夜の天気雨 42 R-18 あなただけが欲しい - sazanamiの物語
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    夜の天気雨 42 R-18 あなただけが欲しい

    大和の、やわらかくてあったかい唇に愛されて、蕩けてしまう。


    夢、かしらと一生懸命目を開く。


    違う、夢ではない。


    私の胸に触れる大和の指と舌が滑らかに動かされ、どんどん動悸が激しくなって来た。

    だめっ、だめ・・・まだ、さっき触れられた恥ずかしい部分が熱くてドロドロしているのに、今度はぎゅうっぎゅうって、奥の方が疼くようになってしまう。


    あ、あ、乳首、だめ。


    舌でペロッと舐められた後、唇できゅうっと締められると、ぞくぞくぞくっと何かが迫り上がる。


    耐え切れずにたんぽぽが背を反らして膝を曲げてしまうと、大和はそれを割って震える体に覆い被さる。


    「ね、挿れてもいい?」


    挿れるって、あの部分に大和のを、ぎゅうっていっぱいになる感覚の・・・・・・痛いけど、大和は痛くないって、気持ちいいって言っていた。


    だめと言えない、言いたくない。


    「はい。気持ち良くなれるなら、い、いっぱい・・・」いっぱいなんて怖いけど、大和がいいなら、私は・・・


    「目を開けて、力抜いてて。」


    「はいっ!」


    「・・・じゃあ、俺にキスしてよ。」


    えっ?今キスを?


    私の上にある大和の顔に近付く為に、肘を立てて起き上がろうと上体を浮かせた。


    「もう少し。」と、私がキスするのを待っててくれる大和。


    んっ、と腕に力を込めた時、ぬうっ、と何かを感じた。


    ぐうっ、とそれが奥に入り込んで来た時、ベッドに沈められた私は、大和からの深いキスを受けていた。


    ぬっ、ぬうっ、と押したり引いたりされる中で、痛みは感じなかった。


    ほっとした瞬間、脚を大きく開かれて持ち上げられ、中に挿入っているものを、奥まで突き刺さるように、ぐぐっと動かされた。


    「い・・・っ、ああ・・・っ!」


    ぐっ、と奥歯を噛み締め、痛みを堪えていると、

    「痛い?」と心配そうな声で大和が訊ねた。


    「大丈夫です・・・続けて下さい。」


    「・・・・・・」薄く開かれた瞼から覗く、大和の瞳を見てしまった。


    どきん。


    たんぽぽは大和の見せた男の色香に戸惑った。


    すうっと落ちてくる唇に捕らえられ、動けないたんぽぽに、深くまで穿たれる大和の熱を、本当に全部受け止め切れるのかという不安がたんぽぽの頭を過ぎる。


    『チカラヌイテ』


    その言葉通りにしようと、強張っていた体からチカラを抜こうとたんぽぽは懸命だった。


    委ねた体はどんどん火照り、ゆさゆさと揺さぶられながら、与えられる質量は最奥に到達する。


    深く繋げられた部分を、絶え間なく擦られ、昂ぶらされて・・・・・・


    ああっ・・・・・・!


    荒い息を吐き続けたまま、大和の体にしがみつくたんぽぽに、

    「辛い?もう、俺・・・イクよ。」大和は少し汗を浮かべた顔でそう言うと、

    二度、三度とやわらかな肉襞の奥に打ち込み、きつく締め付けられた大和は、たんぽぽのナカで果てた。










    「話、聞くよ。」


    再び入ったバスルーム、ぬるめの湯船の中で俺はたんぽほの体を、やっぱり後ろから抱きながら耳元で囁いた。


    「あ・・・はいっ、ええと・・・」


    「どんな話?」


    「か、会社は、お仕事は、どうですか?」


    つつっと指先をたんぽぽの襟足からうなじを伝い、背中の方まで下ろして行くと、ぶるっと身震いして可愛い。


    「ん?順調、というか慣れるまではこれでいいのか?って感じだろうな。」


    「すみません、私のせいで大和を大変な目に遭わせてしまって。」


    「別にたんぽぽのせいじゃないよ。丁度良い機会だったんだ。いつまでも義兄に甘えてばかりじゃいられなかったしさ。ただ、こんな俺があの会社の社長になんかなって良かったのかって思うけどな。」


