FC2ブログ

sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

積み重なって解けるとき 10

Posted by 碧井 漪 on   2 

にほんブログ村 トラコミュ 恋愛小説(オリジナル)へ
恋愛小説(オリジナル)

ブログランキングならblogram
blogramランキング参加中!





    加集と別れる事になった経緯を、溪は全て菜津子に打ち明けた。


    そして浮気しているとされる寺沢との関係も、訊かれてはいなかったが、菜津子には知っていて欲しくなって、溪はそれも話した。


    何を言うでもなく、落ち着いた様子で聞いていた菜津子に視線を向けると、目が合った。


    居た堪れなさを感じた溪は「会社を辞めた方がいいでしょうか?」と菜津子に投げかけてしまった。


    「加集さん以外のご事情がおありでしたら、辞められてもよろしいかと思います。」


    「それは、どうしてですか?」



    しゅわっとシたい 5 (R-18) ※このシリーズをご存知の方のみご覧下さいm(_ _)m

    Posted by 碧井 漪 on   2 

    にほんブログ村 大人の生活ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
    にほんブログ村 恋愛小説(愛欲)
    ブログランキングならblogram
    blogramランキング参加中!





      肌の内側に籠る熱さに堪えられなくなった俺は、着ていたものを全部脱いで裸になった。


      それから再び、いおの蜜口の周りを舌先でなぞってみる。


      「う、ううんっ・・・っ!」


      いおは声を上げるけれど、そんなには感じてない様子。


      それならと、利己は唯織の蜜穴の中に舌先を捻じ込んだ。


      乙女ですって 130 (R-18) 寄り添えない愛

      Posted by 碧井 漪 on   0 

      にほんブログ村 小説ブログへ
      にほんブログ村 小説ブログ
      ブログランキングならblogram
      blogramランキング参加中!






        溪ちゃんが何も言って来ないのをいい事に、広報部に異動し立てで忙しかった俺は、結局その週は、自分からは何も言わずに黙っていた。


        溪ちゃんとはまだ付き合っていて、喧嘩している最中という噂を聞いていたのにも関わらず、否定しなかった。


        喧嘩するのは嫌だけど、噂が本当の事だったら、現実よりマシだとまで考えてしまっていた。


        溪ちゃんが許してくれるなら・・・なんて、もうそういう次元じゃなくなってるのにまだ認められないでいるだけ。


        溪ちゃんにはもうすでに、寺沢という恋人がいる。とほほ・・・本当に馬鹿な俺だよ。


        そして週明け、二月九日月曜日の広報部。


        朝礼後に、先週よりザワついている女性社員達の俺を見る視線が、何だか憐れみを含んでいるものに見えたのは、きっと俺の勘違いだろう。



        百世不磨の心 33 (ムーンライトノベルズ48話) キスのち雨のちキス?

        Posted by 碧井 漪 on   0 

        百世 雨

        にほんブログ村 トラコミュ イラスト(イラストレーション、挿絵)へ
        イラスト(イラストレーション、挿絵)

        ブログランキングならblogram
        blogramランキング参加中!





          あと一週間で夏季休講になる大学の中庭のベンチに座り、昼食を食べ終えた琥珀と美優生は、建物の裏で日が当たらず、人通りもまばらなこの場所で涼んでいた。


          今日の講義は午前で終了していた。現在は午後一時半過ぎ。


          「それで?彼氏としたの、してないの?」


          琥珀に詰め寄った美優生は、手にしていたアイスカフェオレを飲み干したカップから氷を口に含んで、ボリボリ鳴らし始めた。


          「した、よ・・・」


          建物の間を吹き抜ける風にさわさわ揺れる頭上の樹、緑の葉っぱを琥珀は見上げた。


          「へぇ・・・琥珀も処女卒業したんだ、よかったね。」


          “よかったね”という割に、美優生の声に甘さはなかった。


          そして、まるでやけ酒でも掻き食らうかのように勢いよくカップを呷り、ザッ、ゴリゴリ、ガリガリと氷を乱暴に砕く音を響かせた。


          積み重なって解けるとき 9

          Posted by 碧井 漪 on   0 

          にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
          にほんブログ村 恋愛小説(純愛)
          ブログランキングならblogram
          blogramランキング参加中!





