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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

水晶の雨 2 R18

Posted by 碧井 漪 on   0 

水晶の雨2






静かになった。





携帯の時計を見ると18時過ぎ、薄暗い。最近日が短くなったと感じていた。





退社時間までに誰かが気づかなければ、ずっとこのまま?





明日の朝になっても出勤しなかったら誰かが家に連絡して、そして帰っていないと家族もチームも探してくれる筈。




・・・もう一度、携帯電話の画面を見る、18:03 Fri。






金曜日、明日は土曜日。会社は、休み。






犯人は知ってて、休みだと解かった上で計画を実行したと言うの?





絶望という二文字が頭の中で大きくなった。






膝を抱えて顔を埋めたまま、顔を上げたくない。何もない暗い部屋に部長と二人閉じ込められて、何もかも夢だと思いたい。





現実はそんなに甘くないと、奥歯を噛み締めて逃避したい気持ちを封じ込めた。

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