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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

オンナダカラ オトコダカラ 2

Posted by 碧井 漪 on   0 

この人は他のヌードモデルとは違っている。


裸というものをその身に纏っているように、毎回新たな小気味よい錯覚を与えられていた。


写し取るとカンバスに、その肢体から滲み出ているみずみずしさが宿って行く。


しかし、この人の剥き出しの心は純粋で、触れたら桃の皮のように簡単に破れてしまうに違いないと断言出来る。


相違相恋 2

Posted by 碧井 漪 on   0 

相違相恋2




今日は何かある日なのか?


聞き返さなければ良かったと後で思った。


聞かされないままでいたら、俺は穏やかな生活が送れていただろうか。


どくんどくん、と急に心臓の音が強くなり出した。


馬鹿、俺・・・何でどきどきしてんだよ。


とてもかくても 1 (R-18・エロス系) 

Posted by 碧井 漪 on   0 

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    生きてる事ってとにかく苦しい。


    辛い。


    悲しい事ばかりある気がする。


    死ぬまで繰り返し続く。


    息切れしても毎日休めずに続く。


    でもさ、死んだら、全部消えちゃう。


    今まで築いてきたものもすべて。


    集めたものも、貯めてたお金も、出逢った人達も、積み重ねた知識も、記憶も、感情も、


    感覚も失って、サヨウナラ。


    過ごした時間は無駄になり、費やしたお金も資源もすべてパァ。


    何の為に生まれてきた?って問われる。


    何の為に死んだ?かな?


    何の為に誰の為に生きた?とは聞かれないのは何故だろう。


    自分が死んだ後、


    葬式に集まる生前の家族・親戚・友人。知人達。


    好き勝手言ってくれている姿が見える。


    何の為、誰の為に生きた?


    それだけは誰一人、口にしなかった。







    ピピピピピ、ピピピピピ、ピピピピピ・・・


    夢かと解って、ホッとしたかって?


    いや、落胆した。


    寝てる間に息が止まれば安らかにイけるとか考えていたから、


    ああ、また今日も息苦しい日常を汗水垂らして一生懸命に生きるって芝居をシナクチャならないわけね、と哀しい自分を宥める。


    芝居とは、我ながら上手い事言ったものだと思った。


    親の期待に外れないようなイイコを演じ続けてイキ続けるコトに疲れた。


    そんな事したってこの世では報われないってコトがよくわかった昨日。


    今日は、違うコトをしよう。


    いつもの自分と真逆の事をして、


    バチが当たって死んでもいいから、


    イイコではないコトをしよう。


    このカラダに快楽を浴びせてアゲよう。


    サイゴに。










    それから七年経った。


    まだ生きている。


    今は、死ぬとか云々(うんぬん)考えている時間の余裕がなくなって、必要なくなった死のうと考える気持ち。


    誰かを羨む事もなく、自分はこれでいいと思う場所に今は居る。


    人の心なんて簡単に変えられる。


    特に、カネと権力を手に入れてから三年とかからなかった。


    自分の命の価値を決めるのは誰かなんて考えている内は成功しない。


    とてもかくても、だ。


    私は私を死ぬまで生きるしか出来ない代わりに、


    生き終えるまで、


    とてもかくてもあたしを主張する事に決めている。


    それから、ずっと、愛してる 99

    Posted by 碧井 漪 on   5 

    「瑞樹さん・・・?」


    目の前に君の気配を感じてはいるけれど、今は無視してしまいたい。


    いや寧ろ、


    無視して欲しい、僕を。


    この世に存在している事が恥ずかしくなる。


    全身を掻き毟って、


    全ての皮膚を剥がしてこの嫌な温度の血を流し、


    君の前に別の人間として生まれ変わってから現れたくなる。


    それから、ずっと、愛してる 97

    Posted by 碧井 漪 on   3 

    このレストランは西向きの丘の上。海に面している。


    丘の下をぐるりと反対へ向かうと、東向きの平野が広がり、


    田畑、そしてビニールハウスが所々並んでいた。


    僕の車に乗っているのは、


    助手席に君と、


    後部座席に式部 郁(しきべ かおる)さんと長男の羽月(はづき)くん。

    どこから読もう・・・と迷った方へ&お知らせ+投票

    Posted by 碧井 漪 on   6 

    「何このブログ」


    「どこから読んでいいのかわかんない」


    昨日はかつてない程のアクセスをいただきましてびっくりしています。


    (でも感想をカケナイ感じ、もしくはソコまで楽しめないブログ、なのですよね^^;エエワカッテマスT▽T;)