            総務部内で、加集と溪は特に接近する事なく、週が明けた。


            二月九日月曜日。


            加集が同じ広報部に異動して来た時に、周囲に色々な事を訊かれるかもしれないと恐れていた溪だったが、誰にも何にも訊ねられずに済み、それを不思議に感じながらも、騒がれないに越した事はないと、業務中は普段通り過ごしていた。


            溪は知らなかったが、周囲が静かに思えたのには訳があった。


            それは由佳が、加集と溪が破局したという噂を喧嘩中だという事に、すぐすり替えていたからだった。


            加集はそれを塩谷から聞かされて異動初日に知っていたが、溪は全く知らずに過ごしていた。


            月曜日の終業間際、溪が加集とは喧嘩中だという話の真相を、受付にいた溪は、りいなの目の前で塩谷に訊ねられた。



            積み重なって解けるとき 8

            Posted by 碧井 漪 on   0 

            にほんブログ村 トラコミュ 恋愛小説(オリジナル)へ
            恋愛小説(オリジナル)

            ブログランキングならblogram
            blogramランキング参加中!





              お昼の時刻になる一時間ほど前、一階の受付に由佳が走って訪ねて来た。


              「はあっ、はあっ、溪・・・あんた、今日のお昼、空け、といて・・・外で、食べるわよ、いい?りいなちゃん、ごめんね、お先に溪、お昼行ってもオッケー?」


              息を切らしながらでも有無を言わせぬ由佳の様子に、私は何の話か予想が付いた。


              「はい、私は構いませんけれど・・・」りいなが溪を気にしながら、由佳に返事をした。


              「溪、いい?」


              「由佳・・・うん、いいわ。」


              「じゃ、じゃあ、急いで戻るわ。トイレ長いと思われちゃう。」


              エレベーターへ向かって走りながら、由佳は頭上でヒラヒラと手を振った。


              乙女ですって 129 (R-18) ただの同僚

              Posted by 碧井 漪 on   2 

              にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
              にほんブログ村 恋愛小説(純愛)
              ブログランキングならblogram
              blogramランキング参加中!





                約三年振りのこの空気。


                女性社員の方が圧倒的に多い広報部での朝の朝礼。


                三十代後半以上、やや男性の多い総務部のしっとりと落ち着いたよう・・・というかカビ臭いような雰囲気とは違って、二十代前半からの若い女性の比率が高く、ふんわりと甘い香りの漂う明るい花畑のような広報部。


                三年ですっかり総務に染まった(先輩のせいもあるが)俺は、場違いな空気をひしひしと感じ、正直、今すぐ総務に戻りたくなっていた。


                過去、俺が広報にいた頃に、村井さんは先輩社員で、俺が総務に異動した後に課長になった村井課長が今回部長代理になり、そして俺が課長代理・・・他に広報部経験者がいなかったからというだけの理由での出戻り。


                あくまで代理なので、昇進ではないし、出世には逆に響くかもしれない。


                部署間を異動してばかりだと、また業務に慣れるまで時間がかかる。


                三年前とは異なっている。導入された新システムを、総務ではなくなった今は指導する側ではなく、使う側に回る。


                俺が広報部に異動して一番の気がかりは・・・

                積み重なって解けるとき 7

                Posted by 碧井 漪 on   0 

                にほんブログ村 トラコミュ リアル・恋愛小説へ
                リアル・恋愛小説

                ブログランキングならblogram
                blogramランキング参加中!





                  寺沢が交換したという新たな鍵を貰った日の夜、溪は五日ぶりにアパートの自分の部屋へ戻った。


                  新しい鍵を挿し、回すと、カチャンと軽い音がした。


                  中に入って部屋の灯かりを点けると、暖房は点けずに窓を開けて換気をする。


                  冷蔵庫の中身は、普段から傷むような食品が入っていない為、全く問題なかった。


                  溪の部屋は、以前よりもすっきりしていた。


                  そして溪は、部屋の隅に置いてある紙袋の前に正座した。


                  それは以前、加集が溪の部屋を片付けた時に、数ある紙袋を詰め込んでいっぱいになっている紙袋だった。


                  乙女ですって 128 (R-18) 整頓

                  Posted by 碧井 漪 on   0 

                  にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
                  にほんブログ村 恋愛小説(純愛)
                  ブログランキングならblogram
                  blogramランキング参加中!





