹を満たした琥珀は、二階の部屋へ上がると、さっき机の上に置いたスマートフォンのランプがグリーンに点滅しているのに気が付いた。


                              手に取ってベッドに横たわり、履歴を確認すると、金矢からの着信が6回もあった。


                              こんなに・・・どうしたんだろう、何か急ぎの用事があったのかな?


                              だとしたら、さっき買い物中に出られなくて申し訳なかったな・・・


                              でも、出られる状況ではなかったと、その後もすぐに折り返しかけ直さなかった事や、美優生に対して抱いてしまった気持ちを後ろめたく感じた琥珀は、金矢に電話するのを躊躇った。


                              そして、美優生に言われた言葉も気になっていた。


                              SとS 24 (BL) 渇愛

                              Posted by 碧井 漪 on   2 






                                仕事、いいんですか?と訊くのをやめた。


                                薄ぼんやりした電球色ベッドランプの光を見つめながら、


                                ベッドの中、腕枕してくれる監督の胸の鼓動を聞きながら、微睡(まどろ)みを待つ時間を壊したくなかった。


                                「お前を見てると、お前しか見えなくなる。目が眩んでさ、俺が誰だとか社会的立場とか、一切わかんなくなる。

                                齢も性別も消え失せて、生き物のお前をどうやって食らおうかって、ただ本能が剥き出しになって行くのを感じる。

                                俺のだから、誰にも触れさせてやらないって思ったりしてる。」


                                そう言ってセイは、瞬太朗の耳殻を唇で食んだ。


                                SとS 23 (BL) 愛の鍵

                                Posted by 碧井 漪 on   2 






                                  監督の部屋の合い鍵を貰った。愛の鍵で愛鍵、あはは、なんちゃって。


                                  渡された鍵を何度見てもくすぐったい感じ、照れる。


                                  好きな人に告白して、好きな人に受け入れて貰えるのって、この上なくしあわせな事なんだと初めて知った。


                                  生まれて来られて良かった。


                                  あの人に出逢えて良かった。


                                  生きていたい、あの人の隣に並んで歩いていてもいいのなら、それを叶える為に、全身全霊で頑張ろうという気持ちが湧いて来る。


                                  運命の人はセイ監督だった。女の子じゃないけど、それでもいい。宇宙で一番引かれる人。


                                  引力によってくっついていられたら、ふふふ、しあわせ。


                                  まだ夢みたいだ。


                                  あれから毎日会いに行っている。たとえ短時間でも、顔を合わせて言葉を交わせる事が嬉しい。


                                  勿論、監督に釣り合う人間になる為に、勉強も頑張る。


                                  SとS 22 (BL) もっと、すきに、させる

                                  Posted by 碧井 漪 on   2 

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                                    セイは、どこか寂し気に微笑む顔を向ける瞬太朗の隣に腰を下ろした。


                                    “解る”と口にしたセイの想いは、瞬太朗の考えた内容と違った。


                                    セイは、梧朗を忘れようとしていた頃の自分と瞬太朗の想いを重ねたのは勿論だったが、瞬太朗の中に梧朗を見つけたのではなかった。


                                    セイ自身の現在の気持ちから、”解る”と言ったのだと、セイは自分の気持ちの向く方を改めて自覚した。


                                    結論として、セイは自分を強く求めてくれる瞬太朗の気持ちを、真正面から受け止めようと決めた。


                                    自身の中から消えていた炎が、瞬太朗の存在によって再び燃え盛ろうとしている、その心地良さに溺れ始めている。


                                    いけない想い同士が手を取り合ったら、それでもまだいけない気持ちのままなのだろうか?


                                    SとS 21 (BL) ※R-18 夜が空けるまで

                                    Posted by 碧井 漪 on   2 

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                                      ゲストルームからセイの部屋へ向かうには、リビングを通過しなければならない。


                                      廊下を歩き、リビングへ入った。


                                      まだ暗いのに、瞬太朗どこへ行った?


