暁と星 51 (R-18) あなたも一緒に - sazanamiの物語
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    暁と星 51 (R-18) あなたも一緒に

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    並川は星良のブラウスに手を掛け、

    バッと星良の胸を開(はだ)けると、旺治郎の付けたキスマークを指でなぞった。


    その行為に、星良は震え、鳥肌を立てた。


    「やめて下さい。」


    「叫べば?オウジ助けてって。そしたらオウジは飛んで来るかもよ?」


    「・・・来ません。」


    「どうして?」


    「このお屋敷から出て行くように言いましたから。」


    「はっ、面白いね、星良ちゃん。まだこの家を継いでもいないくせに、もう当主気取り?オウジの雇い主は俺だよ。やるコトやって貰わないと、金払えないんだよね。そうなったら困るのはオウジだから。」


    「だったら、私で実験して下さい。」


    「実験?していいの?」


    「はい、どうぞ。」


    「震えてるけど。」


    「平気です。寒いだけです。」


    「ふうん。じゃあ、俺が抱いてあっためてあげてもいいんだ?俺は手加減しないよ?激しいけどいいの?まだ処女の星良ちゃん。」


    「処女、じゃありません。さっき───」


    「オウジは、嘘吐く女は嫌いだって。」


    星良の体を跨いでいる並川の指先が、ショーツを掻い潜った。


    男の太い指は、乙女の柔らかな秘肉を割って、熱い内襞の奥へと進められた。


    「い・・・いたっ!」


    「おや?オウジとセックスしたんじゃないの?なのにおかしいな。全然濡れてないし、すごく狭くて、まるで処女みたい。」


    「違います。本当に───」「ふうん。」


    ぐぐっ。


    並川は星良のナカから中々指を抜こうとしなかった。


    星良は身動きが取れず、ただじっと痛みを我慢していた。


    「そうだ。今オウジに電話しようか。星良ちゃんが”助けて”って呼んだら来てくれるよ。」


    並川はスマートフォンを取り出して、旺治郎に電話をかけた。


    「嫌です。やめて!」


    星良は、胸は開(はだ)けでブラジャーもショーツも乱された恰好を、部屋に飛び込んで来た旺治郎に見られる事だけは避けたかった。


    もう関わって欲しくない。この家と並川さんに翻弄されて欲しくない。お金が必要なら、後で私が何とかするから、早く出て行って、旺治郎!


    「もしもしオウジ?並川だけど、約束が違うよね。星良ちゃん、処女のままだよ。これじゃあ契約違反だから、報酬半分だ。それでもいい?」


    『並川さん、今どこですか?』


    「どこって、星良ちゃんのベッ・・・」ドスッ。


    星良は縛られた両手で並川の手を殴った。


    トスン。


    スマートフォンは、並川の手からベッドの上に落ちた。


    星良は必死に手を伸ばし、スマートフォンの電源を切ろうと頑張ったが───落ちたスマートフォンは並川が拾い上げた。


    「今すぐ星良ちゃんの部屋に来い。さもなくば、星良ちゃんは・・・」並川はそこで電話を切った。


    「並川さん!」


    「待っててね。今、オウジが来るから。ああ、このままじゃなんかつまらないよね。これと同じマーク、増やしてあげるね。」


    並川の唇が星良の胸の上に落ちた。


    きつく吸われ、チリッ、星良の肌に痛みが走った。それは旺治郎に与えられたのと同じものとは思えなかった。


    やだ、嫌だ、本当に───ぐっ、星良が奥歯を噛み締めた時、


    バタン!


    星良の部屋の扉が大きく開かれた。


    旺治郎?


    星良が部屋に入って来た人物の顔を確かめる前に、星良の体を覆っていた並川は突き飛ばされ、どすんとベッドから落ちた。


    「お・・・」星良を助けたのは旺治郎だった。


    星良は旺治郎の名を呼べなかった。


    険しい顔の旺治郎は黙ったまま、星良の両手を縛る並川のネクタイを解いた。


    「星の姫を助けに来たんだ?王子さま。」床の上に尻もちをついていた並川は、ゆっくり立ち上がり、旺治郎に向かってにやりと不敵な笑みを浮かべた。


    「こんな事、していいと思ってるんですか。」


    星良を抱き起こした旺治郎は、上着を脱ぐと、それで星良の体を包んで抱き締めた。


    星良は小さく震えていた。並川が豹変した事への驚きと、旺治郎をここへ引き戻してしまった罪悪感からだった。


    旺治郎は震えの止まらない星良を抱き締める腕に力を籠めた。


    旺治郎、ごめんね・・・あなたはこのお屋敷を去る筈だったのに、こんな事になってしまって───でも、ほっとしている。あなたの腕の中は、世界中のどの場所より落ち着く。このまま目を閉じて、あなたに甘えてしまいたくなる・・・だけど、そんな私の事は嫌い。