                    加集は隆人と酒を飲み、食事をした店の前で別れた後、真っ直ぐ家へは向かわずに、熱くなってしまった頭を冷ますという名目を心に掲げ、遣り切れない想いを酒の匂いの混じった息として、宵闇に白く吐きながら、足は溪のアパートの方面へ向かっていた。


                    ぐるぐると頭の中で堂々巡りしている考え。


                    溪ちゃんのこれから。


                    俺以外の男と出逢って、しあわせになるという事。


                    安藤部長が菜津子さんを託そうとしたのは俺、俺の場合は・・・寺沢になるのかな?


                    嫌だけど、溪ちゃんがもしも寺沢を受け入れたら、外見的にはお似合いの二人だし、社内でも俺なんかとよりもずっと話に華も咲く事だろう。


                    今夜もあの日みたいに寺沢が来ているとか、もしもその現場を目にしたら、溪ちゃんは寺沢を付き合う可能性がある、かもしれない。


                    はっきりした方が心にはいい。


                    百世不磨の心 32 (R-18・ムーンライトノベルズ47話)

                    Posted by 碧井 漪 on   0 

                    百世47

                    にほんブログ村 トラコミュ イラスト・まんが・挿絵・デザインへ
                    イラスト・まんが・挿絵・デザイン

                    ブログランキングならblogram
                    blogramランキング参加中!





                      「脱いでって、え・・・っ?」


                      「早く。あせもになるよ?」


                      「でも、自分で・・・」


                      琥珀は汗臭いと金矢に思われるのが嫌で近付いて欲しくないと思っていた。


                      「遠慮するなって。」


                      「でも、ほんとに・・・」


                      「琥珀、脱ぎなさい。」


                      「は、はいっ!」


                      どきっ、金ちゃんってば、本当に先生みたい。


                      琥珀は金矢に背を向けてシャツを脱いだ。


                      「これも外して。拭きにくい。」琥珀の背後に立った金矢は、ブラジャーのホックを外した。


                      パラリ、ブラジャーが、琥珀の曲げた肘まで落ちて来た。


                      乙女ですって 127 (R-18) 空しい永年片想い決起会

                      Posted by 碧井 漪 on   0 

                      にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
                      にほんブログ村 恋愛小説(純愛)
                      ブログランキングならblogram
                      blogramランキング参加中!





                        こげ茶革のビジネスノートに繰り返し、びっしりと書かれていたその文字は『安藤菜津子』・・・?


                        えっ?菜津子さんの名前だよね?でも安藤って、何故?


                        「わーっ!加集!何で見てるんだ!」


                        戻って来た隆人は加集の手からノートをバッと取り上げた。


                        「落ちたのを拾ったら偶然・・・というか、何の呪いですか、こんなに沢山ノートに菜津子さんの、いえ、部長の名字に変更した名前を書き連ねて。」


                        「勝手に見るな。それに呪いなんて縁起でもない事を言わないでくれ。ノートに名前を書く位の事は別に構わないだろ。」


                        「こんな事、今時(いまどき)小学生でもしませんよ。」


                        加集に小学生以下だとバカにされたと感じられた隆人は、途端にカッと、顔だけでは済まされず、耳までも真っ赤に染まった。


                        「うるさい!ほっといてくれ。とにかく・・・色々と会社内で話したくない。出るぞ!」




                        乙女ですって 126 (R-18) イイオトコ

                        Posted by 碧井 漪 on   2 

                        にほんブログ村 トラコミュ リアル・恋愛小説へ
                        リアル・恋愛小説

                        ブログランキングならblogram
                        blogramランキング参加中!