    「大丈夫です。大和ならきっと良い社長になると思います。」


    「そうか?みんなに迷惑掛けてなければいいけどな。」


    「秘書課の人達とは、どうですか?」


    「ああ、秘書の人達?みんな有能でさ、俺が追いかけてる感じかな。」


    「そんな、追いかけてるだなんて・・・」


    「ん?どした?」


    「好きな人とかいますか?」


    「好きな人って?」


    「秘書課の人の中で・・・みんな綺麗で頭の良い人ばかりですから。」


    「あー、そういう事か。」また愛人疑惑?


    「そういう事って?」とぼけんな。


    毎回そんな事ばっか疑われてたら、俺だってムカつくって解れよ。


    「たんぽぽに好きな人が出来たんだろ。それで俺にそんな事を訊いたって訳だ。」


    「えっ?好きな人って、私がですか?違います。」


    「嘘だな。」


    「本当に、違います。」


    ほーら困ってる。たんぽぽだって、疑われるの嫌だろ?


    「大和に好きな人が出来たのでしょう?」


    まだ言うか。それなら。


    「まぁ、いるにはいるけど。何でそんな事知りたいの?」


    「やっぱり、いるんですね。誰ですか?」


    「教えなーい。」


    「堀越さんですか?」


    やっぱな。完全にやきもちだ。可愛いヤツ。


    「堀越さんか。まぁ仕事出来るけど、違うな。俺の好みは・・・」ぐぐっ、たんぽぽが俺を食い入るように見つめる。


    「好みは、何ですか?」


    「キスの上手い女。」と言った途端、ぐるん、とたんぽぽは体の向きを俺の方に変えて、圧し掛かるようにキスをしてきた。


    ちょっと・・・おい、どうしたんだよ。


    「大和・・・私のキスはだめですか?」


    俺に新たに出来た好きな女とやらに張り合おうってのか?


    「うん、だめ。」


    しょげた顔を見せるたんぽぽに「こうだよ。」と深く長いキスをする。


    はぁはぁはぁ・・・上気した顔を見せるたんぽぽに「のぼせるから出よ?」と言うと、ふるふると首を横に振り、「キス以外では、どんな人が好きですか?」俺の肩に手を載せたまま訊く。


    「んー?セックスの上手い人。」くすっ、と笑ってしまいそうになるのを堪えて続ける。


    「せっ、くす・・・」たんぽぽがどういう反応を示すか気になって、つい言ったけど、


    どこかを凝視したまま立ち上がったたんぽぽは俺の手を引っ張り、「して、下さい。」


    「え?」


    「せっくす・・・して、大和。」


    最初は浮気でも疑われてるのかとムカッとしたけど、実はやきもち焼いただけだと判ったたんぽぽが可愛くて、つい苛めてしまっただけなのに、こんな展開になるとは。


    「どうしたら、せっくすが上手くなりますか?」


    いや、それって真剣に訊く質問じゃないだろ。










    バスルームから出て、ベッドに二人で横たわって抱き合うと、俺はたんぽぽの耳に唇を当てて

    「たんぽぽ、ごめん、嘘・・・」と白状した。


    「嘘って、何がですか?」


    あらら、ムキになってる。


    「俺が好きなのは、たんぽぽみたいな人。」


    「たんぽぽって、あの、黄色い・・・」


    ・・・ったくもう、解れよ。


    その口、塞いでやる。


    お前だよ、たんぽぽ。


    俺の愛が足りないっていうの?


    こんなに愛しいって思うのに、まだ伝わらない?