    18歳以上の方しか読んでいらっしゃらないと思いますが・・・


    当ブログのおススメは続きをご覧ください。↓

    それから、ずっと、愛してる 96

    Posted by 碧井 漪 on   0 

    少し道が混んでいて、大和さんに教えて貰った、


    元ペンションを改造して作られたデザートビュッフェのある郊外のレストラン前に到着したのは、14時前だった。


    『close』というプレートの掛けられた洒落た作りのドア。


    人けのないその店の裏手には、うっそうとした森が続いている。

    それから、ずっと、愛してる 95 ☆☆

    Posted by 碧井 漪 on   3 

    「チェックインして来たよ。これが鍵ね。それじゃ、僕は帰るよ。明朝までごゆっくり。」


    「ありがとうございます。」梧朗は陸奥からカードキーを受け取った。


    エントランスを出て行く陸奥さんを見送った後、ぐるりとロビーを見回した姫麗は、


    「あの、マスクとか眼鏡とかしなくていいんですか?」と他の利用客の目を気にして梧朗に訊いた。

    それから、ずっと、愛してる 94 ☆

    Posted by 碧井 漪 on   0 

    梧朗はお昼から雑誌の表紙撮影と新ドラマ出演者の取材の仕事を受けていた。


    梧朗が心配だった姫麗は、現場まで付いて来て、付き人としてずっと隅に控えてその様子を見ていた。


    あなたの気持ちが解る訳がない。


    アタシを深く悩ませる家族がいないから。



    それから、ずっと、愛してる 93

    Posted by 碧井 漪 on   3 

    二週間後がお母さんの命日だという。


    まるで、天国のお母さんが引き合わせてくれたみたいだと、お父さんはまた泣いていた。


    君の黒い髪と黒い瞳、そして涙腺の緩さは、お父さん譲りだったんだね。


    お墓参りに行く日に再びみんなで会う約束をして、君と僕は帰宅した。


    それから、ずっと、愛してる 92

    Posted by 碧井 漪 on   2 

    梧朗は、父親の『自分』と言った声が似ていると感じられた時、嫌だと思った。


    そして、『俺』でも『僕』でも『私』でもなく『自分』と己を指す言葉を使っていたルーツが、


    記憶の底辺に残っていた父が元々使っていた言葉だと思い当たった時、


    家族を捨て、憎みさえしていた父を、


    自分は、実は求めていたのかという考えが過ぎると、


    とてつもなく嫌な感情と同時に、すとんと合点が行くような妙な感覚も覚えた。



    それから、ずっと、愛してる 91

    Posted by 碧井 漪 on   0 

    「おに・・・ちゃ・・・」


    君は僕の方ではなく、お兄さんへ涙を零した瞳のまま、顔をふいと向けた。


    君の涙に濡れた顔は僕からは見えない。


    お兄さんは、落ち着いた様子で君の涙を親指で拭いながら、


    うんと頷いて、


    「・・・ほんの少し前、先に聞いていた。」


    そう言うと、


    それから君の頭をやさしく撫でた。

    それから、ずっと、愛してる 89 ☆

    Posted by 碧井 漪 on   0 

    きっと君は、親に対して甘え方というものががわからなかったのだろう。


    だからどこまでどうやって接したらよいのかという距離を測れないでいる。


    僕もそうだ。


    僕の場合、特に母の存在というものを認識する前に逢えなくなったから、


    距離どころの話ではないのだけれど。





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