                          加集は、エレベーター前に駆けて行くと、上の矢印ボタンをバシッ、バシッ、焦って二度も叩いた。


                          二基の内、一基が上から下りて来たが、そのまま通過し、一階で止まった。


                          もう一基もR階から今やっと下りて来たところで、加集は一階から上がって来るエレベーターの扉の前に移動した。


                          上がって来たエレベーターの扉が開いた時、下りて来たエレベーターの扉もほぼ同時に開いた。


                          上から下りて来たエレベーターから降りた人物は、エレベーターに乗り込む加集の横顔を見て、「加集さん」と思わず声を掛けていた。


                          「え?」


                          今の声―――――


                          積み重なって解けるとき 6

                          Posted by 碧井 漪 on   0 

                          にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
                          にほんブログ村 恋愛小説(純愛)
                          ブログランキングならblogram
                          blogramランキング参加中!





                            溪が加集に別れを告げた翌日の月曜日、正午過ぎ。


                            由佳は溪の姿を探しながら、日替わり定食のトレーを持って、一人で食堂内を歩いていた。


                            いつも菜津子が座っていた隅のテーブルに、加集の姿を見つけた由佳は、そちらに向かって通路を歩いた。


                            「お疲れさまです、加集さん。溪は?」


                            「・・・さぁ?」由佳に聞かれた加集は、今日はたった一人だけで座り、箸を進めながら素っ気ない返事を返した。


                            由佳が定食のトレーを同じテーブルに下ろした。


                            乙女ですって 125 (R-18) 魔法が切れて王子ではなくなった男

                            Posted by 碧井 漪 on   0 

                            にほんブログ村 BL・GL・TLブログへ
                            にほんブログ村
                            ブログランキングならblogram
                            blogramランキング参加中!





                              能天気過ぎた一月、暖かな春の花畑で過ごしていたようなウキウキ生活から一転、

                              天罰の下った二月・・・付き合い始めて一か月の美人な恋人、溪ちゃんから「別れて下さい」とさっき告げられ、氷河期状態。


                              全て俺の”身から出た錆”、というか、”DVDデッキの下から出て来たAV”を観ていた事が彼女にバレて軽蔑され、愛想を尽かされてしまったという、誰にも言えない情けない話なんだけど。


                              どうして別れたのか・・・と、

                              訊かれるだろうな、九子先輩なんて『溪ちゃんやっと目が醒めてフリー?!やった!俺にもチャンスがやって来た!』とか喜びそう・・・というか、先輩のコレクションだってバラしたから溪ちゃんが先輩とどうにかなる事は絶対ない。


                              それより、西尾さんだな、問題は。


                              溪ちゃんから別れた理由を聞かされた西尾さんは多分・・・





                              積み重なって解けるとき 5

                              Posted by 碧井 漪 on   0 

                              にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
                              にほんブログ村 恋愛小説(純愛)
                              ブログランキングならblogram
                              blogramランキング参加中!





                                「・・・頂こう?」


                                加集がそうっと、という感じで言った。


                                「・・・・・・」溪は口を閉ざしたまま。


                                「いただきます。」


                                カシャン、加集がデザート皿にスプーンを当てた後、メレンゲ部分とソースを一緒に一匙掬った。


                                溪は加集がお菓子を食べる様子を黙って見ていた。


                                「うん、甘過ぎなくて美味しいね。丁度いい感じ。」


                                “丁度いい”と加集の口から聞いた溪は何だか嬉しくなって、重かった気持ちがすっと軽くなって行った。


                                私も・・・と溪も、飴の糸冠の下の白いメレンゲとクリーム色のソースを一匙掬って口に運んだ。


                                積み重なって解けるとき 4

                                Posted by 碧井 漪 on   0 

                                にほんブログ村 大人の生活ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
                                にほんブログ村 恋愛小説(愛欲)
                                ブログランキングならblogram
                                blogramランキング参加中!





                                  二月最初の日は日曜日だった。


                                  昨夜、土曜日の夜、加集さんからの電話に気付いたのは23時になる前。


                                  その時考えたのは、翌日は日曜日だから会社はお休みだし、加集さんはまだ起きているかもしれない・・・と思った。


                                  けれども、昨夜は電話出来なかった。


                                  もしも私からの電話を待っているとしたら・・・嬉しいけれど、でも、それはいけない事だと思った。


                                  今まで、彼に期待させていた私がいけない・・・


                                  百世不磨の心 31 (R-18・ムーンライトノベルズ46話)

                                  Posted by 碧井 漪 on   0 

                                  百世46

                                  にほんブログ村 トラコミュ イラスト・まんが・挿絵・デザインへ
                                  イラスト・まんが・挿絵・デザイン


                                  ブログランキングならblogram
                                  blogramランキング参加中!