                                      俺のせいか?瞬太朗にあんな事、教えてしまったから―――そのせいだったらと、セイは後悔していた。


                                      ケホ、ゲホッ・・・


                                      外で以前の様に知らないヤツと喧嘩して倒れてたら・・・背中にゾッと嫌な予感を感じながら、渇いた喉が気になった。


                                      落ち着け、水を飲んでから。


                                      しかし気が急(せ)いていて、灯かりを点けずにキッチンへ立った。


                                      水を飲み、息を吐いたセイは、ふと視線を向けた真っ暗なリビングの中に、蠢く気配を感じて目を凝らした。


                                      ペタ、ペタ、キシ、キシとこちらへ近付いて来る。


                                      急いでキッチンの灯かりを点けた。


                                      近付いて来たその気配の正体は、瞬太朗だった。


                                      セイはホッとした。


                                      無事で良かった、と。




                                      積み重なって解けるとき 21

                                      Posted by 碧井 漪 on   4 

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                                        カラーン。


                                        「哲、きみちゃんは?」


                                        開店時刻直前、鍵を開けたばかりの表のドアから入って来た溪は、コーヒー豆を挽いていた哲に、カウンター越しに訊いた。


                                        「きみちゃんなら、お得意さんの家へ配達に出掛けたよ。」


                                        「何の配達?どうしてきみちゃんに行かせたの?」


                                        「昨日、きみちゃんがお店番している時に来てくれた由木(ゆうき)さんご夫妻に、ウ・ア・ラ・ネージュを作って欲しいって、ゆうべきみちゃんに頼まれたんだ。僕が配達に行くつもりだったんだけど、きみちゃんが行くって。」


                                        「ゆうべの事、ちゃんと謝ったの?」


                                        「ゆうべって?」



                                        SとS 20 (BL) 選ばなかった道に置いて来た恋心

                                        Posted by 碧井 漪 on   2 

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                                          お風呂から上がって、お茶漬けでお腹を満たした後、

                                          一緒に寝たいとねだったら、

                                          寝間着姿の監督は、ゲストルームの大きなベッドの俺の隣に横になってくれた。


                                          さっきの今で、本当は食事中も目も合わせていられない程 恥ずかしかったのに、

                                          だけど、まだ離れたくない気持ちの方が上回ってしまった。


                                          明日になったらもう・・・今夜の事は夢になる。嫌だな、だけどしょうがない。


                                          せめて最後、今夜だけ夢のような、朝が来るまでの甘い現実に浸っていたい。


                                          「電気消すぞ。」ベッドランプに手を伸ばした監督が、スイッチの上に人差し指を載せていた。


                                          「はい。」


                                          パチッ。


                                          耳に届いたスイッチの音と共に、暗闇が訪れた。


                                          百世不磨の心 43 (ムーンライトノベルズ58話)

                                          Posted by 碧井 漪 on   0 

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                                            コチコチコチ・・・


                                            金矢はただ黙ってダイニングの椅子に座り、銀矢の帰りを待ち詫びた。


                                            琥珀からの電話はなかった。何事もなく家に帰り着いているといいが・・・


                                            それよりも、金矢の心に重く大きく圧し掛かっているのは、銀矢と千里(ちさと)の婚約解消についてだった。


                                            千里が俺を好きって・・・何で、どうして?


                                            それなら何故、銀矢と付き合い、銀矢と婚約した?


                                            わからない。


                                            千里の気持ちも、銀矢の気持ちも、俺は一体どうしたらいい?二人の為に何をしてあげられる?


                                            銀矢、早く帰って来て説明して欲しい。


                                            SとS 19 (BL) ※R-18 ハジメテノヒト(閲覧ご希望の方はご注意下さい) 

                                            Posted by 碧井 漪 on   0 

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                                              肩を噛まれた後、ふらついた俺の体は、セイ監督の手によって後ろに押され、バスルームの壁を支えにするように立たせられた。


                                              ザアアアア・・・出しっぱなしのシャワーから立ち昇った湯気によって結露した天井から、ピチョン、ピチョンと水の滴り落ちる高い音が雑じって響いてた。


                                              シャワーノイズは、近い筈なのに遠くから聞こえて来ているような、おかしな感覚。ドクンドクン、心音の方が高くなった。


                                              バスルームに二人っきりのこの状況、そして伏し目がちな監督の顔を見て、俺はふるりと震えた。女みたいに・・・


                                              今だけ、本当に女の体になれたのなら、セイ監督に抱いて貰えるかもしれないのにと思う。


                                              例え、女だったとしても監督が自分を抱くなんてあり得ない――――都合の良過ぎる幻想を思い描いてしまう馬鹿な俺。


                                              ドクン、カラダの一部分が極限まで張り詰めて痛い。それに、とても熱くて堪らない。


                                              監督、放して・・・これ以上は堪えられない。それなのに、沈黙を破る声を発せないのは、本当は放さないでと願っているからなんだろうか?


