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sazanamiの物語

恋愛小説を書いています。 創作表現上の理由から、18才未満の方は読まないで下さい。 恋愛小説R-18

甘すぎる感情 222

Posted by 碧井 漪 on  

「はあっ?なんだ、それ。」


「さっき、”無理してますよね?”って聞いたら、”まあ”って認めましたよね?」


「ああ、それは”好き”ではないとかそういう意味じゃなくて・・・・・・」


君から離れるのが怖くて、震えそうなのを無理してる────なんて言えないな。


「もういいです。すみません、帰ります。」

自殺相談所 88 心労

Posted by 碧井 漪 on  

「はーっ、食った食ったーっと。」


俺より一足先に鮭茶漬けを食べ終えた店長が、どんぶりの中に陶器のレンゲをカランと置いた。


「ごちそうさまでした。」


同じく、どんぶりの中にレンゲを置いて両手を合わせた俺に向かって店長が訊いた。


「リョウタ、家でも、手、合わせるの?」


「時々。」

甘すぎる感情 221

Posted by 碧井 漪 on  

「好き、です。先輩が好き!」


君の気持ちが分かるよ、だって─────「俺も、好き。松田が好き。」


君の耳の傍で囁くと、君が少し震えた。


頭痛も吐き気も耳鳴りも、君の体温が遠ざけてくれる。


消えたくない────なんて、こんなに強く願った事は今までにない。


今まで全部否定して居たものが、肯定に変わる。

甘すぎる感情 218

Posted by 碧井 漪 on  

「黒コショウは入れないんですか?」


「あー・・・・・・おいおい話そうと思ってたけど、俺、刺激物控えてるんだ。コショウとか七味とか、あとカフェイン、チョコとか酒も。」


「それ、って、カイト・・・・・・いえ、もう一人の人格にならないように?」

甘すぎる感情 217

Posted by 碧井 漪 on  

君の前に、皿に盛ったパスタを置いた。ほかほかと白い湯気が上がって居る。


「出来た。食べよう。」


「えっ、もう?」


「料理って程の料理じゃないから。あ、そうだ。野菜足そう。んー、レタスとミニトマトしかないけどいい?」


「十分です。手伝います。」

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