                                    7月最初の日曜日、朝10時。


                                    私は金ちゃんのお家に着いている筈だった・・・のに!


                                    「きゃーっ!何で、なんでぇぇー?!」


                                    じりじりと熱い太陽の陽射しによって徐々に温められた琥珀の部屋の高まり過ぎた温度によって、アラーム音にも反応しなかった琥珀はようやく目を覚ました。


                                    寝ている間にベッドの下に落ちてしまったスマートフォンを拾い上げると、10時8分・・・ええーっ?!


                                    ベッドから飛び起きた私の頭は寝ぐせバクハツ中!


                                    汗でベトベトだし。


                                    姿見に映った酷い恰好に、こうなったら!とお風呂場に直行。


                                    ザバーッ、ガシガシ、ゴシゴシ。


                                    琥珀はシャワーの下で、頭のてっぺんからつま先まで、超特急で全身をピカピカに磨き上げた。


                                    積み重なって解けるとき 3

                                    Posted by 碧井 漪 on   0 

                                    にほんブログ村 トラコミュ TL好き、ティーンズラブ好きvへ
                                    TL好き、ティーンズラブ好きv

                                    ブログランキングならblogram
                                    blogramランキング参加中!





                                      加集は引き攣った。


                                      溪にアダルトなDVDを観ていた事をうっかり知られて、別れを切り出されてしまったからだ。


                                      どうしよう、どうしよう、俺、やっちゃった。


                                      まさかデッキの下にあのDVDが入り込んでいたなんて気付かなかった。


                                      あああ・・・誘惑に負けて先輩のコレクションを観てしまったからバチが当たったんだ。


                                      彼女がいるのに、他の女のビデオで抜くなんて、許せないに決まってる。


                                      俺が女だったら、平手打ちして、アレを蹴って痛めつけてやりたくはないが、やってしまうかもしれない。


                                      それで許してくれるなら、お安い御用。悶絶する痛みに耐えるから、どうか別れるなんて言わないで!



                                      積み重なって解けるとき 2 (R-18)

                                      Posted by 碧井 漪 on   0 

                                      にほんブログ村 BL・GL・TLブログへ
                                      にほんブログ村 BL・TL・GLブログ

                                      ブログランキングならblogram
                                      blogramランキング参加中!





                                        23の頃から五年以上片想いしていた人と恋人同士になれて嬉しかった。


                                        でも・・・交際を始めて一か月が経過した今は、どうしてよいのか解らなくなっている。


                                        彼に会えない時は会いたいと思っているのに、いざ会うと怖くなってしまう。それも、昼間はいいけれど、夜。


                                        怖い理由を考えてみると、

                                        嫌われたくない、

                                        触られたくない、でも離れたくはない・・・

                                        自分でもよくわからない、複雑過ぎる心を持て余している。



                                        乙女ですって 124 (R-18) 愛は何処に?

                                        Posted by 碧井 漪 on   0 

                                        にほんブログ村 大人の生活ブログ 恋愛小説(愛欲)へ
                                        にほんブログ村 恋愛小説(愛欲)
                                        ブログランキングならblogram
                                        blogramランキング参加中!





                                          1月30日金曜日、仏滅の朝。


                                          明後日で一週間経つ、隆人が菜津子に別れを告げられてから。


                                          毎日、忘れようとすればするほど恋しくなる。


                                          君が今はもう俺を嫌いになってしまったと何度考えても、どうしても忘れる事が出来ない。


                                          風邪みたいに移して 3 (「乙女ですって」123話の後)

                                          Posted by 碧井 漪 on   2 

                                          にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
                                          にほんブログ村 恋愛小説(純愛)
                                          ブログランキングならblogram
                                          blogramランキング参加中!