    「オウジがしないから、代わりにしただけ。ああ、そうか。オウジはここを出て行くんだっけ?いいよ?星の姫は俺が引き受けた。とっとと出て行け。」


    「嫌です。」


    頑なな旺治郎に、並川が冷たい目を向けた。


    「姫を離しな。役立たずの王子。」


    「・・・・・・」


    旺治郎は更に強く星良を抱き締めた。


    居た堪れなくなった星良は、

    「離して、旺治郎さん。私なら大丈夫です。あなたは早くこのお屋敷から出て行って。」と旺治郎の腕を解こうと試みた。


    「嫌です。出て行くならあなたも一緒に───」「星良ちゃん、何言ってるの?オウジも。約束が違うよね?このままだと、お金は半分しか出せないよ?困るでしょ、困るよね?星良ちゃん、旺治郎を困らせたくなかったら・・・」


    並川は引き出しから薬瓶を出して、蓋を開けた。


    薬瓶を見た星良は、

    「分かりました。やります。貸して下さい。」と並川に手を差し出した。


    並川から薬瓶を受け取った星良は、ベッドの上で向かい合う旺治郎に向かって、

    「旺治郎さん。口を・・・開けて下さい。」と言った。


    少し考えてから旺治郎は目を閉じ、黙って口を開けた。


    星良が旺治郎の開いた口の前で、薬の入ったスプレー瓶を構えた。


    そして、

    シュッシュッ、シュッシュッ、シュッシュッ、シュッシュッ・・・


    「星良ちゃん、それはスプレーし過ぎ───」


    背後から星良の肩を掴んで止めた並川は、覗き込んだ星良の手元を見て吃驚した。


    「星良ちゃん、まさか!」


    スプレーの噴霧口は、星良の方を向いていた。星良は旺治郎の口に薬を噴霧すると見せかけて、自分の口に薬を噴霧していた。


    ポスン、星良の手に握られていた薬瓶がベッドの上に落ちた。


    「なんて事を・・・!吐け、早く吐くんだ!」


    並川はハンカチを星良の口に突っ込んだ。


    並川の尋常ではない慌てぶりに、星良が薬を飲んだ事に気付いた旺治郎の不安が募った。


    「星良さま、星良さま!」


    両手で首を押さえ、大きく瞠った目をスッと静かに閉じた星良は、張り詰めていた糸がぷつりと切れたように、ベッドの上に倒れた。


    「星良さま!」


    「あああ、なんて事をぉぉ・・・!」


    並川は星良の体に縋って叫んだ。その顔を見ると、涙を流し、まるで星良が死んでしまったかのような絶望を滲ませている。


    「並川さん、どういう事ですか!星良さまは・・・!」


    「あ、ああ・・・もうおしまいだ!」


    並川は頭を抱えた。


    「星良さま!」


    星良の息はあった。しかし・・・旺治郎が揺すっても目を開かなかった。


    体はどんどん冷たくなり、肌の色も青紫に変化し始めた。


    「何を飲ませたんですか!並川さん!」


    旺治郎は並川の襟首を掴み、その頬を平手で叩いた。


    旺治郎に叩かれた並川は、虚ろな目で、

    「あのクスリを飲んだ星良ちゃんはもう、助からない───終わりだ。死ぬ。」と旺治郎に告げた。


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    テーマ : 恋愛:エロス:官能小説
    ジャンル : 小説・文学

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    碧井 漪

    Author:碧井 漪
    絵師 西洋蔦(ib)さんと共に更新中


    作品の著作権は
    sazanami&ibにあります。
    無断転載は禁止しています。



    ☆総合目次☆

    *乙女ですって 相関図*

    *近男 登場人物紹介*

    *SとS 家系図*

    *恋愛小説 官能小説 作品一覧
    +覚書 2017.2*

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    2014.10.16設置



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