夜の天気雨 34 R-18 - sazanamiの物語
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    夜の天気雨 34 R-18

    今まで何故結ぶ、結ばれるというのか解っていなかった。


    今は何となくだけど感じている。


    縁を結んで、繋がるカンカク。


    二つの別々だったものが一つに結ばれて、永く果てない未来へ繋がる希望のように見える。


    一人ではないという安心感。怖れずに、このままどこまでも行けそうだ。


    一緒に連れて行く、いや、連れて行かれる・・・そこがどこでもいい。


    お前が行くなら俺も行く。


    離れない、離さない、いや、離れたくない。







    キス、キス、キス・・・


    全身にキスをして、舌で、その火照った肌を愛撫する。


    初めて裸を見せ合った夜。


    ふるふるっとベッドの上で震える、目の前の小さな体は、これから俺のものになる。


    初めてではない俺も、どこか緊張して、恥ずかしそうに身を捩るたんぽぽに、ドキドキさせられる。


    「力、抜いて。痛かったらやめるから、すぐに言って。」


    耳元で囁くと、目をぎゅっとつぶったまま、こくんと頷くたんぽぽ。


    仰向けのたんぽぽに覆い被さるようにして、深く口の中に挿入り込むキスをした。


    やがてうっすらと開かれた、たんぽぽのトロンと潤んだ瞳を見たら、胸を弄っていた手が自然と下に伸びていた。


    茂みの奥の、まだ他のどんな男も触れた事のない場所に、指を伸ばす。


    小さな突起に触れると、ヒクンと竦んだ。


    まだ乾いている部分。


    脚を開かせ、顔を埋めた。


    「・・・大和、だ、め・・・」


    「痛くしないから、力抜いて。」


    「恥ずかしい、です・・・」


    「お願い。」


    俺がそう言うと、たんぽぽは「はい」と小さく返事をして、脚に入れていた力を抜いた。


    唾液で濡らしていく。鮮やかな色のコリコリした部分を舐めると、ピクピクと、腕に触れているたんぽぽの脚が動いた。


    少しだけ潤った穴にも舌を這わせ、中に挿し込む。


    くるりとしてから抜き挿しすると、「ふ・・・」とたんぽぽの甘い息が漏れた。


    唾液で濡らした人差し指を、ゆっくり蜜穴の中に滑らせていく。


    ず、ず、すぷっ。


    入った。


    「・・・あ」顎を上に突き出し、掠れた声を上げるたんぽぽの両手は、シーツをギュッと掴んでいた。


    花のようにきれいな色の襞を広げ、奥に舌を突き入れる。


    「ん・・・んんっ!」上の突起から蜜穴まで、舌で何度も往復して、カラダの奥まで届くように感じさせる。


    本当はその顔を見たいけれど、今は、このまま感じさせてイカせたい。


    味わった事のない快感を、与えられたらと思っていた。


    我慢しなくていい、今まで我慢してきたんだ。


    抑え付けないで、解放してやりたい。


    俺の知らなかった愛を教えてくれたたんぽぽに、嬉しい事も、楽しい事も、気持ちいい事も、世の中にはいっぱいあると教えてあげたい。


    ほら、イッて。


    感じていいよ、もっと、激しく、体の奥の熱を出して。


    「はぁ、はぁ、はぁ。大和っ!私、おかしく、なりました・・・」


    「いいよ、もっと力抜いて、波に委ねていいから。」


    「な・・・み、ってぇぇっ?」


    はぁ、はぁ、はぁ、はぁっ・・・あと少し、イケ!