                                            てっちゃんがダイエットを始めて、明日で20日になるという1月29日木曜日の夜21時半過ぎ。


                                            自宅二階の自室の窓から、お店の前の道路を眺めていた。


                                            21時に吉夜と町内を一周、お店の前から走りに行くてっちゃんは、最初の頃は一時間かかっていたけれど、今は40分前後で戻って来る。


                                            50日で25キロ減量するというのは無謀な挑戦だと思っていた。


                                            だって、10日で5キロ、1日0.5キロのお肉を確実に落として行かなくちゃならないって、結構キツいと思うのよ。


                                            私だってダイエット経験あるから解るけど、最初の頃は週2~3キロは簡単に落ちる、けど、油断したら簡単に戻る。


                                            食事制限に加えて、運動。それも仕事の後。


                                            朝に走りたいと思うけど、お店があるからと、夜にジョギングする事にしたてっちゃん。


                                            戻って来てお風呂に入ったらすぐに眠ってしまえる程だと話していた。


                                            私に手伝える事は・・・


                                            乙女ですって 123 (R-18) 犯人は

                                            Posted by 碧井 漪 on   0 

                                            にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
                                            にほんブログ村 恋愛小説(純愛)

                                            ブログランキングならblogram
                                            blogramランキング参加中!





                                              溪の右肩を叩いた何者かの手は大きく、それは女性のものではないとはっきり判った時、溪は、ひっ・・・!と息を止め、目を瞑ってしまった。


                                              私・・・どうなるの?


                                              ポストの中から滴り落ちていた血のように赤いペンキを思い出した溪は、最悪の事態を想像し、しかし恐怖下の息苦しい中で、抵抗出来ないと諦めてしまった。


                                              もう、だめ・・・


                                              「綿雪さん、大丈夫ですか?」


                                              ビクッ!


                                              男の声に反応してしまった溪の肩が上下した。


                                              今の声・・・誰?


                                              溪は何とか目を開けたが、どうしても右側に立つ男を見る事が出来ない。


                                              百世不磨の心 30 (R-18・ムーンライトノベルズ45話)

                                              Posted by 碧井 漪 on   0 

                                              百世45

                                              にほんブログ村 トラコミュ TL好き、ティーンズラブ好きvへ
                                              TL好き、ティーンズラブ好きv

                                              ブログランキングならblogram
                                              blogramランキング参加中!





                                                ピラポロピラポロ・・・明るいメロディー音とバイブレーターの振動音が同時に琥珀のバッグの中で奏でられた。


                                                ん、んー?


                                                琥珀は目を瞑ったまま、大きなベッドの上で、丸めていた体を縦に伸ばした。


                                                ふあぁぁぁー、電話?


                                                指で擦りながら開けた目が見たピンク色の灯かりの部屋の中は、琥珀の脳を一気に覚醒させた。


                                                え、え、えっ?


                                                ここ、どこだっけ?


                                                すーすーする胸元を見ると、服ではなく、親戚が入院していた時に病室で着ていたものに似てる物で・・・


                                                あれ?何でだっけ・・・?


                                                うーん、と琥珀が考えている内に、バッグの中から聞こえていたメロディーが途絶えた。


                                                ああ、そうだった!


                                                みゆきちゃんと海に来て、岩場で足を滑らせて潮溜まりにドボーンって落ちて、それから・・・


                                                乙女ですって 122 (R-18) 狙われた乙女

                                                Posted by 碧井 漪 on   0 

                                                にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
                                                にほんブログ村 恋愛小説(純愛)
                                                ブログランキングならblogram
                                                blogramランキング参加中!





                                                  溪と加集、二人の様子を観察していた由佳は、私と真琴さんと逆だわと思った。


                                                  毎日会いたい加集さんと、そう思えなくなっている溪、

                                                  こうして男女のやりとりを客観的に見ると、やっぱりというか、お互いしばらく離れていた方がいいような気がして来たわ。


                                                  それなら・・・


                                                  「しばらく会わないっていうのはどう?加集さんは残業続きで疲れてるみたいだし、溪も料理教室に通いたいのよね?平日はこうしてお昼に毎日顔を合わせられる恵まれた環境なんだから、これからは週末だけ会うっていうのがお互いにとってもいい事なんじゃない?」


                                                  由佳は溪が言えない事を代弁した。

                                                  乙女ですって 121 (R-18) キスをしたら微笑みを返して 

                                                  Posted by 碧井 漪 on   0 

                                                  にほんブログ村 小説ブログへ
                                                  にほんブログ村 小説ブログ

                                                  ブログランキングならblogram
                                                  blogramランキング参加中!





