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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

バッドエンド&ハッピーリスタート 2

Posted by 碧井 漪 on  

アンド1

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12月のクリスマス前の人気(ひとけ)のない午後の海。


けじめをつける為に彼女を海へ誘った。


初めてのデートは今とは真逆、夏の夜、花火大会だったな。


髪を切ったばかりだから似合わないよ?と前置きした彼女が披露してくれた浴衣姿は、今まで見たどんな恰好より可愛くて、俺は握った手に汗をかき、彼女と手を繋ぐタイミングを失った。


浜辺前の道路に立ち並ぶ人ごみの中で肩が触れ合ってどきどきしたのは束の間、すぐにぎゅうぎゅう鮨詰めになり、とにかくはぐれないようにと彼女の肩を抱いた。高二の俺は、それだけでもう頭ン中カーッとなって、人混みの中、余計暑さが増して辛かったのはよく憶えている。


驚いて上げた彼女の頬の色が変わっていたかは暗過ぎて判らなかったけれど、嫌がられなかったようだったのでホッとしたな。


暗がりの中、上がる花火の光に照らされた彼女の、いつもより艶めく唇を見たいけど見ていられなくて、ずっと足元のくたびれたスニーカーを見てた。


それから帰り道、どうやって帰って来たんだか、浴衣と唇でいっぱいになった俺の頭から、見た筈の花火や帰り道の記憶は全てブッ飛んで・・・


バッドエンドアンドハッピーリスタート 3 最終話

Posted by 碧井 漪 on  

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過去のあの時、二つあった道は、一つしか選べなかった。


未来は二つあったと考えていたあの頃を振り返って思う。


結局人生は一つしかなかったと。


初めからこうなる運命だったのかと考えたり、

いや、あの時、もう一つの人生を選んでいたらと溜め息を吐いてみる。


あの頃の私の人生を大きく動かす力になったのは、なんといっても「恋」だった。


「恋人」と別れる、それを決めた日が分岐点だったと思っていた人生は、そうではなかった。





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