    「愛してるって言ってるだろ。まだ足りない?俺は、お前だけが欲しいって言えば解る?」


    「大和。」泣きそうな顔を見せるたんぽぽ。


    「お前こそ、俺の事好きなの?だったら欲しいって言えよ。ああして、こうしてって、俺にねだれよ。」


    「だ、って。」ボロボロッ・・・泣いた。


    「だってって何?風呂だって入りたいならそう言えよ。」指でたんぽぽの涙を拭ってやる。


    「はい。ごめんなさい。」


    「だめ、許さない。今日はやさしく出来ない。」首筋からつっと舌で下がり、肩口を噛んだ。


    手は、指は、愛し過ぎて憎いその体、胸と、それから濡れて欲しい部分に伸びる。


    「あっ、んっ、大和!」


    たんぽぽの体、感じる部分を連続で責め続ける。


    「声、出せよ。もっと。」


    「あ、あああ・・・うぅぅ・・・」


    「もっと。」


    「はい、いぃっ、ああーっ、あっ!」


    感じているのか、激しく身をくねらせるたんぽぽ。


    「気持ちイイ?」


    「気持ち、いい、です・・・あぅっ、あ、あ、あ、だめぇ・・・んっ・・・」


    張り詰めた表情を浮かべ、大きく背を仰け反らせたたんぽぽの体から、突然何かがぷつりと切れたように、力がふっと抜けた。


    俺は、果てたたんぽぽの体をうつぶせにして、お尻を掴んで持ち上げた。


    「俺を欲しいって、言って、たんぽぽ。」


    「はぁ、はぁ・・・はぁっ、欲しいです。」


    「何が?」


    「大和が、欲しいです。」


    泣き出してしまいそうな声を絞り出して、俺の為にそう言うたんぽぽ。


    ごめん。まだカラダ辛いよな。解ってる。


    でも、俺も不安なんだ。


    欲しいって言われたいのは、もうすぐ離れてしまうから。


    離れても、俺を忘れないで、ずっと求めてて欲しいなんて思ってしまう。


    お尻を突き出した恰好のたんぽぽの蜜穴に、後ろから自身のモノを埋めて行く。


    たんぽぽのナカ、すごく濡れてる。強く求められてるみたいで、とても興奮する。


    「くっ・・・ぁあん!」


    俺はたんぽぽの穴の中に突き挿しながら、後ろから伸ばした手でたんぽほの両胸を掬い、やわやわと揉みしだいた。


    「あっ、あぁ、やま、と・・・はぁっ、あぁん・・・」


    ず、ずぷっ、根元まで全部、たんぽぽのナカに挿入った。熱い、そしてさっきと同様、きつくきつく締め付けられる。


    こんなにぴったり嵌るのに、愛し合ってるのに。何度求めても、満たされない。


    何で不安って消えないんだろうな。


    お前も不安、俺も不安。


    言葉も体も超えて、伝えるにはどうしたらいい?


    難しいな、愛って。


    この快楽の波が引いたら、同時に愛も冷めてしまうのかと、

    この先の事を考えた俺は、きっと今のたんぽぽよりも不安になっていると感じていた。



    夜の天気雨42

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    ※2017.4.12 改稿





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      コメントありがとうございますm*T▽T*m

      暑いですね[^0^;]A

      昨年よりも暑い気がします。


      夜の天気雨は現在2月~3月なのでまだまだ寒い時期です。

      コタツとか出てきたりしてますね。


      ラストまでもう少し、二人を温かく応援してくださってありがとうございますm^-^m
      プロフィール

      碧井 漪

      Author:碧井 漪
      絵師 西洋蔦(ib)さんと共に更新中


      作品の著作権は
      sazanami&ibにあります。
      無断転載は禁止しています。



      ☆総合目次☆

      *乙女ですって 相関図*

      *近男 登場人物紹介*

      *SとS 家系図*

      *恋愛小説 官能小説 作品一覧
      +覚書 2017.2*

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      2014.10.16設置



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