                                                    いやいやいや、ないないない。


                                                    溪ちゃんはそんな子じゃない。


                                                    でも待て俺。


                                                    俺が溪ちゃんだとして、もしもあんな年下のイケメンが夜、突然部屋に訪ねて来て、



                                                    『綿雪さん、俺・・・綿雪さんがどうしても忘れられないんです。加集さんに内緒で時々会って貰えませんか?』


                                                    『そんな、困ります・・・私が好きなのは加集さんで・・・』


                                                    『わかってます。だけど、俺も綿雪さんの事がずっと好きだったんです!』



                                                    そこで寺沢が溪ちゃんの部屋に押し入り、強引に・・・


                                                    うわー!!!ヤメロ、俺の想像力!


                                                    するな、淫らな想像を!


                                                    ・・・確かめよう、怖いけど溪ちゃん本人に聞いた方が確実だ。


                                                    今夜、溪ちゃんは寺沢に会ったのか、

                                                    そして部屋に入れたのか、


                                                    それから何かされたか・・・は、訊ける自信がないけど訊いてみよう。


                                                    「ピンポーン」加集は溪の部屋のインターホンを鳴らした。


                                                    ・・・・・・あれ?


                                                    乙女ですって 120 (R-18) 好きだった人

                                                    Posted by 碧井 漪 on   0 

                                                    にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
                                                    にほんブログ村 恋愛小説(純愛)
                                                    ブログランキングならblogram
                                                    blogramランキング参加中!





                                                      「えっ、寺沢さんがどうしてここに?」


                                                      「明日までに私のサインが必要な書類を、この近所に住んでるからって部長に届けさせられたんだって。私、明日は出社するから、自分で提出するわ。寺沢さん、溪の事をちゃんと送り届けてよね。溪はストーカー被害とか受けてるから、無事に部屋に入るまで、怪しい奴がいないか、周辺を見張っててね。」


                                                      「ストーカーですか?・・・分かりました。」


                                                      「え、そんな、いいです。由佳、私タクシーで・・・」


                                                      「暇なんだって、寺沢さん。ねー?そうよね?冬のボーナスで買ったばかりの新車でドライブ行くんでしょ?」


                                                      「西尾さん、どうしてそれを知ってるんですか。」


                                                      「営業部の女子達が話してたから。メグちゃんの新車に乗りたーい!って。」


                                                      「ははっ、一体誰から聞いたんでしょうね・・・」


                                                      「ほら、溪、乗って。そうそう、メグちゃん。溪に変な事したらコロすからね。」


                                                      「変な事って何ですか。何もしませんよ。」


                                                      「じゃあ、明日は会社行くから、ゲホゲホッ、あ、咳はもう大丈夫、ゲホン!気を付けて・・・」


                                                      急に咳き込み出した由佳に背中を押された溪は、寺沢の車の助手席に乗り込んだ。



                                                      しあわせの実

                                                      Posted by 碧井 漪 on   0 

                                                      BIRTHDAY2015

                                                      にほんブログ村 トラコミュ イラスト・まんが・挿絵・デザインへ
                                                      イラスト・まんが・挿絵・デザイン

                                                      ブログランキングならblogram
                                                      blogramランキング参加中!