                                              勝手に込み上げて来てしまった涙で目が霞む。


                                              ふと監督の上げた視線と重なった時、何とか瞬きで涙を叩(はた)き落とした目で懸命に訴えた。


                                              『放して、堪えられない』と・・・視線だけで伝わったかどうかは判らない。


                                              すると、監督は顔を近付け、唇が触れ合う寸前の距離で小さく発した。


                                              「俺が、してもいいか?」


                                              風邪みたいに移して 13

                                              Posted by 碧井 漪 on   0 

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                                                このまま帰れない。


                                                てっちゃんが早起きして折角作ってくれたこのお菓子をこのまま持って帰ったら、てっちゃんをがっかりさせてしまう。


                                                公子は中学校の外周道路に面したフェンス土台の塀に腰掛け、風呂敷包みを開いた。


                                                保冷材のすぐ下の容器にアングレーズソース、そして真ん中の深い容器に固めたメレンゲが二つ、一番下の容器に糸冠が入れられていた。


                                                スプーンも箸もない。


                                                両手をパンパンと叩き、黒パンツの腰ポケット辺りに両手のひらを数度擦った。


                                                そして公子は、卵より大きな卵型の白いメレンゲ菓子、ウ・ア・ラ・ネージュを素手で掴んで、クリーム色のソースの入っている容器の中へ浸け、口に運んだ。




                                                SとS 18 (BL) ※R-18 忘れなくてもいい人(読み飛ばしても問題ありませんの回です!←強調)

                                                Posted by 碧井 漪 on   4 

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                                                  瞬太朗は脱衣籠の半分のスペースに自分の制服を畳んで入れ、全部脱ぎ終えると、バスルームの掃除に取り掛かった。


                                                  このお風呂を掃除するのは久し振りだ。


                                                  以前は何度も来ていたセイのマンションは、瞬太朗にとって勝手知ったる場所だったが・・・


                                                  ここへ来るのは今夜で最後かもしれないな。


                                                  よし、丁寧に洗っておこう。壁もついでに。窓も。あ、天井も気になる。


                                                  ゴシゴシ、ゴシゴシ、ゴシゴシ。


                                                  なんで映画館にセイ監督が来て居たのか――――その答えは判っている。


                                                  雨のち晴れた日に 6 いっしょに作ろう

                                                  Posted by 碧井 漪 on   4 

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                                                    元々四人で、一人失ったから家族を増やしたかった、そうじゃないけど完全にそうじゃないと言い切れない。


                                                    三人じゃバランスが悪かったというか、これから一人減り二人減りと、

                                                    誰もいなくなるまでのカウントダウンを、俺が独りでする将来の想像に飽きた、というより恐れたのかもしれない。



                                                    寂しい侘しい虚しい、

                                                    口を開けばそんな言葉しか出て来ない人生を、哀しいものだと思う齢になってしまった。


                                                    あと少し齢を重ねれば、孤独にも慣れて、

                                                    愁う時間を無駄なものと排除出来るまでになったかもしれない。


                                                    でも俺は、今ここで求めていたものに出逢い、欲してしまった。


                                                    誰かに愛して貰いたい、日陰に転がっていて自ら燻れもしない俺の身に熱を点(とも)してくれる存在。


                                                    それは愛の炎だ、なんて恥ずかしい歌を作れそうな程の怖いもの知らずになってでも、今の俺が手に入れたい人。







                                                    自殺相談所 2 (R-15)

                                                    Posted by 碧井 漪 on   0 

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                                                      築何年だろう。


                                                      通っていた小学校の廊下に似た古さのビルの入口は、四段上がった奥にある。


                                                      一階にある店舗は文具店のようだ。


                                                      印章・名刺のご注文は当店へと、黄色が褪せた布製のぼりが出ている。


                                                      あまり明るくない廊下を奥まで進むと、エレベーターが正面に一基見えた。


                                                      俺は赤とワイン色の中間の扉の前に立つと、上矢印ボタンを押した。


                                                      程無くして扉がゆっくり開き、エレベーター内へ入ると、正面の壁に『自殺相談所所長より』と書かれた、以下の手書き文書が掲示されていた。


                                                      該当の記事は見つかりませんでした。