    「・・・っ!」ビクッ、ビクビクッ、舌に伝わる感覚。たんぽぽの脚も震える。


    イッた?かな。


    トロッと、落ちてくる液体をペロペロと舐めると、

    「や、大和、だめ・・・あ・・・」脚を閉じようとするたんぽぽの頬は真っ赤に染まっていた。


    「イッたの、初めて?」


    「行った、って、どこに?」


    「うーん、天国?どう?気持ち良くなかった?」「よく・・・解りませんけれど、体中の力が抜けて、頭の中が真っ白になってしまいました。」


    「もう二度として欲しくない?それともしたい?」


    「え、あ・・・でも、大和が、こ、こんな所を舐めるのは、やっぱり・・・」


    「俺が舐めたいって言ったら、また舐めさせてくれる?いい?」


    「で、でも、今は・・・」


    「わかってる。後で。」


    「はい、それなら。」


    舐めたいなんて言った事なかったな。


    けど、たんぽぽにはいっぱいしてやりたい。


    もっと気持ち良さを感じて欲しいって思った。









    「・・・う、ふ・・・っ」声を抑え、静かに零す涙を隠すたんぽぽ。


    気付いて、頬を伝うたんぽぽの涙を舌で掬い上げる。


    破瓜の痛みを味わわせてしまったたんぽぽの涙はしょっぱかった。


    たんぽぽは、俺のもの・・・だけど痛みを味わわせて嫌われたかもしれないと不安になる、まるで子どもみたいに。


    たんぽぽにとって、初めての行為後、

    「ごめん、ごめんな・・・痛かっただろ。」女を抱いて、初めて申し訳ないと思った。


    「大丈夫です。全然平気です。大和は痛くなかったですか?」俺の事を気遣いながら気丈に振る舞うたんぽぽを見て、

    「痛くない、最高に気持ち良かったよ。」

    「本当に?」

    「うん。」

    「それなら、よかったです。」たんぽぽの額にキスをして、胸に抱き寄せる。


    俺は今まで何人もの女を、何も考えずに抱いていた事を悔いていた。


    何で大切に出来なかったんだろう。


    愛がなかったのは俺だけかもしれない。相手は俺を想って黙ってその痛みに耐えていたかもしれないと、たんぽぽの姿を通して気が付いた。


    たんぽぽを抱かなければ、気付かされなかっただろう。


    たんぽぽに愛されなれければ、この『愛』というしあわせに気付けなかっただろう。


    愛しくて仕方ない気持ちが溢れる。


    それを受け止めてくれるような微笑みを俺に向けるたんぽぽ。


    「笑ってる・・・体、つらい?」


    「いいえ、嬉しいです。大和に抱きしめて貰って、しあわせです。」


    「本当に?」


    「はい。」


    「嬉しいと笑えるようになった?」


    「大和と居る時は、そうみたいです。」


    「俺限定?」


    「はい。大和限定です。」


    「そっか、ゆっくり時間をかければ、嬉しい時に、俺以外の前でも笑えるようになるよ。」「はい。」


    「ねぇ。」


    「はい。」


    「好き、なんだけど。」


    「え?」


    馬鹿だなと思う事も、たんぽぽを見ると言いたくなる。


    「たんぽぽを好きで、仕方ない。」


    「私の方が、もっといっぱい大和の事を好きです。」


    「嘘だ、信じられない。」


    「本当です。」


    「証拠は?」


    「証、拠は・・・これ、です。」


    俺の腕から頭を起こして、唇にくちづけるたんぽぽ。


    それで終わりかと思っていたら、大胆にも歯列の隙間から舌を挿れて来た。


    俺の舌を探して絡み付ける。


    目を閉じて一生懸命なたんぽぽの赤く染まった頬に情欲を煽られる。


    「もう一回。」唇を離したたんぽぽに、再びのキスをねだり、それにたんぽぽが応じている間に、俺は密かに、新しい膜を用意していた。


    キスを落としたたんぽぽの腰を抱き、俺の体の上に跨らせた。


    滑らかなカーブを描く腰をグッと引き寄せると、ごめん、止められない、もう。


    体を起こして抱きながらキスをして、「挿れるよ?」と、たんぽぽの返事は待たず、滾ったものを、誘う蜜がほんの少し残る部分に当て、再び沈めて行く。


    「あっ・・・やま、とっ・・・」


    ず、ずぷっ・・・ゆっくりと、たんぽぽの中に奥まで呑み込まれる。俺はベッドの上に仰向けに倒れた。


    上に乗った恰好のたんぽほは、まだ慣れない二度目の痛みを堪えて、声を漏らさず、俺の肩に両手でしがみつく。


    深くなる結合、そっと腰を突き上げるように動かす。


    ズン、ズンと下からの突き上げに

    「ん、っん・・・あっ、ん・・・」

    声を抑えて我慢するたんぽぽの中は、きゅ、きゅっと俺を締め付ける。


    頬を上気させ、涙を浮かべて、俺に貫かれる痛みに黙って耐えるたんぽぽのいじらしさが、堪らない。


    きゅう、きゅうと体も心も激しく締めつけられて、しばらく後に、俺は再び、たんぽぽに快楽を与えられた。


    たんぽぽにとって初めてのセックス。


    俺にとっても、こんなセックスは初めてだった。


    「大和。」


    「たんぽぽ、ありがとう。愛してる。」愛されて愛して、それはしあわせな事。


    俺に愛を注いでくれるたんぽぽ。今度は俺がたんぽぽに愛を注いで、大切に咲かせたい。


    お前に出逢えて、俺は変わった。今までの世界が、鮮やかなたんぽぽ色に染まったよ。


    たんぽぽの居るこのセカイに暮らせて良かったと、心から思っている。


    熱過ぎず、冷た過ぎず、同じ温度の心地良い体を手離せない。


    蕩けるまで、いや蕩けてしまってもいい、この『しあわせ』としか言えない湧き上がる感情をいつまでも二人で分かち合っていたいと願った。


    「しあわせ」と呟くと「しあわせ」と返ってくる。


    ただ一言だけど、未来を明るく照らしてくれる言葉。


    もう一度聞きたい、その愛しい唇から零して欲しくて、促すようにくちづける。


    二人寄り添い、熱い肌を重ね合わせたまま眠った。


    お互いに、欠けていたものがやっと見つかったと、明るく、とても満たされたと感じられる朝を迎えた。



    夜の天気雨R

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    ※2017.3.19 改稿



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      わぁぁ、素敵!素敵です!
      くるみは男性からの視点では書けないけれど、
      こんなふうに思っていてくれたら幸せだろうなって思えます…v
      小説もイラストも愛が溢れている感じで、感動しちゃいました。すごいです…!

      くるみさん コメントありがとうございますm(__)m

      素敵と感じていただけて、安心しました。

      何より、不快だと思われる文章は、極力書きたくないと思っています。

      明日も仕事になってしまったので、アメブロ更新ピンチです。

      早く書けない自分が悪いんですが((T_T))。・゜゜(ノД`)

      にほんブログ村恋愛小説(純愛)注目記事ランキング1位ありがとうございます。

      イラスト負けしてる今回のエロ…

      まとまりにくかった、という感じを覚えられましたら(どんな感じ?!)ごめんなさいm(。≧Д≦。)m

      ラブラブが続く様に、応援して下さい\(^^)/
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      Author:碧井 漪
      絵師 西洋蔦(ib)さんと共に更新中


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      ☆総合目次☆

      *乙女ですって 相関図*

      *近男 登場人物紹介*

      *SとS 家系図*

      *恋愛小説 官能小説 作品一覧
      +覚書 2017.2*

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      2014.10.16設置



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