                                                        あなたが私の心に宿した

                                                        あの日の種から芽が出ました




                                                        あなたに笑顔を向けられる度

                                                        大きくのびのび育った心の中の樹には

                                                        葉が生い茂り

                                                        花が咲き

                                                        とうとう

                                                        見事な実が成りました






                                                        熟したこの実をもいで

                                                        あなたに届けたい



                                                        勇気を出して

                                                        心の中に大きく実った気持ちを

                                                        今のあなたに伝えたい




                                                        赤くて丸くて

                                                        撫でているとしあわせな気持ちになれる実は

                                                        あなたを見る度に感じていた

                                                        甘酸っぱくて爽やかで大好きな実と同じ味かもしれない



                                                        あなたへ一番に届けに行きましょう



                                                        おまもりに

                                                        しあわせの実に似ている林檎を一つ持って



                                                        あなたがいてくれたから

                                                        しあわせになれましたと

                                                        伝えたい



                                                        あなたが大好きです



                                                        しあわせの実のおかげで

                                                        またあなたの笑う顔が見られます



                                                        もう一度

                                                        種から

                                                        今度は一緒に育てて行きましょうね



                                                        今までもこれからもずっと大好きなあなたへ




                                                        乙女ですって 119 (R-18) 乙女たちの夜の語らい

                                                        Posted by 碧井 漪 on   0 

                                                        にほんブログ村 トラコミュ 長編小説、ノベルシリーズへ
                                                        長編小説、ノベルシリーズ


                                                        ブログランキングならblogram
                                                        blogramランキング参加中!





                                                          「溪、どういう事?好きなら会いたいって思うのが普通でしょう?会いたくないって思ったら好きじゃないって事じゃないの?」


                                                          「好きだけど・・・だけど会うのは、よくわからないけれど、あんまり好きじゃない。」


                                                          「会うのが好きじゃない?毎日会うのが鬱陶しいって事?」


                                                          由佳は溪の答えを、一番知りたい真琴の想いを重ね合わせて聞いていた。


                                                          真琴さんは、毎日家に来る私が鬱陶しくなった、そういう事?


                                                          付き合うと言ってくれたのは、『恋人として付き合えば気が済むんだろ?毎日自宅に来るな』という事だった?


                                                          『勝手に俺にのぼせあがった女が、毎日毎日自宅に押しかけて来て迷惑なんだ。結婚を前提に付き合うと言っておけば落ち着くだろう。それでしばらく会わなければ俺の事なんて忘れてくれるだろ』


                                                          ううん・・・真琴さんはそんな回りくどい事する人じゃない。


                                                          『貧乏暇なし』が口癖、そして何事も効率重視の人だから、事を面倒には一切しない、シンプルイズベスト。


                                                          面倒?


                                                          真琴さんの過去の話と面倒が関係ある・・・とか?


                                                          私とは付き合いたいけど、過去の話を私にするのが面倒で先延ばしにしたいから会いたくない、とか?


                                                          それとも、過去の女を思い出し、やっぱり私とは付き合いたくなくなった・・・とか?



                                                          乙女ですって 118 (R-18) 会いたい人会いたくない人

                                                          Posted by 碧井 漪 on   0 

                                                          にほんブログ村 小説ブログ 恋愛小説(純愛)へ
                                                          にほんブログ村 恋愛小説(純愛)

                                                          ブログランキングならblogram
                                                          blogramランキング参加中!





                                                            菜津子の家に行った月曜日の夜も、溪は加集に自宅アパート前まで送って貰っていた。


                                                            いつもただ送って貰う事が申し訳ないと感じている溪は、火曜日の夜は残業になった加集を待たずに一人で帰宅していた。


                                                            久しぶりに一人で過ごす夜。


                                                            加集と付き合う以前の溪は毎日が一人で、その時はどこか空しさを感じながら過ごしていたが、不思議と今は自由で晴れ晴れとした気持ちでいた。


                                                            加集さんの事は嫌いではない・・・けれど、一緒に過ごして夜が深まって来ると、だんだん胸が重苦しくなってしまう。


                                                            好きだけど、ずっと好きだったけれど、こんな風にお付き合い出来るとは考えた事が無かったから・・・


                                                            それに、加集さんはどうして私と付き合ってくれたのか、まだよくわかっていない。


                                                            加集さんは、菜津子さんの事が好きだった・・・けれど菜津子さんは安藤部長とお付き合いして、加集さんは菜津子さんを諦めた。


                                                            でも、菜津子さんは安藤部長と別れてしまって、今は一人・・・


                                                            加集さんが菜津子さんの事をまだ好きなら、私と別れて菜津子さんとお付き合いするという事も出来るかもしれない。



                                                            該当の記事は見つかりませんでした。